身近に存在する危険な植物-3.スズラン- | 血液の鉄人の医学と切手のサイト

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スズランは、スズラン亜科スズラン属に属する多年草の一種です。

君影草、谷間の姫百合とも呼ばれています。

スズランの全草には、強心配糖体のコンバラトキシン、コンバラマリン 、コンバロシド などが含まれていますが、特に花や根に多く含まれています。

この毒を摂取した場合、嘔吐、頭痛、眩暈、心不全、血圧低下、心臓麻痺などの症状を起こし、重症の場合は死に至る事があります。

山菜で人気のある行者ニンニクと鈴蘭は葉の形が似ているために、誤って食べて中毒になることがあります。

すずらんの切り花をつけおいた水を誤って飲んでも中毒を起こします。

ペットや小さい子供が誤って口にすることがないように十分に気を付けるようにしてください。

スズランの栽培の際には、スズラン自身が持つ毒のお陰で病害虫を心配する必要はありません。



切手は1999年日本発行の「ふるさと切手ー北のロマン・花木ー」で、スズランが描かれています。

 

 



 

切手は1977年ルクセンブルグ発行の「植物切手」で、スズランが描かれています。

 

 



切手は2006年チェコ共和国発行の「植物切手」で、スズランが描かれています。

 

 



切手は2012年日本発行の「季節の花シリーズ第3集」の中の一枚で、スズランが描かれています。