1/28 飯縄山 瑪瑙山とセットで周回 | がんちゃんの雪山讃歌

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石川の山スキーヤーがんちゃんが登山、山スキーを中心とした日常生活や山への想いをつづります。
ヤマレコもやってます。(HN:Sanchan33)

前日の黒姫山に続き、二日目の今日も戸隠界隈で山スキーを楽しもう。

行先は長野市民の山である(…と勝手に思っている)「飯縄山」だ。

この山に初めて登ったのは2016年の2月、山スキーで登ったのが最初だった。

飯縄山の存在を知ったのは今から約28年前、長野オリンピックのプレ大会としてモーグルのワールドカップが飯綱高原スキー場(今は廃止)で開催された時に仕事で初めてこの地を訪れたのがきっかけだった。

長野市街地から見る飯縄山の存在感は大きく、しかもほんの30分ほどで登山口までアプローチできるのも身近に感じられる要因だと思っている。

 

飯縄山の登山口はいくつかあるが、南側の一の鳥居からのルートが最もメジャーで、山スキーで登って滑るにはちょっと人が多すぎて場違いなイメージを持っていた。

一方で戸隠側から登る西登山道はマイナーでスキー向きだということが一度行ってわかっているので今回の基本路線とした。

ただ前回同様だと芸がないので戸隠スキー場のゲレンデトップにあたる「瑪瑙山」(めのうやま)を絡めて周回ルートを計画してみることにした。

 

山スキールートとしては瑪瑙山を起点とするプランが割とメジャーらしいが、一般的にはリフトを使ってゲレンデトップまでアプローチしてそこから山に入る感じになる。これは気をつけなければならないパターンだ。何か事故が起きると「ゲレンデのコース外を滑走するいわゆる「バックカントリー」でまた遭難が発生しました」と各種メディアに取り上げられてしまうシチュエーションになりやすい。

だからというわけではないが、ゲレンデを使わずにボトムから尾根ルートでハイクアップすることにした。

滑りで未知のルートに入るのは進退窮まることを考えるとちょっとリスキーだが登りで使う分には最悪引き返せばいいので気が楽だ。いったいどんな斜面が待っているのかワクワクしながら登っていった。

 

5時過ぎにスタート。まだ暗いが月明りがありがたかった。

 

瑪瑙山につながる尾根筋を歩く。想像以上に歩きやすくて今すぐ引き返して滑りたいとすら思った。

 

森の中から富士山のシルエットがこんにちは

 

八ヶ岳と南アルプスのシルエット。長野の夜景も美しかった

 

再び富士山。予報ではこれほど良くなさそうだったのにラッキーだった

 

北アルプス南部のモルゲンロート。槍もしっかり見えていた

 

後ろには高妻山。戸隠の盟主っぽい風格が半端ない

 

左にあるギザギザは戸隠連峰。戸渡は率先して歩きたくない

 

瑪瑙山登頂!

 

瑪瑙山にはゲレンデスキーヤーに向けた注意書き(というか警告)があった。ここから先は山岳エリアなので登山届が必要とか、そういう内容だったと思う。自分は元々登山として来ているので装備も届けもバッチリだしゲレンデ営業前だったので良かったが、営業中にこの規制線を潜るのはちょっと後ろめたい気分になりそうだ。

 

これから目指す飯縄山。一度滑ってから登り返すことになる。

 

ちょっとしたアップダウンがあったり凍った箇所があったりして山スキーっぽくて良い

 

左には前日滑った黒姫山やさらに奥には火打山も見える。

 

ようやく山頂部の稜線に登り上げた。広い疎林の雰囲気は自分の中のお気に入りポイントだ

 

時間も早かったせいか貸し切り。踏み跡はたくさんあってこの山の人気ぶりを示していた。

 

シールのまま南峰へ向かう

 

南峰からシールオフで西登山道へ滑り込む。しかし思った通り藪い。登山道しか滑れない。

 

8年前にこの山に来た時はもっと藪も埋まっていてどこでも滑れる感じだったが今回はやはり厳しかった。

本当なら谷へ滑り込んでもいいかな、と思ったりもしたがこれは無理。とはいえ登山道も広くて滑りやすい感じなので無難に登山道をなぞる感じで滑っていった。

 

修験の山らしさが至る所にちりばめられている。

 

一歩登山道を外れると藪

 

やっぱり登山道が安全で楽しい

 

登山口に到着。会ったのはワカンの登山者数人のみだった。

 

ヒールフリーでスタート地点まで散歩

 

神告げ温泉にゴール!まだ10時前。渋滞にハマる前に帰れそう!

 

初めての瑪瑙山からの周回ルートは短いながらも山スキーの総合格闘技要素もふんだんに盛り込まれていて刺激的だった。

次はあと1メートルくらい雪が多い時に他の滑走ルートも試してみたい。

 

ルートやコースタイムなど詳細情報はヤマレコへ!