神社巡りをしていると両部鳥居を見かけることがよくあります。
両部鳥居が何だか気になる・・・魂が疼くような?
千葉県の久留里神社を訪れた時だったと思います。
こちらの神社には両部鳥居があり、そしてこの形の鳥居についての説明が書かれていました。
両部鳥居は神仏習合の名残で、両部は金剛界と胎蔵界を表すとのことでした。
調べてみると、両部とは密教の金胎両部を指すとのこと。
さらに調べていると「両部神道」に辿り着きました。
両部神道とは、仏教の真言宗(密教)の立場からなされた神道解釈に基づく神仏習合思想とのこと。
密教(真言宗)ですから、空海が伝え残した考えと言って良いのでしょう。
以前にも少し書いたと思いますが、空海の最大の仕事は「アセンションの仕組みを整えること」だったと感じます。
密教(真言宗)においては、大日如来を大切な存在と位置付けます。
あまり仏教に精通しているわけではありませんので、的確な説明であるかわかりませんが、他の仏教の宗派においては、「大日如来」ではなく「釈迦=ブッダ=シッダールタ」を大切な存在と位置付けていると思います。
大日如来と釈迦如来は別の存在です。
何故、空海は大日如来を大切と考える密教を日本に持ち込んだのでしょうか。
これは、「大日如来のほうが釈迦如来より上等だから祀りなさい」という話ではありません。
さきほど書いたように、空海はアセンションの仕組みを整えることを使命として生まれてきました。
アセンションにおいて大日如来は大切な存在なんですね。
両部神道を紐解くと、大日如来がどのような存在であるかが見えてきます。
両部神道のWikipediaには、このように書かれています。
以下転載
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両部神道では、伊勢内宮の祭神、天照大神は胎蔵界の大日如来であり、光明大梵天王であり、日天子であるとし、一方、伊勢外宮の豊受大神は、金剛界の大日如来であり、尸棄大梵天王であり、月天子であるとする。
そして伊勢神宮の内宮と外宮は胎蔵界と金剛界の両部で、この両部が一体となって大日如来の顕現たる伊勢神宮を形成しているとした(二宮一光説)。
両部神道とは、これによって神と仏の究極的一致を説明しようとしたところに注目した命名である。
また、日本書紀の三神に、仏教の如来の三身をあてはめ、国常立尊が法身、国狭槌尊が報身、豊斟渟尊が応身であるとし、この三神が合一して、密教の本尊である大日如来となるともした。
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現在内宮には本当の日神ではない女神が祀られているということだと思います。
私は以前、内宮を訪れた時に、とても波動の低い場所だと感じました。
そして、何やらエネルギー的操作が施されている場所だと感じました。
内宮に本当の日神である大国主を祀らないことで、両部神道で語られるアセンションに向けた仕組み、エネルギー的なバランスを崩しているのだと思われます。
天照大神と呼ばれる日神は女神ではなく、本当は大国主なのでしょう。
日神(太陽神)は男性と考えるほうが自然なはずです。
陰陽の陽の氣を司るのは男性性ですね。
両部神道の説明では、「内宮の天照大神は日天使」「外宮の豊受大神は月天使」だと言っています。
日月は「大国主とスサノオ」であり、豊受大神はスサノオです。
本当の日神と月神が揃って、はじめてエネルギーのバランスがとれるということです。
そして、両部神道の説明の後半。
「国常立尊、国狭槌尊(クニサヅチ)、豊斟渟尊(トヨクモヌ)の三神が合一して密教の本尊である大日如来になる」としています。
国常立尊は、スサノオです。
国狭槌尊は、大国主(ニギハヤヒ)です。
豊斟渟尊は、封印された女神であるスサノオの妻(大国主の母)です。
豊斟渟がスサノオの妻であることは、大本教で説いています。
宇宙の存在の名で示すならば以下のようになります。
スサノオ = サナト・クマラ = シリウスのセオリツ
大国主(ニギハヤヒ) = サナンダ・クマラ = シリウスのニギハヤヒ
スサノオの妻 = レディ・ヴィーナス・クマラ = シリウスのククリ
この三者が合一してはじめて大日如来になる・・・
これは、要するに大日如来は「369=みろく」であることを示しています。
大日如来は、サナトとレディ・ヴィーナスのエネルギーが統合されたサナンダ(ニギハヤヒ)を表していると言って良いでしょう。
アセンションへと導く存在である「大日如来=みろく」に、多くの人々が意識を向けた時、そこにはアセンションに向けた大きなエネルギー場が形成されます。
そのエネルギー場の形成を妨げるため、そして、アセンションの仕組みを妨害するために、アセンションを阻止したい日向族の流れを汲む者たちは、あれこれと画策してきたのでしょう。
しかし、そう遠くない将来にそれは徒労だったことを知るはずです。
天白信仰では、太一を大日如来としています。
太一は大国主です。
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国常立尊、国狭槌尊、豊斟渟尊の三神が祀られている場所が高千穂にあります。
高千穂のあたりは現在では日向族の正当性を示すために整えられた「日向神話を元にしたテーマパーク」のようになっています。
高千穂の中心地から離れた山の奥に、この三者が祀られていることからも、かつてはこの辺りも出雲族と縁の深い場所であったことが見えてきます。