医学アラカルト-18.エボラウイルスとは- | 血液の鉄人の医学と切手のサイト

血液の鉄人の医学と切手のサイト

医学関係の仕事に携わっている傍ら長年収集した医学切手を使用して、医学関係の出来事を興味深くそしてわかり易く解説いたします。

エボラウイルスは、フィロウイルス科のウイルスでフィロウイルスとはライン語で"糸"という意味です。

エボラウイルスの大きさは80~800nmの細長いRNAウイルスで、ひも状、U字型、ぜんまい型など種々の形態をし形は決まっておらず、多種多様です。

エボラウイルス属は、これまでにブンディブギョ、アイボリーコースト、レストン、スーダン、ザイールの5つの種の存在が知られていて、このうち、ザイールエボラウイルス、スーダンエボラウイルス及びブンディブギョエボラウイルスは、大きなアウトブレイクを起こしてきました。

また、アイボリーコーストエボラウイルスとレストンエボラウイルスは、これまで大きなアウトブレイクは起きていません。

レストンエボラウイルスは東南アジアにも分布していますが、ヒトで発症した例は報告されていません。

 



切手は2015年トーゴ発行の「エボラとの戦い小型シート」で、切手にはエボラウイルス(左上)・エボラウイルス検査風景(右上)、シート面には赤十字スタッフと患者搬送が描かれています。

 

 



2016年ニジェール発行の「エボラとの戦い小型シート」で、切手上からにエボラウイルス・アフリカの地図と注射器・防護服を着た医療従事者・エボラ出血熱の発生と伝播の地図、シート面には赤血球とエボラウイルスが描かれています。

 

 



2016年ニジェール発行の「エボラとの戦い小型シート」で、切手にはエボラウイルス、シート面には赤十字マークと防護服の研究者が描かれています。