再度、お伝えさせてください。
あらゆる人とのコミュニケーションでも
言葉に出して心配していることを伝えます。
「元気ないように見える、(ワタシはアナタが)心配だよ。何かあった?」
「(ワタシはアナタが)とても気がかりだよ」
You(アナタ)が主語ではなく、
I(ワタシ)を主語にして伝えます。
自殺のことを
うすうす感じているならば、
はっきりとその点について
具体的にたずねます。
「消えたい…というのは、
死んでしまいたいってこと?」
「どんな時に、死にたいって思うの?」
上記を見ると、
「え?!ダイレクトに?」
…と、びっくりされるかもしれませんが、
真剣に対応するなら、
それを話題にしても危険ではなく、
むしろ自殺予防や対策につながります。
好ましくない例としては、
「もしかして…いけないことが
頭をよぎったりなんかする?」
…といったまわりくどい聞き方や、
「まさか、本気で
命を絶つようなことを
考えることはないよね?」
…と否定的な聞き方をすると、
死にたいぐらいつらい気持ちを
言い出せなくなるので
率直にたずねます。
もし、
「大丈夫だよ」
「別に」
と言われたとしても、
「苦しくなったら必ず教えてね」
と伝えます。
絶望的な気持ちを傾聴します。
否定せず
アドバイスもせず
聞き役に徹します。
そうは言っても、
励ましたくなったり、
助言したくなったり、
叱りたくなったり、
気分転換させたくなったり、
ポジティブな面に
目を向けさせたくなったり…
そうしたくなる気持ちが
沸き上がることと思います。
が、
それらは口に出さずに、
「死にたいほどつらい気持ち」
を聴くに徹します。
安全を確保します。
具体的には
その人をひとりにしない、とか、
応援を求めて
つないでいくことが大事になります。
話を聞いた人が、
すべて1人で
背負い込む必要はありません。
話を聞けないこともあるし、
ずっとそばについていることは
不可能です。
つなぎ先としては、
精神科医
精神保健福祉センター
保健所
児童相談所
法テラス・法律相談
差し迫った自殺行動が心配な時は警察
などがあります。
つなぎ先が分からない時は、
市役所など自治体の相談窓口へ。
ご参考までに
困った時の相談窓口はこちら↓
厚生労働省↓↓↓
文部科学省↓↓↓
読売新聞オンライン↓↓↓