想い出の名峰【仙丈ヶ岳】 | がんちゃんの雪山讃歌

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石川の山スキーヤーがんちゃんが登山、山スキーを中心とした日常生活や山への想いをつづります。
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仙丈ヶ岳は日本百名山のひとつであり、南アルプスの女王と呼ばれる名峰だ。

 

南アルプスは山深くなかなか日帰り登山が難しい山が多いが、その中でも割と登りやすく初心者向けの山だといえる。

 

理由は南アルプス林道バスの存在が大きい。

 

長野県伊那市の戸台から仙丈ヶ岳、甲斐駒ヶ岳の登山口となる北沢峠(標高約2,000m)まで1時間ほどで運んでくれるので仙丈ヶ岳まで標高差1,000m程度を登ればよく、泊まれば甲斐駒ヶ岳とセットで登れるのでお手軽だと思う。

 

なお、山梨県側からでも芦安(南アルプス市)から広河原を経て北沢峠までバスが運行しているので活用できるが、前者に比べて若干本数は少ない。

 

自分の中でも仙丈ヶ岳はお気に入りの山であり、頻繁に登っているイメージがあったが実は勘違いでこれまで3回しか登頂していなかった^^;。

 

そして1回は冬季テン泊に挑戦したものの豪雪のため敗退している。

 

先日仙丈ヶ岳に登った時はマニアックながら戸台川から河原歩きをこなす形でアプローチした。


6年前に同じコースを歩いた時は雪道かつテン泊装備だったので苦労した記憶があったが今回は身軽だったせいか経験値を積んだおかげか分からないがかなり楽に感じた。

 

6年前の1月に仙丈ヶ岳を目指した時の戸台河原駐車場の様子。

 

動物のトレース等を頼りに河原を歩いたがラッセルもあって体力が削られた。

 

河原から眺める甲斐駒ヶ岳の雄姿が素晴らしい。

 

ルートを間違えなければちゃんと橋もある。

 

6年前の大平山荘。この辺りでビバークさせてもらった。

 

冬の南アルプス林道。

 

残念ながらこの時は激ラッセルでピークを踏むことは叶わなかった。

 

仙丈ヶ岳は1回だけスキーでも滑ったことがある。

 

5年前の5月に北沢峠から夏道沿いに登って先日歩いた藪沢カールを滑り降りた。

 

フィルムクラストの最高の斜面だったことを覚えている。

 

小仙丈ヶ岳から眺めた5月の仙丈ヶ岳。

 

雷鳥にも会うことができた。

 

北岳の存在感がすごい。

 

東には東駒ヶ岳こと「甲斐駒ヶ岳」

 

小仙丈カールと仙丈ヶ岳。

 

仙丈ヶ岳登頂。この時はまだ山頂標識がそれほど傷んでいなかった。

 

山頂でスキーを履いて眼下に広がる藪沢カールへと滑り込んだ。

 

仙丈小屋と甲斐駒ヶ岳。

 

先週末たまたま同じ角度から写真を撮っていた。夏場はハイマツとゴーロ帯だったようだ。

 

素晴らしいフィルムクラストの斜面を独り占め。

 

5月の仙丈小屋。まだ雪が多い。

 

夏の仙丈小屋。風力発電?のプロペラはいつも健在。

 

仙丈小屋と藪沢カールを見上げる。

 

これも先日同じ角度から写真を撮っていた。夏と春でこれほどまでに景色が変わるとは。

 

素晴らしき一枚バーンをダケカンバの疎林に滑り込む。

 

藪沢の谷筋を滑走。

 

多分上の写真はこの辺を滑っていたんだと思う。景色の違いが面白い。

 

夏山も冬山も山スキーも楽しめる庶民の山「仙丈ヶ岳」。

 

大仙丈ヶ岳や仙塩尾根も歩いていないし小仙丈カールや大仙丈カールも滑っていないのでいずれ再訪したいと思う。