必要なプレゼンテーションの練習
ランゲージアート（英語）クラスでの、プレゼンテーションがじょうずにできたのか、
まだ報告は聞いていないのに、
KIKI、また別のプレゼンテーションの練習中。
テーブルの前に立って、
お話しし始めます。
ＣＴＥ（Career & Technical Education）の宿題で、
どうやら、KIKIは何になりたいの？
を作文して、プレゼンテンションするらしい。
「ゆっくりね、大きな声でね」
ビデオ電話ごしに聞くKIKIの英語は、
かなり集中してヒアリングしないと分かりません。
ぺらぺらぺら
「うーん 全然分からない」
ママに励まされながら、３回目くらいでやっと分かりました。
どうやら、
KIKIの将来の夢は、
薬剤師の助手。
だから、
「いつかはファーマシーではたらきたいです」
だって。
薬剤師に惹かれちゃった理由は？
ちょっと難しい質問らしく、
うんうん考えていても、言葉が出てきません。
きっと、次の機会のプレゼンテーションのネタです。
それにしてもKIKIのスクール、
プレゼンテーションが多いなあ。
カメラの前でおどけたり、おしゃべりしたり、はKIKI大好き。
ところが、人前でお話しする、となるといきなりハードルが上がるらしく、
それこそ場面緘黙（ばめんかんもく）になってフリーズ。
そんなKIKIには、プレゼンテーションの練習はちょうどうってつけ。
なにしろ、自分をちゃんと表現できないと（実物以上に）、
生きにくいアメリカ、
子どもたちには、大切な機会です。
ＺＵＭＢＡもKIKIの表現
お話しが苦手でも、
KIKIが自分表現する手段はいろいろあります。
金曜日か、
土曜日か、
ママと一緒に踊り跳ねるＺＵＭＢＡ。
KIKIのＺＵＭＢＡ歴はもうずいぶん長くて、
インストラクターのカルロスとの出会いは、その歴史の始まりです。
スイミングで忙しくなる前までは、
ママと一緒にせっせとズンバクラスに通っていたから、
ちゃんと踊れなくても、インストラクターたちに本当に可愛がってもらっていました。
そのカルロスから仕込まれたコレオグラフィーは、
いっぱいあって、
”フラッシュポーズ”は、一生懸命練習して、
ズンバソンでご披露。
インストラクターたちにまじって、ステージ引っ張り上げられて、ダンス。
それもこれも、
カルロスや、インストラクターたちの思いっきりのえこひいきのおかげ。
あれからもう４年半、
ちっちゃかったKIKIも、いまやミドルスクーラー、
８グレーダーです。
この日は、そのカルロスと、
ロイヤルハワイアンセンターの屋上で、アロハフライデイのＺＵＭＢＡクラス。
覚えたナンバーの中には、KIKIがどぼんとハマった映画”ＭＯＡＮＡ”の一曲も含まれます。
勇気凛々の海の少女、モアナの物語は、
KIKIの憧れです。
たまたまだけどKIKIのハワイアン名は、”MOANA LINO”。
それを知ってか、知らずか、
モアナが大好き。
KIKIがもう伝えられること
ひさびさ、その挿入歌”Ｌｏｇｏ ｔｅ Ｐａｔｅ”（ロゴ・テ・パテ）をカルロスと踊ります。
ほぼうろ覚え状態だけど、
カルロスのフォローがすごいから、
なんとかなっているような、いないような。
果たして、KIKIが、お話しや、ダンスで、
自己表現がちゃんとできるようになるかは、
KIKIがもつ特質と、努力次第です。
ZUMBAの様子を見ていて、
そうなのかな、
とちょっと別の想いが浮かびます。
正確に言葉にできたり、コレオグラフィーをちゃんと覚えたり、
がゴール、でもない気がしてきます。
なにしろ、KIKIと一緒に踊ってくれたアンティーやお兄さんたち、
満面にこにこで、すごくハッピーそう。
パパも、ムービーを見ているだけで、相好が崩れてしまいます。
KIKI、人に愉悦を伝えること、は
すっかり身につけています。
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