レブスター(インドネシア工場渾身の一発)
アルニコVピックアップにより、豊かな低音域とエッジの効いた高音域はロックサウンドに最適。1970年代に発売され愛好者の支持を集めた「SFシリーズ」からインスパイアされたシェイプや、フレイムメイプルトップの美しい外観が高級感を醸し出します。
New SG1820(新時代のSG)
このような要求を満たし、新時代のソリッドギターの指針となるSGとして開発されたのがSG1820シリーズです。 この新シリーズは、ヤマハアーティストリレーション部門のロンドン、ロサンゼルス、東京の各オフィスが直接アーティスト達から収集した数多くのアドバイスを基に開発されました。アーティストがギターに求めたカスタムショップパーツを搭載し、よりシンプルな外観にデザインを仕上げました。
メーカーさんの言い分はそうらしい(カッコ内は私の意見)
こういった新世紀のYAMAHA達に関して思う事。
SFシリーズ
これは当初のモデルから、後期型と呼ばれるSCと同一シェイプのものまで。
先に書いたSS”Samurai”の外国名称がSC。
既に国内にSuperCombinatorとしてSCは存在し。
SS、SC、SFは混迷する。これがシリーズとしての存続を曖昧なものとした。
SFはやはり前期型と後の発展モデルであるSFX系がそれかなぁとおもう。
YSGなんてのもある、これは明らかなSF系とみてよいと思うのだが。
よく言われるPRSをYAMAHAなりにというコンセプトではない。
SFX系がロック色一辺倒に傾倒してしまったため、SGのような幅のあるユーザーを得られない。
そこにハードウェアをおとなしめにして、よりアコースティックなデザインに刷新した。
これが正解だろう。
SFは御大YAMAMOTO氏の影響が大きい。
しかしSF系はYAMAMOTOモデルではない。
”山本氏も使っていた”だ。
コンセプトは対LPがSG、SFは対SGと考えていいだろう。
常にその先にギブソンが存在したという事。
台湾工場からインドネシアへ、まさに人的コストとしか言いようがない遍歴。
そもそも赤道方面に移設するメリットは、木工楽器である以上”芳しくはない”。
それでも高温多湿な台湾~インドネシアへ。
職人の継承もままならない(これは経済紙の記事として読んだ)中、このレブスターは生まれた。
実機を手にしたことは無いんだが、ええ貼り虎ですが何か?的なにおいがプンプンする。
SFにインスパイアされた?ちょっとねぇ。
あんたSF弾いたことあんの?広報さんに疑問符となる。
SGシリーズ。
そりゃ時代の要求値は変わるだろう。
ピックアップを変える?好きなもん積む?
そりゃ買った人に任せりゃいい事だ。
レスポールやストラトは変わらず存在する。
SGがTクロスメイプルを捨てた時、それは既にSGではない。
ダブルカッタウェイのギターは、IbanezだってGrecoだって有った。
それらと決定的に異なったのは採算よりも技術をYAMAHAは売りにしたから。
それも根幹である木工技術をだ。
亜種が多く販売された80年代中期。
これには明らかなモデルコンセプトが存在した。
マホネックの導入。ローズ指板の導入。
SGはTクロス+エボニー。本来はこれ。
然し、1000N系と呼ばれるそれらにはコストではない音質や操作性の追及が見て取れる。
500、600、700、800などに見られる廉価的な発想ではない。
SG1000における、”2000と比較すればまだ中音が太い”
SG3000における、”2000より太く甘く、そしてストレートに”
これらは2000がいかに完全体としていじりようのない品物だったかを証明している。
嫌いな人も好きな人も生まれる。
SGがSG以外の音を要求される。ってなに?
それには十分な亜種が存在し答えていた。
然し選択肢を与えても、それを選び手が正確にとらえることは難しい。
すでに何かしらのSGを持つものならそれもありうるだろう。
廉価なものからの買い替え、セットネックからスルーへ(逆もあり)
音質的な希望や、操作性。これらをファーストSGなユーザーに依存することは不可能だ。
ああ面倒だ、ダンカンとEMG積んだモデル販売しておーわろっと!シングルコイル系も、積むならP90系が無難だな。これで全方位対応、スゲー。
実に発想が現代的で糞だ。
かつての亜種たちは幅広いユーザーにそれぞれにアプローチした。
それが私の考える、”あなたに合うモデルがきっと存在する”SGだ。
新品がいいよ~。
その程度の見解が30万を超える定価設定のSGを支えるか?
答えはおのずと出ているような気がする。
活字多すぎ(汗
そいでわ。