その時は HAPPY Re:BIRTHDAY のように。 | さんちゃん@れに推しと申します。

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「HAPPY Re:BIRTHDAY」という曲について語ってみます。

「Re:BIRTHDAY」という表記ですが、たぶんこれはRebirth(輪廻・転生)のことなので、この歌はいわゆるバースデーソングではなく、輪廻・転生して再び新しい人生を歩み始めることをお祝いしている歌ですね。



アルバムとしては13曲めの「バイバイでさようなら」で死んだけど「HAPPY Re:BIRTHDAY」で転生する、という流れでしょう。
しかし、アルバムの流れの役割と曲単体での役割は別の話として論じることができると思っていて、このブログはあくまでもこの曲単体としての話です。


私は今はもうキリスト教徒ではありませんが、どうしてもキリスト教ベースの考え方が抜け切らないらしく、「HAPPY Re:BIRTHDAY」は輪廻・転生というよりはキリスト教の死の概念、死後の世界みたいだな、と思ってしまうんです。

以下に詳しく書きますが、全て私の拙い知識に基づく解釈ですので、間違えていても怒らないで下さいね…。


では本題。

おそらく多くの人が仏教や神道にしか馴染みがないのでざっくり説明しますと、「死」に対するキリスト教の教えは以下の通りです。

1:正しく生きた人は、いつか神様に認められ、次の世界(天国)にいけます。
2:天国では永遠の安息が待っていて、いつまでも楽しく穏やかに暮らせます。
3:いつかあなたも天国に行けたらおばあちゃんなどに再会できます。
4:でも、みずから死んでは行けません。その時まで正しく生きましょう。
5:正しく生きなかった人には永遠の死が待っています。


この「正しく生きる」とは神様の教えに従って生きるという意味ですが、そもそもキリスト教文化圏では道徳教育と聖書の教育がほぼ同じなので、日本語に訳すとしたら「神の教えに従って生きる」よりは「正しく生きる」の方がわかりやすいだろうなぁと思います。


余談ですが、れにちゃんもアルバムのメイキングで「バイバイでさようなら」の只野菜摘さんと対談しているとき、死について、偶然にも同じような価値観を説いてました。もしこれが自分で思いついたた考え方なのだとしたら、本当にれにちゃんはすごい人ですね。


話を元に戻して…。

ざっくりですが、キリスト教的にはこういう風に、死はおしまいではなく、天国に生まれ変わる日ということになっているので、お葬式の意味合いも仏教とは大きく違います。

もちろん、世界共通で、誰かが死ぬことはやっぱり感情的にはとても悲しいです。だから大切な人と一緒に過ごせなくなったという寂しさ・悲しさはもちろんあるんですが、「死んだ人は今頃天国で楽しく暮らしてるんだ」という考えがベースにあるため、キリスト教の葬式は死者の供養というよりも、神様を称えたり、生前の思い出をみんなで語り合ったりすることで地上に残された家族とみんなで寂しさを共有したりするために行われます。


そのため、結婚式のように神様を称える歌(賛美歌)も歌いますし、宗派にもよりますが結婚披露宴のように友人のスピーチがあったりします。

ちなみにこの時の賛美歌ですが、結婚式でおなじみの「いつくしみ深き(賛美歌312番)」を歌います。この曲については以前私のブログでも書いたことがありますね。
http://ameblo.jp/sanchan-renioshi/entry-12060154957.html


さて、キリスト教文化圏では、三途の川ではなく、光を目指してトンネルを通り抜けて天国にたどり着くことになっています。

HAPPY Re:BIRTHDAYの歌詞にも「ひかりが呼んでいる」という部分がありますし、最後の走馬燈みたいにももクロの声がたくさん聞こえるところでもやたらハッピーバースデイ(=おめでとう)を繰り返しているし、どうしても、天国に行く前にみんなが祝福して送り出してくれてる歌なんだなーという気がしてしまいます。


最後の「またね」は文字通り、先に行っててね、また会おうねの意味なのかなーと。先に天国に行っていれば、いつかまた会えますからね。

だから、もし僕がいつか死ぬ時がきたら、この曲のように、
HAPPY BIRTHDAY (*'▽'*)
HAPPY Re:BIRTHDAY ( ´ ー ` )
またね。

って言われて、みんなに祝福されて、穏やかに天国に行きたいです。

長くなりましたが、以上です。

最初に書きましたが、これはアルバムの中での話じゃなくて、HAPPY Re:BIRTHDAY単体での話です。

オマケ:この曲をレコーディングしてる時のれにちゃん。可愛い。