昨日、16期のななちゃん(野口菜々美)が卒業発表。
ななちゃんは、まゆゆを尊敬してくれてるメンバーなので、注目していました。
愛くるしい笑顔が魅力で、将来を期待してただけに残念。
運営のやり方に問題があるとか、色々言われてます。
最近、研究生の卒業も相次いでます。
でーぶの感じたことを書きます。
夢が叶い、狭き門をくぐり抜け、そして目の当たりにする、一見華やかに見えて、内情はリアルで露骨で残酷な世界。
多くのメンバーが10代前半、あるいは10代半ばで加入する。
それまで、家庭と学校の往復という単純なルーチンワークに浸っていた彼女たちとって、刺激的な日々。
芸能界、とりわけAKB48Gというディープで極端な世界。
いたいけな少女達は、溢れんばかりの夢と希望を胸に、無防備なまま飛び込む。
少女達は、そこで見たこと、聞いたことで、何かを感じる。
理想と現実とのギャップ。
この大所帯のグループの根底にあるのは、競争原理。
とにかく、全てが競争。
運営は、あの手この手で競争を煽る。
事の良し悪しは別にして、早い段階での卒業や脱落も想定内。
ある意味で、全てがセレクション。
ここ最近の相次ぐ研究生や、今回の16期生の卒業発表の真相を知る由も無い。
本人の意志?
ご両親や家族の意志?
何らかの事情による、運営からの卒業勧奨の可能性だって、ゼロでは無い。
でも、見方を変えれば、卒業の自由が保障されているとも言える。
少女達にとって、AKBでのアイドル活動は、長い人生の一コマであって、全てではない。
恋愛、趣味、学業、就職、結婚、、、
人生にとって大切なものは沢山ある。
まゆゆは中学生から以降、その青春の全てをAKB48に捧げた。
今も捧げ続けている。
高校も、通信制で卒業。
伝え聞く、加入前のガリ勉ぶりや、お姉さんが超一流大学に通っていたとの情報。
日頃の言動から、もしまゆゆがAKBに入ってなければ、優秀な学生だったと、憶測できる。
それらを犠牲に、王道アイドルを極めようとした、まゆゆ。
まるで、一時代前のアイドル。
そのストイックな姿勢は評価に値する。
しかし、10年の歳月は、世の中だけではなく、芸能界を取り巻く環境までも、大きく変えようとしている。
坂道Sも含め、一流大学に入学、学業の為活動休止等々、従来では到底考えられない、メンバーへの配慮が当たり前になりつつある。
従来なら、学業を犠牲にしてでも、アイドル活動を優先するのが、不文律。
昭和のアイドルはまさにそんな感じでした。
そう考えると、今現在のアイドルは、恵まれていると思う。
卒業したくても、イメージダウンを恐れ、事務所(運営)から卒業させて貰えない。
本人の意志を無視して、親が無理やりアイドルを続けさせる。
進学をしたいけど、事務所(運営)が許可してくれない。
従来のアイドルは、こんなイメージ。
事務所からの独立なんて、至難の技。
確かに、グループ自体が様々な問題を抱えているのは、改善しなければならない。
一方で、最近の加入して間もないメンバーの卒業や、研究生の卒業は、むしろ正常だと思う。
アイドル活動に対して、情熱を失ったメンバーが、仕方なく続けるのは、気の毒。
新たな夢に向かって進む彼女達を温かい目で見送りたいです。
厳しい状況下に、留まって頑張る勇気も素晴らしい。
同様に、新たな世界へ向かう勇気も素晴らしいと思います。
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