昨日も今日も風が強かった散歩おじさん地域ですが、南からの風が入った昨日とは一転、北寄りの風だった今日は気温も上がらないうえに風のせいで数値で示される気温より寒く感じられました(^_^;
さて記事の方は前回に続きまして、駅からハイキングで歩きました熱海を「ぶらり」の2回目です(^.^)
前回の記事の最後に載せました来宮神社の「大楠(おおくす)」にパワーをもらってどんどん歩きますと、やがてコースは「丹那トンネル」の上に差し掛かります!
場所としては「熱海梅園」のすぐそばなのですが、梅園に至る手前に「丹那トンネル殉難碑」がありましたよ!
下に見える線路は、奥側が熱海駅方向でして「丹那トンネル殉難碑」は丹那トンネルの熱海側入り口の上に建てられています!
丹那トンネルは東海道本線の熱海駅と函南駅の間にあるトンネルで、大正7(1918)年に着工され、当初は7年後に完成の計画だったものが、難工事だったため工期が倍以上伸びて昭和9(1934)年にようやく完成したのだそうですよ(@_@)

工事中は大きな事故が何度も発生し犠牲者の数は67名を数えたのだそうで、その犠牲者の慰霊のために「丹那トンネル殉難碑」が建立されたのですね(-人-)
近くには丹那神社がありまして、そのすぐ脇には「救命石」と名付けられた石が置かれています!
「救命石」と言うのですから、この石で救われた命があるのだろうと思い説明を読んでみますと、この石は坑内から掘り出されたもので外に運び出されるはずのものだったそうです!

ところがその作業中に残土搬出のための装置にこの石がひっかかってしまったのだとか・・・(@。@)タイヘンダ~
そのままでは作業が滞るという事で、たまたま通りかかった作業員も協力して石を除こうとしている時に大崩落事故が起きたのだそうで、もしこの石がひっかからずに作業が順調に進んでいたとすれば、通りかかった作業員はそのままそこを通過して大崩落に巻き込まれていたはずだったという事なのです\(◎o◎)/!
つまりこの石のおかげで助かったということで「救命石」と名付けて神社に保存してあるのだそうです!
事故で命を失うかどうかは、このように紙一重の場合もあったのでしょうけど、いずれにしても工事に携わった方たちの苦労のおかげで、我々は丹那トンネルを利用して移動できるのですね(-人-)
梅園はけっこう高い所にありますので、そこを出てからはどんどん坂を下って「来宮駅前」を通過しました!
来宮駅は東海道本線と接するような場所にありますが、路線としては「伊東線」になるのですね!?

マップに従って進むと、来宮駅を通過してからは観光の人があまり歩かないようなエリアを通過しました(@。@)
実はこの度のコースは「県立熱海高校」の生徒さんが考案したとのことでして、こういう所を歩けるのも地元の若者が考えてくれたコースならではかもしれませんね(^^)

そんな通りを進むと次なる立ち寄りスポットであります「湯前(ゆぜん)神社」に到着しました!
ここは名前からも分かる通り熱海の温泉にまつわる神社で、年に2回、元湯を神前に「献湯(けんとう)」する神事が行われているのだそうです(^_-)-☆

こちらは普通の神社でいうところの「手水」に当たるものだそうですが、さすがは温泉関連の神社だけあって、あふれ出ているのは熱々の温泉でしたよ(@o@)


拝殿はそれほど大きなものではありませんでしたが、歴史を感じさせてくれる雰囲気でした!


今回のコース沿いにはこういう物が随所に見られました(^^)
温泉の湯気が噴出しているのはいかにも温泉地らしい光景ですが、中にはこの温泉のように卵を温められるようになっている物もありましたよ!
