冬になると雪面に1本すっくと立って目立ち、それも あまりにすっきりした樹形のため、ずっと気になっている木があります。今日は思い切って雪の壁を登り根元まで行って観察してみました。
 
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 想像はしていましたが、やはりハンノキ(カバノキ科)でした。少し前まではもっと小枝が透けて見え、さらにすっきりした感じでした。
 最近は、垂れ下がる雄花の花序が見事に大きく長く成長し、花簪(かんざし)の趣さえ感じるほどです。
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 木の下の雪面は、花粉症のもとになる大量の花粉が散って、一面淡く黄色になっています。花粉症の自分ですが、興味が先にたち触ったり振ったりしてみてもくしゃみは出ませんでした。
 この木はかなり前に、木の中ほどの所で芯を切って成長を止めたらしく、その部分から一斉にひこばえが伸びて、このような幾何学的?な樹形になったようです。
 ここの木はたまたま何かの理由でこの1本だけが残されたのでしょうか。近くを通るたびにほっとするような気持ちになります。
 
 用で出かけた南魚沼市の六日町からの帰り道、霧やもやでもないのに辺りが白っぽくかすんでいました。
 雪で輝いて聳え立っているはずの巻機山連峰や越後三山なども全く見えません。視程は7~8キロでしょうか。心なしか喉がいがらっぽいような感じもします。黄砂かと思いましたが、少し色の感じが違います。ならば、例のPM2.5かと思い写真を撮りながら帰りました。
 
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 親戚で彼岸のお参りをして帰宅、ネットで調べてみるとやはり環境基準以上のPM2.5でした。PM2.5の強い国ではこれと比較にならないほどの濃度の日が続くというニュースを見聞きします。
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 この辺では、一日二日もすればまた真っ青な青空に、真っ白の山々が神々しいばかりに輝く風景が広がります。

 

 
 
 1週間ほど前からか、朝起きるとスズメの鳴き声がよく聞こえます。スズメは人の生活のある所で見られる留鳥または漂鳥であり、厳しい冬が終わりまた身近に戻ってきたのでしょうか。
 
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              すずめの土鈴   WATSON SM / C.W&N 
 
 スズメは、春先は苗の害虫を食べる益鳥として扱われ、秋には稲の籾米(もみごめ)を食害する害鳥となり、昔からスズメを追い払う風習や行事が行われたりしてきました。その一方、雀の恩返しなどのおとぎ話や民話などにも登場したりもしてきました。また、スズメはチュンチュンとよく囀るため、噂話を好む人を雀に例えることもあるくらいで、とにかく身近で親しみがある鳥です。
 ところが、ツバメとともに日本人にとって最も身近なこのスズメも、個体数が減少傾向にあるとのことです。一説には、50年前の10分の1とも推定されているそうです。営巣場所とする住宅の構造の変化、農村でコンバインの普及によって落ち籾(もみ)が減り、農薬による昆虫類の減少もあって、餌の不足がその原因の一つとも聞いたことがありますが、確かな原因はわかっていないようです。 

 

 何はともあれ、朝スズメの鳴き声がするとなぜかのどかな気分になります。本日積雪は1メートル、春分の日も間近です。カワラヒワが愛らしくさえずり出すと、この雪国魚沼地方もいよいよ春の始まりです。

 

 
 
 
 
 先日、積雪が1メートル少しまで下がってきた里山で、双眼鏡で樹木を観察していると、ピンポン玉くらいのこげ茶色の小さな塊が、たくさん木からぶら下がっているのが見えました。
 距離は約100メートルもあり、双眼鏡を通したスケッチをして下山。帰宅して早速図鑑などで調べましたがいまひとつ判然としません。
 
 
 どうも気になるので、翌日曜日にまた出かけ、トレースから外れて雪の急斜面を腰まで埋まりながらその現場まで下りてみました。
 
 
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 イワガラミ(岩絡み) がミズナラの木に絡み付き、無数のドライフラワーのような花がらをぶら下げているのでした。花は時々遠くから見たことがありますが、花がらが落ちずにドライフラワー状態になったイワガラミの実をまじまじと見たのは初めてです。
 
 
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                           Stillman&Birn SM / C.W&N
 
 薄くなった装飾花の付け根には、かすかに赤みを帯びる花柱を残して種子を飛ばし終えた果実が見えます。ツルアジサイと違い、鍔片が1つということも所々識別できます。
 今は枯れ果てた寂しげな姿ですが、花の時季には遠くからもよく目立ち、ガクアジサイに似た美しい花をおもい浮かべながら、揺れる木の上でのスケッチでした。

 

 
 
 
 
 
 
 
  昨日3月12日、よく晴れた日曜日の午後、今日こそは初マンサクをと御嶽山(魚沼市堀之内地区)に出かけました。
 
 双眼鏡でバードウオッチングならぬマンサク探しで、ようやく見つけました。確認のため、トレースから外れ急斜面を腰まで雪に埋まりながら下ってみると、たしかにそこに3つ4つとマルバマンサクが咲き出していました。
 
 
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  夕日の逆光を透かして見える黄色のあの独特の花びらはまだ小さいですが、健気に春の到来を知らせる喜びに輝いているように見えます。いつ見ても地味ながらこの花は何か不思議な美しさを漂わせる花です。
 雪の多いこの魚沼にも、いよいよ春の足音が聞こえてきます。