水は無機物なので、基本的には腐ることはありませんすが、空気中の細菌や浮遊物に反応して水の中の栄養素(ミネラル分など)が腐ってしまうこともあります。
完全に純粋な水でしたら腐ることは絶対にありませんが、普段の日常生活でみなさんが利用している水道水などの水の中には、微量ではありますが、不純物が含まれていることからこれが原因となって、水を入れて放置する状況と期間によりますが、腐ってしまうこともあるのです。
水自体は無機物であり、化学変化を起こしにくいため、腐敗することはありません。
しかし、実際には水に完全に不純物が含まれていないことはあり、微量な有機物や微生物が存在する可能性があります。
これらの有機物が微生物によって分解されると、水が腐敗し、臭いや味、濁りなどの変化が生じます。
そのため、厳密には「純粋な水は腐らない」というよりも、「不純物が含まれていない水は腐らない」と言った方が正確です。
以下、純粋な水が腐らない理由と、水が腐る原因について詳しく説明します。
1. 純粋な水が腐らない理由
純粋な水は、H2O分子のみで構成されており、化学的に安定しています。そのため、微生物や酵素などの働きによって分解されることがなく、腐敗することがありません。
2. 水が腐る原因
水に含まれる不純物が、水が腐る原因となります。主な不純物としては、以下のようなものがあります。
・有機物: 動植物の死骸や排泄物、プランクトンなど
・無機物: 塩類、金属イオン、硝酸塩など
・微生物: 細菌、カビ、藻類など
これらの不純物が水中に存在すると、微生物が分解し、以下のような変化が生じます。
・臭いの発生: 腐敗臭、カビ臭、アンモニア臭など
・味の変化: 酸味、苦味、塩味など
・濁りの発生: 白濁、緑濁など
3. 水を腐らせないためには
水を腐らせないためには、以下の点に注意する必要があります。
・水を清潔に保つ: 水に不純物が混入しないように、容器やコップなどを清潔に保つ
・直射日光を避ける: 直射日光が当たると、水中の微生物が繁殖しやすくなる
・適切な温度で保存する: 水は、10℃~20℃程度の涼しい場所に保存する
4. まとめ
純粋な水は腐らないという性質を利用して、実験や工業用途などで精製水が使用されています。
また、家庭でも浄水器やミネラルウォーターなどを利用することで、より安全で清潔な水を飲むことができます。
切手は2009年アイスランド発行の「ヴァトンスヴェイタ・レイキャビク100年記念切手」で、美味しそうに水を飲む女の子が描かれています。
※ヴァトンスヴェイタ・レイキャビクはアイスランドにある水処理会社※
切手は2004年アルゼンチン発行の「水の保全切手」で、きれいな水と汚染水が描かれています。
切手は2002年フィジー発行の「フィジーの天然水産業切手」の中の一枚で、フィジーの天然水が描かれています。
切手は2022年グリーンランド発行の「グリーンランドのミネラルウオーター切手」で、グリーンランド+のミネラルウォーターが描かれています。
切手は2018年スロベニア発行の「ナチュラルミネラルウォーター ドナートMg発売110周年記念切手」で、ミネラルウォーターが描かれています。