50歳以上の新型コロナ感染症(COVID-19)罹患者は、診断後6か月以内に帯状疱疹を発症するリスクが高いことが示唆され「Open Forum Infectious Diseases」誌に掲載されました。
 

 帯状疱疹は、水ぼうそうの原因となる水痘・帯状疱疹ウイルス(VZV)が体の中で再活性化することで発症する皮膚の病気。50歳以上のほぼ全員に、帯状疱疹ウイルスがすでに体内に潜んでおり、免疫システムが抑制される場合に発症します。
 

 研究の結果、COVID-19に罹患した50歳以上の患者は、帯状疱疹の発症リスクが15%高く、帯状疱疹の発症リスクが高い状態は最長6か月間続くこと、COVID-19で入院した患者では、帯状疱疹の発症リスクが21%高いことがわかりました。