名言(280) ― 利益を図ること | saniyのブログ ― 言葉に学ぶ

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これまで出会った言葉たちについて考えていくブログです。まず、名言から始めています。

・正しい道を求めている人は、人としてのあるべき姿を判断基準にし、愚かな人は、自分の利益になるかどうかだけを判断基準にする。
・利益ばかりを考えて行動していると、人から怨(うら)みを受けることが多いものだ。
[以上、孔子の『論語』より。]

人間の野心とはまことに底なしのものなので、目先の欲望を満たそうとして、その結果、すぐさま襲(おそ)ってくるに違いない災厄については、考えてみようとしない。
[ニッコロ・マキャヴェッリ(ルネサンス期のイタリアの政治思想家)]

多くの人が失敗する理由は、最も欲しいものよりも、目先の欲求を優先してしまうからだ。
[ナポレオン一世(フランス第一帝政の皇帝)]


利益とは結果であって、それを目的としてはならない。会社はよい仕事をしたらもうかるのである。もうけ主義とは違う。
[安藤百福(実業家)]

奉仕を主とする事業は栄える。利得を主とする事業は衰える。
(語注: ・利得=利益を図ること。そのもうけ。)
[ヘンリー・フォード(アメリカの実業家)]


・人を思いやる気持ちと、人に利益をもたらす行動をすることが全ての根本である。
・仏の教えは一言で言えば、自分の利益と他人の利益を一致させることである。

・他人の利益をはかるように努めていると、苦しみの世界に行く因縁(いんねん)が消える。
[以上、空海(平安時代初期の高僧)]

自分だけでなく仲間の利益を大切にすること。受け取るよりも多く相手に与えること。それが幸福になる唯一の道だ。
[アルフレッド・アドラー(心理学者)]



上で言う言うに、他の人のことをかえりみず目先の自分の利益ばかりを優先していると、恨(うら)みを買ったり、失敗や災難に見舞われたりしてしまう。利益を図ることにおいては、良い仕事・奉仕の結果として利益を得る、他人の利益も図る、あるべき正しい道を踏む、などの態度が大事であると述べている。

[追記更新:24/03/24]


※※ 
今回のぶんと内容が関連するぶん 

・名言(71) ― 人の為に生きること
・名言(229) ― 他自を幸せにしていくこと

・名言(64) ― 豊かな人のこと

※※※  
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★名言・100選
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