体力の衰えは避けられないのか | がんちゃんの雪山讃歌

がんちゃんの雪山讃歌

石川の山スキーヤーがんちゃんが登山、山スキーを中心とした日常生活や山への想いをつづります。
ヤマレコもやってます。(HN:Sanchan33)

日曜日の白山では弥陀ヶ原まで行ったものの山頂には向かわなかった。

マイペースでゆっくり登ればピクれたかもしれないがろくにラッセルもせずお客様で登頂したところでそこに達成感はない。ならば敗者は敗者らしく途中で引き返そうと思った。

明らかに体力の低下を感じた。

いや、正確には2週間前の立山の時から薄々気が付いていた。

やたら心拍数が上がる、足が重い、乳酸が溜まっている感じがする…去年までならほとんどなかった症状だ。

自分の山行は基本週1日で土日のどちらか。2日行く時もあるがどちらかというとレアだ。平日は会社の階段を積極的に使うようにしているがランニングとかジム通いのような明示的なトレーニングはしていない。

それでもこれまでは毎年体力が向上している手ごたえはあった。

だが今シーズンは明らかに体力が落ちている。スピードも出ない。11月~年始にかけての山スキーの頻度が少なかったことも一因だろうか。

これまでと同じ生活をしていたら恐らく落ちていくトレンドに入ったのだろうと感じた。

体力を維持向上させようと思ったらもっと山に登るかトレーニングで鍛えるしかない。

行動を変えるかどうするかは自分の人生の優先順位次第。山に全振りするのか?仕事もある、プライベートもある。

残念ながら自分は山に人生を全振りすることはできない。今以上に極端に山に時間を割くことは難しい。

そうなると恐らく自然体だと体力は低下する一方になるかもしれない。

 

山には足の合う仲間と登るべきだと思っているが、2週間前の立山も日曜日の白山も明らかに足が合わなかった。足を引っ張っていた。

これはパーティの安全という意味でもよくない。

遅れているメンバーは焦って行動ががさつになったり、その結果本来起こりえないリスクに晒される可能性もある。無理をすれば体力が尽きて事故につながりかねない。

先行するメンバーは待っている間に寒い思いをしたり行動時間が長くなることで別のリスクを生み出すことにもなり得る。

だから体力が戻らないうちは無茶はしない。身の丈にあった山行をする。

そして体力が戻るまで少し山スキーの頻度を上げてみようと思う。仕事やプライベートを犠牲にしない範囲で頑張って、それでもダメなら諦めるしかない。厳冬期の立山や白山の景色を諦めるにはまだ早い。

 

白山のエコーラインにて。先を行く仲間を見送って自分は下山。去年までならあり得ない決断だった。

 

この景色を二度と見られないのは嫌だ。まだやれば体力は維持できると信じて頑張るしかない。