2006年(平成一八)年3月末時点で完成している高松市内にある建造物(建築物・土木構造物)の中から高松商工会議所建設部会が選定した「高松建造物再発見50選」より漏れた建造物を個人的に拾遺したものを番外として順不同で紹介。なお、同所同部会とは全く関係ない非公式なものであることをご了承ください。
番外6.四国電力本店ビル・ヨンデンビル新館
丸の内2‐5
高松高等検察庁や高等裁判所、家庭裁判所が建ち並ぶ一角にそびえる一際高いビルが四国電力本店です。
四国電力は、電気事業法第3条の規定による経済産業大臣の許可を得ている10の一般送配電事業者のひとつで四国地方の一部離島を除く4県を営業区域としています。
略称は四電(よんでん・ヨンデン)、YONDEN。
北側の本館と南側の新館を東側の低層階でつなぎ、コの字型になっています。
保有する64ヵ所の発電設備を内訳は、水力58ヵ所、火力4ヵ所、原子力発電1ヵ所、太陽光1ヵ所で、発電量の合計は634万キロワットに上ります。
福島第一原子力発電所事故に伴う愛媛県知事の要請を受けて、本店にあった原子力本部を、2011年6月29日同社が所有する伊方原子力発電所に近い愛媛県松山市に移転しています。
竣工年や構造、設計者や施工者などの詳細不明。
※2016年12月~17年1月作成記事のため、記載情報につきましては、現在と異なる場合があります。