向島百花園の梅と春の「庭さんぽ」 | 散歩おじさんの「ぶらりWalk」

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散歩おじさんが街中やら、公園やらを「ぶらり」した様子を載せています(^.^)

今日の散歩おじさん地域は青空が広がりタップリの日差しが気持ち良かったです!

 

気温は10℃台半ばぐらいだったようですが、日が落ちてもそれほど急に寒くならないのは、それだけ季節が進んでいるということなのでしょうかねぇ(?。?)

 

さて今日の記事は2月23日の天皇誕生日に行って来ました、梅が見頃を迎えた向島百花園です!

まずは園内で一番数が多いであろう「白加賀」からドウゾ(^.^)


行った日は陛下のお誕生日を祝うかのような快晴でしたので、青空背景の梅(紅冬至)の眺めを楽しめました♪


「唐梅」の可愛らしい色に和み・・・


「紅千鳥」は名前も素敵ですねぇ(^.^)


「八重野梅」のボリューム感のある姿もキレイだなぁ~(^^)


ところでこの日は向島百花園の「梅まつり」に合わせて開催されるイベントの一つであります「庭さんぽ」が開催され、散歩おじさんもそのイベントに参加して楽しんで来ました♪

東京都公園協会のサイトの記載を見ますと、庭さんぽは「職員が向島百花園ならではの草花や庭園風景の楽しみ方をご紹介しながら、園内を散策して回ります。」とのことなのですが、そのサイトに掲載された過年度の写真を見ますと、「職員」というのは「あの親方」らしく、「そう言えば『七草籠実演のイベント』の時に『梅の時期にみなさんとお会いできるような機会があります』・・・ってなことを言っていたなぁ?」ってことで、親方との再会を楽しみに出かけたというわけなのです(^_-)-☆

なお、「あの親方」とか「七草籠実演のイベント」とかをご存じない方は、よろしければ↓のリンクから記事をご覧くださいな!


「七草籠」の記事

この度は12月の「七草籠実演」の時の「親方とお弟子さん」にもう一人の庭師さんが加わって3名の庭師さんで園内を案内してくださいました(^.^)

なんたって向島百花園の隅々まで知り尽くしている親方の説明は実に興味深く、一見すると見栄えの良くない木や草の様子も「実は次の年(あるいは次の季節)」にきれいに育つように管理されていることが分かって楽しかったです!

そんな親方ですから草木や花のことに関してはお弟子さんに負けるわけはないのですが、実は園内に飛来する「鳥」のことについてはお弟子さんを頼りにしていることが分って、それはそれで面白かったですよ( ´艸`)

鳥のことに関して親方から頼りにされているお弟子さんの説明によると、椿の花びらに開いている穴は鳥たちが蜜を吸うために花びらを掴んだ跡なのだそうです(@。@)ホホォ~!

なるほど花びらの端の方が傷んでいる花を良く見かけますが、あれは鳥たちの仕業だったんですねぇ!

因みにお弟子さんに後から聞いてみたら、椿のような大き目の花は花びらに掴まり、梅のような小さい花の場合は枝を掴んで蜜を吸うとのことで、この日散歩おじさんが撮った画像を確認したら、たしかに梅の花の蜜を吸うメジロは枝を掴んでいました(^_-)-☆

そしてヒヨドリぐらいのサイズの鳥だと蜜を吸うのではなく、花ごと食べちゃくこともあるそうなんですよΣ(・ω・ノ)ノ!

今年の向島百花園の蝋梅は咲いた途端にそういう鳥たちに食べられちゃったのだそうですが、向島百花園としては「お客さんも鳥もWelcome」という方針なので、お客さんに楽しんでもらう前に鳥が食べちゃうことも自然のこととして、鳥除けのネットなどの設置は検討していないということを、親方が誇らしげに説明されていました!

それにしてもお弟子さんは庭のことを良く勉強されていて、「庭さんぽ」の最中も親方から振られる話題について分かりやすく丁寧に説明してくれる様子に親方が目を細めているのが微笑ましかったです(^.^)


「庭さんぽ」は庭師さんが説明してくれる「庭師さんならでは」の解説も興味深く、例えば「雪吊りの向き」の説明など、とっても面白かったです!

大雪が降った時に松などの枝が雪の重みで折れない様、予め枝を縄で吊っておく「雪吊り」はみなさんご存じだと思いますが、親方の説明によれば庭師さんたちは雪吊りも庭の景観を考えて吊られているそうで・・・

「この雪吊りはこっちから見て欲しい!」ということが縄の結び目に現れているのだそうで、天辺の黒い縄の「飾り結び」の結び目がある方から眺めるときれいに見えるのだそうです!


・・・ということで結び目が向いた方から眺めると、他の2本の松の雪吊りとともに、バランスよく眺められるポイントを見つけられました(p_q)