新医学アラカルト-25.蚊取り線香- | 血液の鉄人の医学と切手のサイト

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そろそろ蚊取り線香が必要な季節になってきましたねぇ!

蚊取り線香は、蚊などの害虫を撃退するために使用される日本の伝統的な防虫剤です。

 

通常、蚊取り線香は蚊やその他の害虫を遠ざける香りを放ちながら燃えることで、周囲の空間を保護します

蚊取り線香にはさまざまな種類があり、一部には防虫成分が含まれています。一般的な成分には、シトロネラ油、セイヨウショウガ油、ユーカリ油などがあります。

 

これらの成分は蚊やその他の昆虫を寄せ付けない効果があり、哺乳類には無害であるという利点があります。

金鳥の蚊取り線香は、このピレスロイドの一つである「アレスリン」を主成分としており、アレスリンは蚊取り線香の燃焼部分(約700℃)から6~8ミリ手前の部分(約200℃)から揮散し、殺虫効果を示します。

人間や温血動物は、体内の酵素がアレスリンを分解して体外に排出するので害はないが、蚊は体表から体内に入って神経がやられ、マヒ状態となって死んでしまいます。

線香の煙自体には殺虫効果はないが、その粒子に殺虫成分を乗せて遠くまで運ぶという大切な役割があります。

蚊取り線香は“ネジが緩む”と嫌われていた左巻きをあえて採用していることはご存知ですか?

蚊取り線香は英語で「mosquito coil」と言い日本発明の蚊取り線香は国内だけでなく海外でも大ヒットしており、アジアのタイやインドネシア、アフリカ諸国でも使われています

切手は2018年日本発行の「夏のグリーティング切手」の中の一枚で、蚊取り線香が描かれていてます。