校長先生の構想 | 性教育とぽんずともろみ

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2015.12.21 くもり



先週「ステキ❤」な校長先生にお会いした。

お一人は中学の校長先生。

もうお一人は高校の校長先生。



中学の校長先生は

「夜の保健室を開きたい」とおっしゃっていた。

不登校の子たちの中に、

「昼間は学校に来ないけど、

夜になると現れる子がいるんです」

別に悪さしに来るわけじゃないんだけど、

大人はやっぱり警戒しちゃう。

で⇒

「なんだお前ら❕何しに来たんだ❕❔」

って事になり、

もめて、

罰を与えられる事になる。



「彼らは見てほしいだけなんですよ。

ちょっと話聞いてもらって、

そうかそうか…って言ってもらえれば

それで安心できるんです」

「規則を守られなければ家庭に返す…

それをしないと学校全体の秩序は守れない。

だけど、

そもそも、家庭に居場所がない子たちが、

学校から追い出されたらますます孤立します。

夜の保健室に『来いよ』と言えたら、

少しは救いになるんじゃないかと」



そこに助産師さんがいてくれたら

性の悩みにも応えてもらえるから。

「どう?」と。



かんどーーー  クラッカー クラッカー クラッカー




「やりたい‼やらせてください‼」

保健室の番人に立候補してきた。




「どうやったらできるのか考えてみます」

と校長先生。

実現するといいな~




そしてもうお一人の、高校の校長先生。

「私はね。

高校生にも

産休制度があっても良いと思うんです」



現実、高校生は妊娠して、

産むと決めたらほぼ退学。



転校して

サポート校や通信制の高校、

定時制高校を卒業することは

できるかも知れないけれど

公立高校で

そのまま通学⇒卒業はかなりの難。



「産休取って復学して育児しながらでも

卒業できる仕組みがあれば…」

もっと応援できるんじゃないかと思う。

と校長先生。



ステキだ❤❤❤



私も学生時代出産して

子どもを保育園に預けて学生やってた。

広い世間に応援されている感じはなかったな~

でも、狭い世間のご近所さんには

かなりかなり助けてもらって、

おかげで卒業まで行けたと思っている。



高校生に

どんどん産めと言っているわけではない。

基本、高校生には

「今、妊娠は×だよね」と話している。



でも…

妊娠って本来おめでたい事だし…



Aコースを進んでいたけど、

途中ちょっとコースアウトしたから

Bコースに変更してBで卒業します。

って寛容さがあったらいいな~

と、思うのだ。

そしたら

「大変だよ。大変だけど、

Bコース選ぶんならそれなりに頑張ろうね」

と言えると思う。

応援もできると思う。



お二人の構想は実現が難しいかも。

でも、こんなお考えを持っている

『校長先生』がいらっしゃる。

それがステキ。



校長先生=わからず屋

ってイメージ持ってる人…

多い…よね?