【人の死と向き合うプロッフェッショナル】 | わたしよ、わたし サマンサ!

わたしよ、わたし サマンサ!

笑いながら生きよう!

職業は「古屋サマンサ」
肩書き「古屋サマンサ」
横浜市在住 心理カウンセラー&心理学講師
「どーせ無理女」をなくすべく
全国で個人セッションや
講座を開催!

 

週末は義父のお通夜・

告別式があって

「長男の嫁」らしいことを

初めてやった気がする

 

 

古屋サマンサです

古屋サマンサって何者?

⇨サマンサの声は

「和田アキ子」ではありません

 聞いてみたい人はこちら

 

 

そんなこんなで

バタバタしていて

またもやブログの

更新があいてしまって

ごめんなさい!!

 

 

結婚17年間、

嫁らしいことは

ほとんどやって

こなかったのに

 

そんな嫁にも

嫌味一ついわず

いつも温かく

接してくれていた義父

 

最期の最期まで

優しかった義父

↓   ↓   ↓

【昨日義父が亡くなりました】

 

 

葬儀場の関係で

亡くなってから

10日間も空いたせいか

なかなか亡くなった実感が

わかなかったのだけれど

 

久しぶりに

義父の遺体と対面して

それはそれは冷たく

硬くなってしまった

頬に触り

 

そして最後

骨になるまで

見届けて

 

初めて義父の「死」を

受け入れられた

気がするわ

 

 

今回初めて、

「人の死」と

いうものを

間近で見てきて

 

そういう時でないと

まず関わることのない

「仕事」に携わっている

方たちに出会って

色々と感じることが

あったので

 

今日はそれについて

書いてみようと思うの

 

 

義父が最期の

2週間を過ごした

東京都多摩市にある

聖ヶ丘病院ホスピス病棟

 

 

ここの病院を

最初に訪れた時

 

「えっ? ここ本当に病院?」

 

って思うような建物と

インテリアに

とても驚いたのよ

 

とても暖かで

素敵な病院内を

ぜひ聖ヶ丘病院のHPで

見てみてね

 

 

普通、病院って

 

白とかグレーとかで

なんとなく無機質で

冷たい感じがするでしょ?

 

お見舞いに行くだけでも

なんだか気持ちが

落ち込む・・・

そんな感じ

 

それがこちらの病院は

ホスピス病棟はもちろん

外来病棟も

 

まるでどこかのお家に

来たかのような

温もりを感じる

インテリアで

そこにわたしたち家族は

どれだけ救われたかしれない

 

 

 

 

病室の外には

家族が休める

こんなサロンもあって

 

 

そこは温かく柔らかな

日差しが差し込み

「お茶をご自由に」と

ポットとコーヒーや

紅茶が置かれている

 

そしてそこに

添えられている

カップも紙コップでなく

ウエッジウッドの

カップだった…

 

そういうちょっとした

気遣いがこれから

遠くないうちに

大切な人の死と対峙して

いかないといけない

わたしたち家族の

緊張感とストレスを

和らげてくれたの

 


あとね、病室に

付き添っているときの食事

 

通常はなにかお弁当を

買って食べたり

いかにも病院の

「食堂」といったところで

 

なんとなくお腹を

満たすだけの

味気ないものだと

思っていたのだけれど

 

ここの病院の「食堂」は

真っ赤なテーブルクロスが

敷かれていて

ちょっとレストランで

食べているような

雰囲気を味わえた

 

それに簡単な料理なら

作れそうなこんな

キッチンも

併設されていたわ


 

 

 

病院の診療理念が

 

「患者さんと家族の

心の支えとなる

医療を目指す。」

 

となっているけれど

まさにその通りの

病院だと思う

 

 

亡くなる2日前に

病院から電話が

かかってきて

私たち家族にされた

余命宣告

 

「今日なにがあっても

おかしくない状態で

あと数日と考えたほうが

いいでしょう」

 

という内容だった

のだけれど

 

その時の先生の

話すスピードと抑揚

声の大きさに表情

 

「なんて

プロフェッショナル

なのかしら」

 

と悲しみの中にいながらも

わたしは感嘆しながら

先生のことを

眺めていたわ

 


それは決して

冷たくもなく

かと言って

過剰に悲しそうに

するわけでもなく

 

でも

 

わたしたち家族の

悲しみに静かに

寄り添ってくださっている

 

そんな感じの

話し方だった

 

 

そして

看護師さんたちにも

本当に暖かく優しく

接してもらった

 

義父は今まで

何度も入退院を

繰り返してきたけれど

 

「ここの看護師さんは

何を頼んでも

嫌な顔一つせずに

やってくれるんだよ」

 

と亡くなる数日前まで

目を細めて

言っていたくらい…

 

 


(入院した時は家から
パソコンとプリンターを
息子たちに持って来させて
闘病日記の続きを
書くくらい元気だった義父)

 

 

そんな看護師さんと先生は

父が亡くなった後

一人一人病室を訪ねて

挨拶にきてくださり

 

「お義父様はとても

ダンディーな方で

わたしたちがなにか

してさしあげると

必ず『ありがとう』と

言ってくださいました」

 

なんて最期まで

優しい言葉を

声をかけてくれた

 


病室から運び出して

車に乗せる時も

目を赤くして最期まで

外で見送ってくださって

それが遺族となった

わたしたちにとっては

とても嬉しかったわ

 

 

ホスピス病棟の先生や

看護師さんにとって

余命宣告をしたり

患者さんの死に

立ち会うことは

きっと日常そのもの

 

長くやっていると

それにも慣れて

淡々と仕事として

こなしているのかと

思ったら

 

ここの病院の

先生や看護師さんは

最期まで義父や

わたしたち家族に

心から寄り添ってくれて

 

これこそがまさに

プロフェッショナル

なんじゃないかと

思ったわね

 

 

わたしたちが

日常生活では

なかなか

接することはない

職業だけれど

 

こんな風に人の「死」に

常に向き合う仕事を

プロフェッショナルに

されている方たちが

いるということを

ご紹介したくて

今日の記事を

書いてみました

 


わたしもできれば

こんなホスピスで

最期の時を迎えたいな。

 

 

 

義父の遺言で

葬儀会場に飾った

趣味の書

 

「村」の古字で

 邨

 

 

人の「死」って

普段会わない人たちを

集わせてくれる

「村」のような

ものかもしれないわね

 

 

 

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