第177話 SLやLPについて一度まとめよう。 | やっぱり音叉が好き(2ndSeason)

やっぱり音叉が好き(2ndSeason)

Yahooの1Stシーズンを放置したので過去ログが見えません。

表題通りの内容で今回は進めよう。

 

(はははは。そうさ活字回さ)

 

達磨計画やキャデラック計画は順調に進捗しています。

まぁこのところの降ったりやんだりはあるにせよ気温の高さは塗装の進捗には絶対条件ですからね。

 

それはさておき、LP(キャデラック)もSL(達磨)

彼女らのベースはあくまで初心者向けのアガチス等をバック材に仕込んだ個体であるという事を再度ご理解願いたい。

 

当時のYamahaの品番はまぁそりゃ難解で、年号ごとに仕様が変わるのは当たり前でした。

 

前回SL700系について書きましたが、高年式になると(前期・後期でもいいが)

記述の内容とまるで異なります。

 

後期はSL700Cがマホネックに仕様変更されているんですね。

当然SL700という形式の個体は居なくなるんですが。

まぁ私なりに研究してマホネックとメイプルネックのカスタムの見分け方がわかりましたが。

それは黒塗りの個体で見分ける方法としてですがね。(秘密だよ~ん)

サンバーストな個体ならネックやヘッドの裏側見れば一目瞭然ですけどね。

 

でね、私が魔改造ベースに使用している子は概ね550系あたり迄の個体です。

なぜって?そりゃあんたマホバックの王道ボディの良個体を切った貼ったしませんよ(w

 

ではアガチスなら切っ貼ったして良いのか?ですが。。。。

あんま良くはないですね。(w

んじゃなんでやんのよ?に対する答えってのはないですが、私なりの基準というのはあります。

 

そもそも達磨はYAMAHAですがキャデラックはDean。

で私は音叉教名誉会員(自称)

となればYAMAHAでこしらえるしかない。といった理屈と。

(このあたりが謎すぎる脳内花畑劇場)

オリジナルの達磨の材の構成があからさまに私の好みとは異なるという点。

キャデラックはYAMAHAでこしらえていないという点。

これらにつきます。

私は何も古~い個体を集めてるわけではありません。

私らの世代のギターとともに時間が停止しているだけの事です。

 

SL、LP。ともにいえるのは他のオリジナルのヤマハ達とはピッチが異なり、ザ・YAMAHA的な品物ではないという事です。

つまり何でもかんでも自社規格な他のオリジナルとは異なるってことです。

 

結果論ですが、YAMAHAとはいってもそれほどこだわる個体ではないという事なんですね。

もちろんSLのカスタムやスタンダード仕様は保有します。

これはレストアベースであって改造ベースではありません。

これらはバイサウンドシステムや複合構造のネック等、やはりYAMAHAのテイストが見て取れます。

保有はしませんが高年式の物にはSPINEXが採用されたモデル迄ご丁寧にあります。

レスポールにバイサウンドつけちゃれ!マグネットはSpinexよ!ネックにボリュートつけなきゃ折れちゃうじゃん!

なんてレスポールはやはりYAMAHAにしかこさえることはできないでしょう。

サスティーンブロック付きなんてのは流石にないですけど(w

 

昨今のJVの流れ、あまりいい傾向ではないですね。

SL500辺りがGreat!なんて書き方されたり、外人さんがYouTubeで感心しながら弾いたりと。

まぁ商売っ気もそこまで来るとねぇ。。。となるわけです。

”面白い”と”良く出来ている”はことコピーモデルと言われる個体には異なる要求値ですから。

SGがLPの音しないのは当たり前なんですが、コピーとなるとね。。。。レスポールを求められちゃいますから。

380等のデタッチャブルな代物迄”造りがいい”とか言われてたりします。(中空とかでないだけな気が)

まぁギブソンが買えないでしょ?、これなんかまぁいいよ!的な視点なのでしょうか?

 

私のLPはマホネックなのでエボニー指版に変更しています。

SLの方はメイプルなのでローズ指版です。

こういったオリジナルを無視した加工を施すことでイメージに近づけています。

が。。。。オリジナルのLP600やSL500にはそこまでのパフォーマンスはありゃしません。

そもそもの立ち位置がビギナー向けの個体なんですから仕方ありません。

もちろん音ですから好みはあるでしょう。アガチスバック最強!なんて人が居てもおかしくはありません。

が、やはりマホバックには万人受けという点で分がありません。

そして、やっぱり価格的に良い造りとは言えない部分が見え隠れはします。

 

話が脱線しますが、先日YouTubeでレスポールモドキとカスタムショップ、そしてビンテージの弾き比べってのがありましてね。それらを聴いていて感じたんですよ。

カスタムショップのレスポールは、粒ぞろいのいい音がしていました。

ビンテージに関しては、前者に比べて暴れん坊。

そこがなんていうか、倍音ってやつなんでしょうね。スッキリとした音とは程遠いいんですよ。

私は圧倒的に後者が良いと思いました。

もちろんカスタムショップの方が扱いやすいんでしょう。

でも、爺イなコに、いやこっちでしょ!ってくらいレスポールされちゃうと。

優等生にしか聞こえないんですよね~。

国産の何だか知らない(ごめんなさい)なモドキ君に関しては。

それに数十万円出すなら、私はARやPEに走ります。

まぁ本物だとか、素晴らしいは人によって異なるといえばそれまでなのでね。

 

YAMAHAのSLもLPもレスポールではないんだ。

それでもそれらが良いとされるなら、それには相応の理由があると思うんです。

前段で書いた”ピックアップはSpinexよ”みたいなね。

 

JVは最高!をやみくもに語るべきではないと思うんだよね。

おなじSLでも最高峰のSL1200なんてのも居ます。

それに比べりゃ700系なんか接ぎ木な子ですから、まぁ駄目でしょうけど。

私はメイプルネックとなると選択肢が700系に行きつくという事なだけです。

マホがお好みなら700系よりもっと良い個体があるのでそちらがよろしいかもです。

選択肢としてオールマホならSL800なんてのもあるしね。

 

メイプルトップ+マホガニーBody。これは王道です。

そこに繋がるネック材はマホ有・メイプル有。どちらも有りだと思うんです。

JVが良いというのならそこまでのハードルはあるべきかなと思います。

なにしろ比較対象が本家なわけですからね。そもそもそこに無理があるけど。

 

というわけで、YAMAHAにレスポールを求めないのなら、700系以上な気がします。

好みが合えばよい個体に巡り合えるでしょう。

求めてしまえば、結局本家Gibsonにたどり着くでしょうしね。

 

それ以下のモデルはあまり深追いしない方が良いかな~。

 

同時期のSGにはエントリーのSG500と上位のSG700が居ます。

これから見て取れるように、500はビギナー向け。(アガチスバックです)

 

7万円のギターが敷居になっているのがわかりますね。

70年代の7万円のギター。いいお値段だったんです。

 

(ボッチちゃんのせいで黒いカスタムは猫も杓子も人気だぜ。。。)

YAMAHAかうならパシフィカにしましょうボッチちゃんもそうです(www

私は絶対パシフィカなんか買わんけどね。ネックがねじで止まってるもん。。。