前回の続きです。


距骨骨折は転位の程度により4つのタイプに分類されます。



足部を底屈にし、変形を整復します。

整復が難しい場合は踵骨に直接牽引します。


転位があれば、血行状態改善のため早急に対応が必要です。

①②の場合のように、転位のない場合は整復後ギブス固定

③の場合は、整復を容易にするため骨切りが必要になるケースもあります。 ④になることは稀です。

③④では骨壊死が考えられます。

骨シンチグラフィー検査などで壊死が落ち着いたと判断されるまでは、

膝蓋腱部を中心に体重を支えるPTB装具を付け、非荷重にします。


次回に続きます。

距骨骨折

距骨は脛骨と踵骨(かかとの骨)の間にある骨です。



交通事故では、バイクの転倒時やアクセル・ブレーキに足を乗せていた

ときなど、背屈位の足首に大きな力が加わることによって、

脛骨と踵骨に圧迫されて骨折します。


距骨骨折は、踵骨骨折などに比べるとあまり多くは発生しませんが、

距骨の表面の80%が軟骨で覆われているため、血流の供給が限定され、

血行障害が起こり、骨壊死や変形性足関節症を併発する場合は多くなります。


症状としては、激しい痛み、骨折部の腫脹、足関節可動域制限などで、

起立・歩行が出来ません。

前回の続きです。


術後は、早期にリハビリをしなければ、足関節が拘縮してしまう

可能性がありますので、リハビリは重要です。

術後2~3週間後にシーネ固定とし、1日数回固定を外して、

足関節のリハビリを行います。


骨折や脱臼により可動域に2分の1以上の制限が残った場合は

後遺障害10級11号が、可動域に4分の3以上の制限が残った場合は

後遺障害12級7号が、可動域に制限のこらない場合でも、

常時疼痛がある場合は後遺障害12級13号、14級9号が

認定される可能性があります。