日本とは違うらしい DIYアメリカのお作法 | KIKIとウインドサーフィンとハワイ移住のブログ

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ウインドサーファーとして夢見ていたハワイでの長期滞在
KIKIの誕生で思わぬきっかけが舞い降りてきました
米国の教育を受けさせることを心に決め、ハワイ移住
家族、仕事、療育・・乗り越えなくてはならない障壁は
多くその試行錯誤を綴っていきます

 

かなり大きいアメリカのベースボード(巾木)

 

KIKIがちょっと変調で、珍しくスイミングの練習を2日間連続でお休み。

風邪気味かな、

そんな気配だから、ムリさせません。

ここ数日、ものすごい強風でも練習をしていたから、

カラダがすっかり冷えてしまったみたい。

何と言っても、来週から日本旅行。

こじらせてしまったら、スイミングどころか、日本旅行が消滅しちゃいます。

 

この日は、家族みんなして眠ーい朝を迎えます。

KIKIの眠りが浅くて、何回もいきなり起き上がり小法師みたいに跳ね起きるから、

心配なママとパパはずっとKIKIの枕もとに寄り添います。

やがて、朝を迎えてしまい、KIKIも寝不足。

 

「スクールにいけるかな」

 

思いがけず、もちろん、

というKIKIの表情で、一安心。

 

 

 

 

 

 

大事をとってスイミングの練習をKIKIがお休みして休養となったこの日は、

お天気も冴えません。

 

オウチでは連日の漏水修理工事です。

もう床のフローリングの補修は終わって、

アナボコの補修も進んでいます。

 

修理工事の手始めは、お部屋のほとんどの巾木をべりべりべり。

床材を両端で押さえているので、剥がさざるを得ません。

フローリングの補修にめどがついて、

それにお部屋のあちこちの床下の様子も確認済み。

 

今は巾木の現状復旧作業の真っ最中。

改めて見るとアメリカの巾木って、大きい。

日本ではそれほどの存在感がないし、調べてみると幅は60mmが標準サイズとか。

 

 

 

 

 

 

オウチの巾木、なんと200mmあります。

厚みも20mm。

 

そもそも日本の巾木は、壁の裾保護というより、

壁紙仕上げの多い日本の内装の見切り縁として重宝されています。

アメリカの壁は塗装仕上げなので、その役目はなく、ひたすら壁保護がお役目。

たぶん、土足生活のアメリカでは、頑丈な巾木がいるからかな。

 

 

DIYペイントで使うペーストいろいろ

 

巾木を剥がす段取りは覚えたし、

今度は元に戻す作業。

後学のために、巾木のレストアの工程を記録します。

 

 

 

 

 

 

糊は使っているけど、ベースボード固定はネイルガン(釘打機)で

鋲頭のない丸くぎをバチンハッ

さすがにシロートが使うには怖いシロモノで、

カーペンターの友人しか扱いません。

 

打ち付けたベースボードの表面やコーナーに使うのが、ジョイントコンパウンド。

粉末にしたドライウォール(石膏ボード)をペースト状にしたもので、パテのような用途。

ペイントみたいに、すーっと塗れて、

下地の表面や色をしっかり隠蔽します。

 

 

 

 

 

 

日本で同じようなモノ、と言えば、シーラー、下地パテなのかな。

ジョイントコンパウント、と言う名前でもみつかります。

垂れてしまわないので、盛り上げたり、

それなりの大きな凸凹も塗りつぶせるみたい。

 

 

 

 

このジョイントコンパウンドをベースボード全体に塗布して、

そして、せっせとヤスリ掛け。

粗目から細目のヤスリへ、と表面のざらざらから、ぴかぴかに、まで頑張ります。

 

 

 

 

 

 

アメリカ独特?この材料

 

聞きなれなかった材料がこの”スパックリングペースト”

用途は、隙間や穴塞ぎ。

つまりパテです。

 

パテはやせ、ひけ、と言った乾燥後の収縮による凹みが悩み。

それに充填しようと粘度を下げて使おうとすると垂れたりします。

このスパックリングペーストは優秀で、

やせ、ひけがほとんどなく、乾燥すると色が変わって教えてくれたり、

コテで盛り上がられたり、

と木工パテよりはるかに優秀。

材料も水性のアクリルで、有機溶剤など使っていないから子どもたちにも安心です。

日本では、スパックリングペーストと検索しても

 

「・・・」

 

何も出てこないけど、

輸入品はあるようです。

 

 

 

 

日本では違う名前なのかな。

 

 

 

 

 

 

ベースボードが元通りのカタチに整えられると、

リペイントの準備。

すりすりして、平滑になったベースボードに、

”プライマー”を塗っていきます。

これは日本でもおなじみ。

 

 

 

ペイントが剥離したりしないようにする下地ペーストで、

木材でも樹脂でも金属でもぺイントが乗り、

防水機能があり、サビを防いて、カビも寄せ付けず、下地を完全に隠蔽してくれる、

という仕上げ塗装の準備の頼りになる素材。

 

 

 

 

 

 

塗るのは、カンタン。

もうジョイントコンパウンドや、スパックリングペーストが乾き、

すりすりして平滑になっていれば、

伸びが良いので、ローラーでするする塗れます。

 

という訳で、KIKIがするする、

なんて冒険はデンジャラス過ぎるので、アンクルジャスティンが、

軽やかにくるくる塗っていきます。

 

ベースボードが収まってくれて、お部屋の景色もまた少し日常に近づきます。

残りは、仕上げペイント、それにコーキングを残すのみ。

一緒に手伝ってみてベースボード(巾木)の在り方だの、工法だの、

アメリカのお作法がすこし分かってきました。

 

 

 

 

 

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