昨年は佐渡さんのタクトでシエナ・ウィンド・オーケストラのクリコンを楽しみましたがオケはどうでしょう
2020年1月11日
横浜みなとみらい大ホール
日本フィルハーモニー管弦楽団
第354回定期演奏会
Cond:佐渡裕 Vn:山根一仁
【第1部】
ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.77
(J.ブラームス)
第1楽章 Allegro non troppo
第2楽章 Adagio
第3楽章 Allegro giocoso,ma non troppo vivace - Poco piu presto
【第2部】
交響曲第2番 ニ長調 Op.43
(J.シベリウス)
第1楽章 Allegretto
第2楽章 Tempo andante, ma rubato - Andante sostenuto
第3楽章 Vivacissimo - Trio. Lento e soave - attacca
第4楽章 Finale. Allegro moderato - Moderato assai - Molto largamente
みなとみらいの2F席は雨宿り席なのは再三書いてきましたが、観客も超高齢で十数年後の日本社会のような超々高齢化状態
細々したことは置いとくとしても良くも悪くも反応は薄い(=正直)
今回山根&佐渡コンビということで東京公演から横浜へ振り替えましたが私の周りはさほど反応なし
佐渡さんの指揮はやろうとする意図は私には伝わりましたが(それは私の好みのテイスト)オケは・・・
ちなみに今回の自席は2F3列下手ブロック~東京(サントリー)が2F中央前ブロックなので同じ2Fなのでしょうでも横浜の席はできたら1F後方のほうがいいのですが我がままかなあ
ともかく前回の拝聴からどれだけ成長したのか楽しみだった山根くんでしたがマズマズの出来かな
なかなかメジャーVn協での感銘演奏は難易度も高くブラコンはシンフォニックな部分のオケの出来もからんで大変ですねまだまだテク=音楽性への昇華の部分については発展途上中の印象でした
メインのシベ2は久しぶりに聴きましたが、できるだけ調整してこれはという演奏会でしか参上しない私の大好きな曲のひとつで、大切にしているだけに感想も自ずと辛口になってしまします
第1楽章冒頭の第1主題にはいる前の弦の音が大きいもちろんシッカリ聴こえて木管による
第1主題につなげるわけですが、朝日にきらめく壮大なフィヨルドの情景は心にうかばず・・・
自分の印象はいろいろものに影響を受けるので勝手な思い込みも多いのですが、ホール特性や
楽曲の構成の違いなどあるものの9日タッドWOの倍音たっぷりの芳醇なサウンドと比べるとね
小姑の小言にならないように以下省略ですがHrは健闘するもののソロTpのクリストフォーリがハイトーンをきっちり決めているので、金管セクションでしっかりアンコの中身を詰めてほしかったところ
冒頭でも触れたとおり随所で佐渡さんの意図は垣間見えていたのですが、オケの一体感が不足して幻想的な第2楽章~アタッカからの第4楽章から第1主題への回帰から壮麗なコーダを活かしきれず
全楽章を通してTimpの音がでかいというか、マレット選びが今一歩なのかホール特性でPerの音が響きやすいのか、ちょっとベタついた音が個人的には曲想から浮いているような・・・結構小言ですね
まあ佐渡さんの大ファン(最初の出会いはシエナWOの指揮者としてでした)で、ともに昭和吹奏楽史を歩んだ仲と思い込んでいるので激励ということで、ツイうだうだ書いてしまいました~ご容赦
本日サントリーで聴かれる方は安心ください~ちゃんと普通に演奏は出来上がっていますので
まあともかく恒例のシーズン締~ファイナルパーティ-は翌日のN響を考慮してPASS~12日はマラ2です
さあ劇混みのJR原宿駅は避けてぼちぼち地下鉄で行くとしますか~エッシェンバッハに期待です