身近に存在する危険な植物-12.ニチニチソウ- | 血液の鉄人の医学と切手のサイト

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ニチニチソウという和名は日々,次々と新しい花に咲き代わることから名づけられました、ニチニチカ(日々花)とも言われます.

ニチニチソウ(日々草)の全ての部位に、ビンカアルカロイドという化合物が含まれています。 

 

これらが摂取された場合は、体内の血管の発達を妨害し、後に軽い腹痛から心不全、肝臓へのダメージまたは麻痺などといったような様々な症状としてあらわれ、もし大量摂取した場合には重症化し、ニチニチソウ(日々草)の中毒で死に至ることもあります。

 

この植物自体を扱うことは安全ですが、ミルク状の液体から分泌される毒を皮膚に残さないためにも、触った後には手洗いをする必要があります。

民間では葉を擂り潰して水を加えたものを胃潰瘍、消化不良、便秘等に用いられていますが、毒性が強いために素人判断で使用しないことが無難です。



切手は1965年ソロモン諸島発行の「普通切手」の中の一枚で、ニチニチソウが描かれています。

 



切手は1987年ニジェール発行の「花切手」の中の一枚で、ニチニチソウが描かれています。

 



切手は1992年セントビンセント及びグレナディーン諸島発行の「カリブの薬用植物切手」の中の一枚で、ニチニチソウが描かれています。