一歩一歩前進する | サンベール社長ブログ

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前回、物事を判断するときの座標軸には、人生を生きていく上での原理原則を置くべきであるというお話をさせて頂いた。

 

 

原理原則とは、言い換えれば何が人間にとって正しいかということである。

 

しかし、人間にとって正しいことと、自分にとって正しいことを取り違えないようにしなくてはいけない。

 

 

自分にとって正しいことは自分には都合がいいかもしれないが、他人にとっては都合が悪いかもしれない。

 

自分にとって正しいことというのは、往々にして利己的な考え方が多い。

 

 

私たちの考え方の中心に置かなければいけないことは、利己の対極にある利他である。

 

 

つまり、人のため、世のためになるということであり、それを心の座標軸の中心に置かなければいけない。

 

 

仕事で成功を収めるために、もう一つ大事なことがある。

 

それは、誰にも負けない努力が必要であるということである。

 

それも自分一人ではなく、組織のメンバー全員の努力があれば、私たちは想像を超える成功を実現することができる。

 

 

どんな偉大なことも、一つ一つの努力、アリの歩みのような一歩一歩の地道な努力の積み重ねでしか成し得ない。

 

一朝一夕にできあがるものではないのだから、一人一人が地道な努力をする以外に方法はないのである。

 

 

限界のない努力、際限のない努力、そして共有された目標に対するメンバー全員の努力が延々と積み重ねられれば、どんな目標だって達成できるはずである。

 

これが真理というものであり、これ以外に方法はない。

 

 

ゴールに到達するための早道など存在し得ない。

 

一歩一歩前進していくしか方法はないのである。

 

そして、一人一人が黙々と、情熱的に努力を積み重ねていく中で、その情熱が渦潮のように多くの人を巻き込んでいって、思いもよらぬ成果が生まれるのである。

 

 

成果が全然上がらないと言って悩んでいる人たちのほとんどが、この努力が足りていない。

 

つまり、成果を上げるためにやるべきことをやっていないケースがほとんどである。

 

 

成果を上げるために何をやるべきかは、ほとんどの人が分かっているはずである。

 

しかし、残念ながら何らかの理由でそれをやっていない。

 

 

そして、自分の努力の足りなさを分かっていながら、それを認めたくないがために、その理由を自分以外のものにすり替えているのである。

 

 

自分自身と正直に向き合ってみる。

 

自分が求めているものを得るために、今の自分の努力で十分なのか。

 

不足しているとしたら、何をどうしたら良いのかといったことをよく考えてみることである。

 

 

人生は山登りに例えることができる。

 

あなたはどんな山を登ろうとしているのだろうか。

 

 

近くにあるハイキング気分で登れる山なのか、頂上に到達した時に息をのむほどに美しい眺望の山なのか、富士山なのか、あるいはエベレストなのか。

 

 

どんな山に登りたいのかということは、どういう人生を送りたいのかということである。

 

それはあなた自身が決めることであり、それによって、その山に相応しい考え方が必要になってくる。

 

 

しかし、どんな山に登ろうと決めたとしても、一つだけ変わらないものがある。

 

それは、頂上まで続く原則道を一歩一歩登っていくということである。

 

 

途中、脇道や獣道に迷い込まず、原側道を脇目も振らずに進んでいくことである。

 

 

原則道、つまり、人生を生きていく上での原理原則を自分の座標軸の中心に置き、何事にも積極的に生きていくことではないだろうか。