都電編の番外、安全地帯である。
別に薬師丸ひろ子や石原真理子や青田典子とは関係ない。
道路交通法上の施設である。
道路交通法では、以下のように定義されている。
「路面電車に乗降する者若しくは横断している歩行者の安全を図るため道路に設けられた島状の施設又は道路標識及び道路標示により安全地帯であることが示されている道路の部分をいう。」
つまり、道路の真ん中に歩行者が安全にいられる場所として設けられた施設を「安全地帯」と呼ぶのだそうだ。
道路上を走る路面電車の停留場は、ほぼこの「安全地帯」と同義語だったのだろう。
都電の場合、たいてい道路の真中の軌道の横に幅50cm程度の縁石を配置して設置したようだ。
自動車がほぼ走っていなかった明治から昭和の初めまでは、この施設は有効だったかもしれない。
しかし、モータリゼーション華やかなりし時代になったら、これは危険極まりない施設だったのではなかろうか。
脇見運転の自動車が道路の真ん中にある安全地帯に突っ込んで、電車待ちをしていた人たちをはねたなんて事故はなかったのだろうか。
運転手さんたちは、安全地帯があるものと想定して運転していたのだろうか。
もう五十年近くも前の常識なので、生活の感覚の中にはないものである。
ネットで確認したら、コメディアンの八波むと志が1964年に自動車で都電の安全地帯に激突して亡くなったという記事が見つかった。
考えてみれば、時速50Km以上で自動車が走る道路上を無防備な人間が居ること自体が、交通事故を誘発しかねないものだったと想定されるのである。
大量の自動車と路面電車は、やはり共存は不可能だったのだろうか。
しかし、この「安全地帯」という言葉。
個人的には好きなのである。
別に薬師丸ひろ子や石原真理子や青田典子とは関係ない。
道路交通法上の施設である。
道路交通法では、以下のように定義されている。
「路面電車に乗降する者若しくは横断している歩行者の安全を図るため道路に設けられた島状の施設又は道路標識及び道路標示により安全地帯であることが示されている道路の部分をいう。」
つまり、道路の真ん中に歩行者が安全にいられる場所として設けられた施設を「安全地帯」と呼ぶのだそうだ。
道路上を走る路面電車の停留場は、ほぼこの「安全地帯」と同義語だったのだろう。
都電の場合、たいてい道路の真中の軌道の横に幅50cm程度の縁石を配置して設置したようだ。
自動車がほぼ走っていなかった明治から昭和の初めまでは、この施設は有効だったかもしれない。
しかし、モータリゼーション華やかなりし時代になったら、これは危険極まりない施設だったのではなかろうか。
脇見運転の自動車が道路の真ん中にある安全地帯に突っ込んで、電車待ちをしていた人たちをはねたなんて事故はなかったのだろうか。
運転手さんたちは、安全地帯があるものと想定して運転していたのだろうか。
もう五十年近くも前の常識なので、生活の感覚の中にはないものである。
ネットで確認したら、コメディアンの八波むと志が1964年に自動車で都電の安全地帯に激突して亡くなったという記事が見つかった。
考えてみれば、時速50Km以上で自動車が走る道路上を無防備な人間が居ること自体が、交通事故を誘発しかねないものだったと想定されるのである。
大量の自動車と路面電車は、やはり共存は不可能だったのだろうか。
しかし、この「安全地帯」という言葉。
個人的には好きなのである。
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