久しぶりの夏休みプログラム
夏休み真っただ中のKIKI、
毎日サマースクールに通っているので、平日はなんとなく今まで変わりない生活。
ハイスクール進学への気構えをちょっとづつ整えます。
以前は、夏休みスタートと共に、
地域の公園プログラムで、ボランティアの年長のお兄さんやお姉さんと、
サマーキャンプで遊んでいました。
ここ数年は、夏休み期間のほとんどは日本旅行に行ってしまい、
ハワイはお留守。
久々に夏休みのプログラムに参加し始めます。
その一つが、ＡＹＳＯ（アメリカユースサッカーオーガニゼーション）の
ＥＰＩＣサマープログラム。
なんと9年ぶりの参加です。
スイミング三昧のKIKI、
サッカーはどうかな。
「サッカーすき
」
９年間も空白があるのに、
と思ったら、ミドルスクールのＰＥ（体育）クラスでも遊んでたみたい。
きっと、スイミングばかりの毎日だから、
目先が変わって面白いのかな。
それにスイミングは一人、自分との闘い。
リレー種目でチームワークを覚えるけど、
自己ベストを果てしなく更新することが目標です。
サッカーは、みんなとの共同作業。
時に自分が誰かを輝かせるために動いたりして、
KIKIには新鮮です。
みんながゴール EPICプログラム
ＥＰＩＣサマープログラムは、かつてＶＩＰチームと言われたプログラムの継承、
スペシャルニーズのある子どもたちが、多くのコーチやボランティアたちと
一緒にゴールを目指します。
いくつかのグループに分かれるＥＰＩＣプログラムのゲーム。
グループが交代で走り回ります。
KIKIたち走れる子どもたち同士では、ほぼフツーのサッカー。
KIKIなんてちゃっかりオフサイドでボールを待っています。
「KIKIー！ RUN！」
思い出したように走ったりするけど、
手抜きしてない？
”Ｇｏｏｏａｌ！”は、
サッカーするなら味わいたい快感。
ＥＰＩＣのコーチたち、なにやらバインダーのペーパーをにらめっこしながら
ゲームをガイドします。
勝手にＧｏｏｏａｌ！できる子どもたちも、
時にコーチがドリブルに参加して、
ボールをとある子供にアシスト。
こんな感じで、順繰りに、みんながＧｏｏｏｏＬ！
ペーパーは、ゴールし損なっている子どもがいないか、
その記録です。
まだ小さくてドリブルなんてできない子どもも、
走ることに制約のある子どもも、
歩行器や装具の支えが必要な子どもも、
同じように、コーチたち、ボランティアたちが、よってたかって
一緒に、ＧｏｏｏｏＬ！
保護者たち、ボランティアたち、
歓喜のノイズだの、拍手だの、で賑やかすのがお役目です。
どの子どもも、どの家族も、
ゲームでヒーローや、ヒロインや、にしてもらって、
みんなにこにこ。
ちょっと不思議なランチ光景
ディレクターのマークの子どもたちへの愛情は深く、
どの子にも、ぎゅうぎゅうハグハグ。
すごいのは、子どもたちの名前をすべて覚えちゃっています。
９年前のKIKIのことまで覚えていて、
びっくり。
プログラムのお楽しみは、
ゲームのあとのランチ。
保護者たちが順番で、ミールやスナックやドリンクを持ち込み用意します。
それにしても、
ボリュームはやっぱりアメリカサイズ。
子どもたちや、コーチや、ボランティアたちで食べきれないから、
保護者も、ぱくぱく加勢して、
それでも山盛り残ってしまい、
果てはみんなのお土産です。
体育館の脇の通路に、
花ござに、ちゃぶ台、
というランチエリア。
なんとも和風で、ちょっと不思議な光景。
ディレクターのマークとおしゃべり。
「おかあさんが青森出身でね」
「おかあさん、日本語話してくれなかったから」
日本語はすっかり失ってしまったとか。
マークの日本への郷愁が滲むランチエリアです。
マノアのきれいな山々と、
いまが盛りのプルメリアや、ジャカランダや、シャワーツリーや、に
彩られた木立。
すっかり夏になって青空も
雲が右往左往することもなくどっしり腰を据えてくれます。
マノアの公園の空気に包まれるこの時間。
心が温かくなるサッカーと、
のんびりのランチ。
十分過ぎるくらいです。
夏休みだけの貴重なプログラム、
マークたちに感謝しながら楽しみます。
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