ビタミンD不足のために早期死亡のリスクも高まることが報告され、「Annals of Internal Medicine」に掲載されました。
研究では、ビタミンDレベルが50nmol/L以下では、全死亡リスクが急速に低下することが示され、ビタミンDレベルが25nmol/Lの人と50nmol/Lの人を比べると、前者の全死亡リスクが25%高い結果でありました。
死因別に見ると、遺伝的に予測されるビタミンD欠乏は、心血管死のリスクを25%、がん死リスクを16%、呼吸器関連疾患による死亡リスクを96%上昇させる可能性が示されました。さらにビタミンDの極端な欠乏では全死亡や心血管死リスクは6倍、がん死リスクは3倍、呼吸器関連疾患死のリスクは12倍高くなる可能性が示されました。