赤羽の台地は、星美学園のあるあたりから荒川の流れに沿って曲がっている。
いや、違うか、まるでドーバー海峡の岸壁のようにそそり立っている。
それも、まるで東西軸に三角定規でも置いたかのような断崖である。
ほぼ30度の角度で南西から北東の方向に真一直線に、北区から板橋区を通っている。
高さは地上から約15m。
こんな真直ぐな線は、東京だったら、中央線の線路ぐらいである。
ましてや、中央線の線路は、鉄道省のお役人が敷いたものだが、この断崖は自然が設計者。
一体、どんな地殻の変動でこんな真直ぐな線が出来るのか。
これも東京の謎、自然地理上の謎である。
この断崖沿いにある公園が、赤羽諏訪緑地である。
ほとんど断崖で、「緑地」という場所なので、特に遊具等はなさそうである。
東京の高低差の境目には、この手のデッドスペースがかなりあるようで、この手の「緑地」は多そうだ。
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