「青い血」とは、一般的に貴族や王族などの上流階級の人々に対して使われる表現です。
しかし、実際のところ人間の血液は赤色で、この表現の「青い血」という言葉は、逆説的な意味合いを持ち、高貴な家柄や特権を持つ人々を指すために用いられることがあります。
「青い血」という言葉が使われるようになった背景には、中世ヨーロッパにおける貴族の生活様式や社会的地位の象徴として、皮膚が透けて見えるほど薄い肌を持つことが一部で重視されていたことが関係していると言われています。
青みを帯びた肌が透けて見えることから、そのような表現が生まれたと考えられています。
ただし、これはあくまで比喩的な表現であり、実際の血液の色は肌の下で酸素を運ぶヘモグロビンによって赤くなります、何故なら人間の血液の色は皆から同じです。
そのことから「青い血」という表現は、社会的な身分や家柄を指す際に使われる表現であり、実際の血液の色とは異なることにご注意ください。
マルガリータ・テレサ・デ・エスパーニャ(1651~1673年)は、スペイン王フェリペ4世の娘で、神聖ローマ皇帝レオポルト1世の最初の皇后です。
スペイン・ハプスブルク家の「青い血」を受け継いでおり、王家存続のため血族結婚を繰り返した王女として知られています
マルガリータ王女は、1659年にバロック期のスペインの巨匠ディエゴ・ベラスケスが制作した『青いドレスのマルガリータ王女』のモデルとしても知られています。
「青い血」というのはハプスブルク家に限らず、ヨーロッパでは貴族全般を指し使われていた呼び名ですね。もちろん本当に「血が青かった」わけではありません。
切手は1961年スペイン発行の「ベラスケス没後100年記念切手」の中の一枚で、マルガリータ王女が描かれています。
切手は1968年アジマン発行の「スペインの画家ベラスケスの絵画切手」の中の一枚で、マルガリータ王女が描かれています。
切手は1999年キルギスタン発行の「ディエゴ・ベラスケス誕生400年連刷切手」の中の一枚で、マルガリータ王女が描かれています。
切手は2008年フランス発行の「絵画切手」の中の一枚で、ディエゴ・ベラスケス作『幼児メアリー・マーガレット』が描かれています。
※2歳頃のマルガリータ王女※
切手は2009年オーストリア発行の「マルガリータ王女・小型シート」で、マルガリータ王女が描かれています。


