私の過去世の解放が始まったのは、もう6年ほど前のこと。

解放を続けてきたこの6年で、自分の過去世を30以上知りました。

 

解放すべきエネルギーが大量に潜在意識に溜まっていたため、長期間の取り組みを余儀なくされています。

この謎解きが終わるまでは解放が続くのかもしれません。

書くことによって、解放、浄化が促されるという側面もあるからです。

 

重たい周波数のエネルギーを解放すると、一歩一歩「本来の自分=魂の自分」に近づきます。

それに伴い思い出していきます。

 

 

もうだいぶ前のこと。

瞑想し、解放すべきエネルギーを浮上させ、それらを昇華させていました。

浮上させたエネルギーを全て解放した時、フッとエネルギーが軽くなります。

その瞬間に思い出しました。

 

「ニニギは、ニギハヤヒの(魂の)兄」

 

 

ニニギもニギハヤヒも、シリウスの龍族の存在です。

そして、宇宙において複数の意識次元に存在します。

 

ニニギのさらに高次元の存在は、クマラ五兄弟のサナカ・クマラ。

 

ニギハヤヒのさらに高次元の存在は、クマラ五兄弟のサナンダ・クマラです。

 

ニニギ(サナカ)と、ニギハヤヒ(サナンダ)は、魂の兄弟であり、言い換えるとツインフレームの関係となります。

 

 

これまでの記事に「サナカはクマラ五兄弟の末子」だと書いてきました。

 

実は、私はいつも「サナカは末子」とタイピングする時に、指の動きに微かな引っ掛かりを感じ、自分の中に違和感を覚えていました。

 

「ニニギ(=サナカ)は、ニギハヤヒ(=サナンダ)の兄である」ということを思い出した時に、この違和感はこれが理由だったのだと気づきました。

 

 

これまでに書いてきたように、ニニギ(サナカ)はアトランティスの時代においてトート・ヘルメスとして存在(転生)しました。

トートは自分の欲に呑まれ闇落ちしてしまいました。

 

闇落ちしてしまったトートのエネルギーは、あくまでもニニギのエネルギーの一部なのだと思います。

しかし、闇落ちした影響により、これまでに存在していた意識次元から下の意識次元へと下降したのではないかと思われます。

 

このことにより、「ニニギとニギハヤヒ」の本来は「兄と弟」であったという関係が逆転し、「弟と兄」へと変化したのだと感じます。

 

宇宙においては霊的成長の度合いにより、存在する意識次元が変わります。

闇落ちしたことにより存在する意識次元が下がってしまったニニギは、ニギハヤヒの「弟」と言って良い存在になってしまったのだと感じます。

 

 

「ニニギはニギハヤヒの兄」という気づきを得た後、何度も同じイメージが脳裏に浮かびました。

それは、おそらくニニギが転生した存在であるトート・ヘルメスの姿ではないかと感じます。

 

闇落ちする前のトートは、大変快活で陽気、素晴らしい輝きを放つ存在で、勤勉であったと、アセンデッドマスターのマーリンは「時を超える聖伝説」という本の中で語っています。

 

私が視たトートのイメージは、このような感じでした。

(あくまでも私というフィルターを通して視ていますから、実際には違った姿かもしれません)

 

大変重厚な大きな椅子に、トートは座って足を組み、厚い本を膝のあたりに乗せ、熱心に読んでいます。

首から下のイメージ、そして大まかなイメージしか視えませんでしたが、均整のとれた体格という雰囲気で、男性らしさを感じるように思いました。

何より特徴的なのは、彼が放つ「美しいエネルギー」です。

ただ座って本を読んでいるだけなのに、近寄りがたいような、神々しいような、そのような印象でした。

その姿をそっと眺めていたいと感じるほどに、美しさを感じました。

 

 

このイメージを何度も視た後に、私の中にこのような思いが湧きました。

 

「私は兄を尊敬していた」

 

とても強い感情で、涙が溢れました。

 

これまでにも書いてきましたが、私の中にはサナンダ(ニギハヤヒ)の意識があるため、このような思いが湧いたのだと思います。

 

 

サナンダ(ニギハヤヒ)が、本来は兄であったサナカ(ニニギ)を想う気持ちは人一倍強いのだろうと感じます。

故に、ニニギが転生した存在であるトートが闇落ちという状態に陥り暴走を続けた時、それをただ眺めていることは出来なかったのではないかと思います。

 

アトランティスとトートがこれ以上ないほど悪化した状態に陥った時、サナンダは自らに降りかかる危険やその後の受難を顧みることなく、勇敢で愛溢れる仲間と共にアトランティスに飛び込んでいったのだと思います。

 

この時、サナンダはアベルという人物としてアトランティスに転生しました。

覚醒を望むアトランティス人に霊的な導きを広め、彼らが最終的にはアセンションに到達出来るよう、霊的な道のりを歩むための道筋をつけることをサポートしたようです。

 

そして、アトランティス崩壊後は、サナカ(ニニギ)の回復のため、存在する意識次元の上昇(霊的成長)のため、多くの転生を共にし切磋琢磨してきたようです。

転生を共にしない時には、霊的なガイドとして、サナカの回復をサポートすることも多かったようです。

 

しかし、この行いが未だトートを熱烈に信奉する者(闇側の者)たちとの間に大きな軋轢を作ってしまったことも、また事実だと思います。

 

アトランティスの時代において、闇落ちした状態のトートを強く信奉していた者たちは、未だ地球上において堕ちたアトランティスの世界を再現しようと画策してきたのだと思います。

 

そして、再び、ニニギ(サナカ)が闇落ちして、自分たちのリーダー(指導者)となってくれることを願って、儀式やニニギ崇拝を続けてきたのではないかと思います。

 

 

ニニギ(サナカ)は光側の代表者としての信頼回復を目指して、懸命に転生を繰り返しています。

彼が再び堕ちることのないよう、ニギハヤヒ(サナンダ)は大きな愛と共に見守り続けると言っています。