新医学アラカルト-46.コーヒーは体に良いのそれとも悪いの?- | 血液の鉄人の医学と切手のサイト

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コーヒーにはいくつかの健康効果があるとされていますが、摂取量や個人の体質によって異なる場合もあります。

少し前までは、カフェインが多くて体によくないと言われコーヒーを多く飲むのは体に悪いと言われていました。

ところが最近では真逆の体にいいものだというデータが次々と発表されて、一躍ヘルシーな飲み物として脚光を浴びつつあります。

現在言われているのは、コーヒーを飲むとがんにかかりにくい・肝臓機能を高め・脂肪燃焼効果があるなどなど、うれしい内容も多く今や「コーヒーは体に悪い」というのは過去の話になったようです。

コーヒーを一日3~4杯飲むと、心臓病死の危険性が40%低下するという報告もされています。

更にコーヒー香りは、鼻から脳に入るとリラックス回路を活性化します。

これはコーヒーの香り成分に多く含まれるピラジン酸には血小板が固まるのを抑制する作用があるため、脳梗塞や心筋梗塞の発症リスクが抑えられるとされています。


一般的に言われているコーヒーの健康効果をいくつか紹介します。

1.注意力や集中力の向上: コーヒーに含まれるカフェインは中枢神経刺激物であり、一時的に注意力や集中力を高める効果があり、これは多くの人にとって仕事や勉強などでのパフォーマンス向上につながると考えられています。

2.運動パフォーマンスの向上: カフェインは脂肪酸の分解を促進し、筋肉のパフォーマンスを向上させることがあることから、適度な量のコーヒー摂取はスポーツや運動のパフォーマンス向上に役立つ場合もあります。

3.代謝促進と脂肪燃焼: カフェインは代謝を活性化させ、脂肪の酸化を促進することが知られていて、コーヒーの摂取は一時的に基礎代謝を増加させ、脂肪の燃焼を促進する可能性があります。

4.抗酸化作用: コーヒーには豊富な抗酸化物質が含まれており、体内の活性酸素を中和する役割を果たす作用があることから抗酸化作用は細胞の老化を遅らせ、慢性疾患のリスクを軽減する助けとなる。

ただし、良いことばかりではなくコーヒーには注意すべき点もあります。

・適度な量のコーヒー摂取は一般的に安全ですが、カフェインの摂り過ぎは不眠や不安感、心拍数の上昇などの副作用を引き起こす可能性があり、個人の体質や健康状態によって適切な摂取量は異なるため注意が必要です。

・胃の刺激: コーヒーに含まれる酸性物質は一部の人にとって胃の刺激や胃酸分泌の増加を引き起こす可能性があります。消化器系の問題を抱えている人は、摂取量を調整する必要があります。

妊娠中や授乳中の制限: 妊娠中や授乳中の女性は、カフェインの摂取量を制限する必要があり、大量のカフェイン摂取は胎児や乳児の発育に影響を与える可能性があるため、医師の指示に従うことが重要です。

総じて言えることは、コーヒーは適度に摂取すれば健康に良い影響を与えることがありますが、個人の体質や状況に応じて摂取量を調整する必要があるということです。

 

健康に関する具体への影響は個人によって異なるため、コーヒーの摂取に関しては自身の体調や医師のアドバイスに基づいて判断することが重要です

 

切手は2018年フィンランド発行の「フィンランドの伝統的な食べ物切手」の中の一枚で、コーヒーが描かれています。

 



 

切手は2006年グアテマラ発行の「全国のコーヒー生産と輸出切手」の中の一枚で、アンティグアコーヒーが描かれています。

※グアテマラコーヒーの産地ブランドは、・アティトラン
・アンティグア
・オリエンテ
・コバン
・フライハネス
・ウエウエテナンゴ
・サンマルコス
・アカテナンゴ
の8つの地域がAnacafeによって登録されています。

 

 



切手は2006年ラオス発行の「ラオスコーヒー切手」の中の一枚で、ラオスコーヒーが描かれています。

 



切手は2011年ペルー発行の「オリジナルコーヒー切手」で、バイオロジカルコーヒーの世界チャンピオンコーヒーが描かれています。

 



切手は2022年ベトナム発行の「ベトナムコーヒー生産コーヒー切手」の中の一枚で、ベトナムコーヒーが描かれています。