血糖値測定器は、指先を専用の穿刺器具で刺し、微量の血液を出血させ血液中に含まれるの血糖の濃度(ブドウ糖)を測定する器械です。
血糖測定の電極法の原理は、血糖値測定試験紙(測定用センサー)に血液を滴下すると、血液中のグルコースが電極中のグルコースデヒドロゲナーゼと反応して、微弱な電流を生じ、電流の強さは滴下した血液中のグルコース濃度(血糖値)により異なります。
測定器はこの電流を測定して、画面に血糖値を表示します。
特に近年は血糖自己測定器を購入することによって、医師などの専門家の手助けや難しい操作を必要とせずに自分自身で簡単に血糖値を測定することが可能となっています。
自分で血糖値を測定するには、
1.測定機器本体
2.穿刺器
3.穿刺器に装着して指をさすランセット針
※最近では測定器に穿刺針の付いた使い捨ての穿刺器があります※
4.血糖値測定試験紙(測定用センサー)
が必要となります。
1~3はネットでも購入できますが、4の血糖値測定試験紙(測定用センサー)は、『高度管理医療機器免許』を取得している薬局でしか購入できません。
※先進国では血糖値測定器の試験紙(測定用センサー)もネットで販売する事が許可されています※
※ちなみに糖尿病の治療としてインスリンの自主注射を行っている場合には、保険適用となります※
近年では針を指に刺す事無く皮下の間質液中のグルコース濃度(血糖値)をセンサーで読み取り、血糖値を測定するフラッシュグルコースモニタリングタイプもあります。
【正常血糖値について】
空腹時に測定した血糖値の正常値は100mg/dl未満、100~109mg/dlでは正常高値と定められています。
※『糖尿病診療ガイドライン2019』(日本糖尿病学会監修)※
切手は2020年アルバ島発行の「健康意識切手」の中の一枚で、指先での血糖値測定を行い105mg/dlの血糖値が描かれています。
この切手は、血糖値測定機器による自己血糖値測定を描いた最初の切手です。


