以前、調べものをしていた時に興味深い記事を見つけた。

 

リンクを貼らせて頂きます。感謝をこめて。

 

上記記事より転載

-----

伊勢神宮と大嘗祭(天皇の即位式)の主祭神は太一(北極星)だと、民俗学者の吉野裕子氏は『天皇の祭り』(講談社学術文庫)で述べている。

-----

 

天白信仰の記事で、太白はスサノオであり、太一はスサノオの息子である大国主(=ニギハヤヒ)であることを書いた。

 

太一は北極星とされているが、そうではなく「太陽」だと思われる。

詳しくは天白信仰の記事を読んで頂きたい。

 

 

そして、大国主は「日神」であることを説明した。

 

 

そして、伊勢外宮に祀られる豊受大神はスサノオであることを書いた。

 

 

吉野裕子氏の説である、「伊勢神宮の主祭神は太一」は、上記に示した事柄からきれいに繋がっていく。

 

太一は大国主であり、太一は太陽を示す。

そして、大国主は日神。

 

内宮に祀られる大国主のために、外宮に父であるスサノオが祀られたということではないか。

 

伊勢神宮の主祭神は、天照大神という女神だとされている。

 

何故、天照大神という女神が祀られているとされているのか・・・

それは、日向族のアマテラスという女性を祀っていることにしたかったのではないか。

 

もしくは、アマテラスという女性が祀られているのであれば、それは、エネルギー的な封印のためなのだろう。

 

伊勢という土地は本来、出雲族と縁の深い土地だったと思われる。

出雲族にとって大切な場所であったがために、強く封印を施したのかもしれない。

 

伊勢津彦神の別名は、出雲建子命であるとされる。

また、伊勢津彦はニギハヤヒ(=大国主)であるという説もある。

 

内宮に祀られているのが、日向族のアマテラスという女性なのか、大国主なのか、どちらなのかはわからない。

しかし、私が内宮を訪れて感じたのは、そこに大国主を感じる氣はなかったということ。

 

 

日向族は自らの裏切りにより、出雲族と対立し、後に出雲族を滅亡へと追いやった者たちだと言われている。