今日は朝から絵に描いたような気持ちの良い皐月晴れでした。
庭でぜんまいもみをしていると、2羽のキセキレイが異状に鳴き騒ぎ、頭上を飛び回ります。見回すと、芝生の10メートルくらい向こうに、巣立った直後の雛が一羽キョロキョロしていました。

コンパクトデジタルカメラで
念のため脚立に上がって巣をのぞくともぬけのからです。どうやら雛たちは今朝巣立ったようです。立つ鳥跡を濁さず__ではありませんが、ツバメなどと違って、巣の下に糞などの跡がまったくありません。きれいなものです。鳥の中には、雛の糞は薄い膜で包まれていて、親がくわえて運び捨て、始めの頃は親がその場で食べる鳥もいるとか。
小学生の頃、目も開かない「裸っ子」のキセキレイの雛を育てたことがあります。奇跡的にうまく育ち、窓から自由に出たり入ったりの放し飼いでした。私が学校に行っている間中、世話をする私の母を親だと思っていたのか、母のパーマのもじゃもじゃ頭が気に入り、夜はいつもそこにいました。 糞をするためにもぞもぞと尻を突き出すと、母はいつも慣れた手つきでそっと指でその糞をつまみ、鼻紙にくるんで始末していました。ただ、電灯の笠や箪笥の上など、所かまわずバタバタと飛び回るので、なにか家の中が埃っぽくて困りました。
そのうちに、次第に一晩帰ってこなくなり、それが二晩、三晩と延びて、とうとう帰って来なくなりました。野生が蘇ったということだったのでしょう。
雨の日も風の日も、せっせと餌を運んできては雛の糞を運んでいくキセキレイ。人や外敵が近づこうものなら、必死で鳴き声で警戒をする。親鳥の愛情にはほとほと感心してしまいます。キセキレイの子育ては本当に忙しそうです。でも、どこか楽しそうも見えるのです。巣立った雛が無事に親鳥になる日が来ることを祈っています。


