夏山は高山植物の宝庫だ。
花を目当てに山に登るという人も多いだろう。
自分にとっては冬山がメインなので夏山はどちらかというと体力づくりのオプション的存在だが、せっかく登るなら少しでも楽しみたい。
花の名前も知らないよりは知っていた方が楽しめる。
さすがに最近はかなり花の名前も覚えたし忘れることも少なくなってきたが、登山を始めた当初はどの花も同じに見えて違いが判らずに苦労した。
山へ行き、写真を撮って、家に帰って調べること数時間…ようやくヤマレコに記録をアップしても一部誤っていたりと大変な思いをした。
特に黄色い花と白い花は厳しい。
未だにセリ科の同定はできないしアザミの種類も多すぎてわからない。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20190715/20/sanchan33-yamaski/2f/0f/j/o0693108014503289817.jpg?caw=800)
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20190715/20/sanchan33-yamaski/06/95/j/o0699108014503309846.jpg?caw=800)
黄色い花の定番「ミヤマキンポウゲ」
同じく黄色の花「シナノキンバイ」…最初は見分けるのが難しいかもしれない
通いなれた白山であればほぼ即答できるレベルになってきたが、それも図鑑とにらめっこし続けた成果だろう。
花の名前を調べる手段は大きく下記4パターンだと思っている。
- 詳しい人と山へ行って教えてもらう。
- 図鑑で調べる。
- ヤマレコ等のSNSで詳しい人に教えてもらう。
- スマホアプリで調べる。
どれかひとつのやり方しかないということではなくてハイブリットで覚えれていけば良いと思うが、「図鑑で調べる」に関しては「白山花ガイド」がお勧めだ。
コンパクトなサイズで白山の花をほぼ網羅しており、発刊20年以上のロングセラーとなっている。
一般的な図鑑は掲載量が多すぎてなかなか探せなかったり絞り切れなかったりするが、この本は必要最低限かつピンポイントで掲載しており、花が咲く場所もガイドしてくれているので非常にわかりやすい。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20190715/20/sanchan33-yamaski/37/2d/j/o0843108014503293760.jpg?caw=800)
20年以上のロングセラーとなっている「白山花ガイド」
最近はインターネット、スマホ、AIなどのICT技術の進歩により「スマホアプリで調べる」という方法が考えられる。
試しに「GreenSnap」というアプリ(Android版)をダウンロードして使ってみた。
このアプリはアプリで花の写真を撮って投稿、もしくは既に撮った写真ファイルをアップロードすることで「AIによる自動判別」と「他のユーザーによる回答」を求めることができる。
正直AI(多分画像認識と機械学習の組み合わせだろうか)のレベルはまだまだというのが率直な感想だが、他のユーザーによる回答はそれなりに期待できると思った。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20190715/20/sanchan33-yamaski/2f/0f/j/o0693108014503289817.jpg?caw=800)
花の名前を調べるためのスマホアプリ「GreenSnap」
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20190715/20/sanchan33-yamaski/06/95/j/o0699108014503309846.jpg?caw=800)
他のユーザーさんからの回答はかなり期待できる。