年が明けてから、「今日は三日正月だ」、「今日は七日正月だ」、「おお、もう小正月か・・・」などと言っているうちに、間もなく大寒です。ついこの間などは最低気温が―11.8℃と冷え込むなど、天から活を入れられた思いです。年始に行ったり来たりで酒などをだらだらと飲み、夜はこの半月故障したパソコンとの格闘。すっかり運動不足の日々になっていました。
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                                                                    Langton F8 / HOLBEIN
先日久しぶりに7キロくらい、霙の降る中を歩いてみました。運動不足解消どころか、翌日は足と腰が痛み困りました。硬い舗装道路を長時間歩いたせいかもしれません。
気晴らしに、逆療法は如何にと、先日の珍しく晴れ上がった日に雪の里山に登ってみました。かんじきで雪を踏みしめながらの山歩きは、寒いが実に気分がいい。爽快なトレッキングでした。
その効果かどうか、いつの間にか膝と腰の痛みはすっかり消えていました。体調もパソコンの調子もようやく回復。そして、あと2週間もすると立春です。凧の絵でも眺めながら、祈願や厄除けなどの願いごとを、凧に乗せて「天まで届け」とひそかに祈りたいこの頃です。
 
 雪が続き、このところ野外での写生ができません。
 1ヶ月ほど前、初冬のアーバンスケッチの真似事をしたことがありました。
新潟市で展覧会を観賞した後、ふと空を見上げると珍しい塔が目に入りました。
寒さに震えながら描いているところを、ずっと見てくれている4、5人連れのご婦人方に何の建物か尋ねると、「知らないで描いているんですか?!」などと言われてしまいました。不覚でした。「魚沼から来られた方では仕方がないよね。」などとも言われ、さらに複雑な気持ちになったことを思い出しました。
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                                         WHITE WATSON F2  /  C.W&N      
 帰宅してネットで調べてみると、134年前に建てられた旧新潟県議会議事堂で、現在は「新潟県政記念館」という国の重要文化財。屋上には八角塔屋をも構え、随所に贅をこらした装飾が施された堂々たる建物です。西洋の建築技術や様式を意欲的に取り入れた、いわゆる洋風建築の代表的なものだそうです。
 現在、旧県議会記事堂は記念館として、建物自体が持つ優れた文化的価値と、当時の暮らしがわかる資料の数々や美的感覚を今に伝えてくれる大切な場所として、国の重要文化財に指定されています。
 明治初めの府県会開設期の議事堂としては現存唯一の遺構で、わが国の建築史上極めて貴重な洋風建築とのことです。
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 今年3月から始めたここでの拙いブログにご訪問いただき、またナイスならびにコメントをいただきましたことにお礼を申し上げます。
 絵はその場でないと描けないという不器用さのため、暑くても寒くても、その場所で描く楽しさを大事にしながら、新年も描き続けていきたいと思います。
 どうぞ良い年をお迎えください。
 
 1年がめぐるのがほんとうに早い。もう年の暮れだ。
 春のお釈迦様のお祭りに始まり、お盆の行事、秋になるとハロインだ、それクリスマスだなどと、年中どうも節操がない。何でも来いだ。
 どこかのお寺のお坊さんのブログで、クリスマスツリーを飾っているのを見たりすると、もう仏教の寛容さと言うか何と言うか、つくづく日本は面白い国だと感心してしまう。
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                                          WHITE WATSON F2  /  HOLBEIN
  今年も我が家では、座敷の床の間にクリスマスツリーがすまして鎮座ましましている。そして12月26日からは、今度は正月飾りだ。歌舞伎の回り舞台さながらである。
 せっかく目の前にあるこのクリスマスツリー。初めて絵に描いてみることにした。このような細々したものをどう描いたら雰囲気が出るのか、勉強です。
 
 案の定、かわいいクリスマスツリーのはずが、やっぱり、コテコテと重苦しい絵になってしまいました。「薄く、あっさり、爽やかに・・・・」はいつもどこに行ってしまうのでしょうか。
 
 
 やれ小春日和だ、やれインディアンサマーだ、今日は一日儲けた、などと喜んでいたら、数日前のまとまった降雪で あっという間にあたり一面モノトーンの世界に変わってしまいました。
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 まだ12月というのに屋根の雪下ろしも始まり、市内では雪関連の不幸な事故も起きています。
 この絵は、今から1ヶ月前に描いた紅葉の都市公園の風景です。

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                                              WHITE WATSON   P10  /  HOLBEIN  
 わずか1か月前の、青空に映えるあの紅葉の風景が、遠い日のことのように思われます。季節の移り変わりがはやくはっきりしている、などという言葉には感心するくらいです。

 これから3月の半ば頃まで、雪を運んでくる鉛色の空を祈るような気持ちで眺める日々が続きます。
 そして4月、雪消えが進み日増しに大地が見えてくると、あの爆発するような春がまためぐってくるのです。
 
 写生に行く予定の先日、雨のため久しぶりに室内で静物を描きました。
 今回は西洋梨のル・レクチェが登場です。高価なためそういくつもは用意できません。この洋梨は、いびつで独特な形をしているのが面白く、複雑な色合いも静物のモチーフの一つとして魅力的です。

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                                                           WHITE WATSON  P10  /  HOLBEIN
 ル・レクチェは気候や土質があっているせいか、ほとんどが新潟県産とのことで評判もいいようです。ラ・フランスなどの西洋梨は、気候が合わないために、現在ヨーロッパではほとんど栽培されていないというところがまた面白いと思います。
 ル・レクチェは甘く、香りも強い。追熟におよそ40日間もかかり、傷む直前が最もおいしくなるとのことです。たまに頂いたりすると、常温の室内に置き香りを楽しみつつ、今日か明日かと食べ頃を見計らうのも楽しいものです。
 せっかくの食べ頃のおいしそうなル・レクチェ(画面果物の右端)でしたが、どうもプラスティックのような感じの絵になってしまいました。