どしゃ降りでもスイミング
まだ雨季真っ最中のホノルル、
トレードウインドが戻る気配はなく、風はいつも海側から届きます。
雨でもしっとりしている空気が、
コナウインドで、ますますじっとり。
時にものすごいいきおいでシャワーが通りかかり、
空は真っ白。
視界も落ちてしまい、KIKIが毎日通う公園のプール辺りも
雨脚の下です。
ざあざあなのに、KIKIはこの日もプールにドボン。
プールサイドで見守る保護者達は居場所がなくなり、
プール下のパーキングだの、クルマの中だの、に逃げ込みます。
レースのムービーを見てくれたコーチメグミ、
「がんばったねえ」
スイムミート直前のレッスンを活かしたKIKIをほめてくれます。
とは言え、次回の課題が見えているコーチ。
ブレストストロークのキックを修正しよう、
フリースタイルの後半のスピードは毎日練習すれば大丈夫、
などなど。
的確にKIKIを導いてくれます。
とんでもない事態に毎日見舞われるKIKIファミリーでも、
KIKIのひたむきさが、元気にしてくれます。
がっかりのパタゴニアのアフターセールス
困りごとはなかなか解消せず、
それもどんどん増えます。
もう１週間以上前に、注文した商品が届かないよー、
と連絡したパタゴニア。
なんと、アイオワに配達しちゃったというのに、
「そのうち着くと思うから、あと１０日待って。
こなかったら連絡して」
チャットの相手のジュリアンは、パタゴニアらしくないいい加減な対応。
チャットした２３日からもう１０日。
何も届く気配はなく、
サイトを見てみると、
トップス２点は”アイオワ州”に、配達済みという画面しか出てきません。
Patagoniaのホームページより
どうやらボトムは最近出荷したらしく、
明日到着、と表示されていて、
これもきっとアイオワ行きです。
またチャット。
今度は、ステファンくんがお相手で、
「前のトランスクリプトを見てみますね あー、配達先まちがってる
ジュリアンが言ったように、１０日くらいかかるから、
２月６日になっても配達されなかったら、また連絡してね」
予想した通りの展開。
キャンセルしたくても、商品はアイオワ州の誰かが受け取ってしまい、
返品したくてもモノがないし、
４０％オフのセールだから買ったのに、買いなおせば定価になっちゃいます。
１０日かかるよ、も、
そもそも注文した１月１８日が起点のはずです。
いつの間にか、チャットした１月２３日からカウントし始めていて、
それにしても２月６日って、どこから計算した日時なのやら。
どんどんゴールポストが動くけど、
さすがに２万円のお買い物。
このままうやむやにできないし、久しぶりのお洋服のお買い物、
なんとか手に入れます。
素晴らしいフィロソフィーを掲げているパタゴニア、
足元は、こんなすったもんだ、ユーザーを困らせています。
amazonよ、おまえもか
そして、また・・
今度は、ａｍａｚｏｎでのお買い物もトラブル。
ユニコーンが大好きなKIKI、
枕もとのナイトスタンドに、ぼんやり灯るのが、このユニーコーンナイトランプ。
パパとこのランプが寝付くまで見守ります。
ホノルルのオウチに帰ってきたら、
電池が放電してしまい、もう点きません。
ボタン電池で、ポピュラーな型番。
amazonでも手軽な値段で届けてくれます。
amazon倉庫から発送されず、
お店から郵便、というところはちょっと気になるけど、
ニューヨーク発のはず。
大丈夫かな。
amazonのホームページより
１０個入りで、税込でも４ドル。
送料も無料なので、多少時間はかかっても、と覚悟はしていたものの、
１月７日注文して、とうとうもう２月。
いくらのんびりのアメリカの郵便でも、国際郵便じゃあるまいし、
時間がかかり過ぎます。
amazonで注文していても、実は中国から発送される商品もあって、
そんな時は、返品、返金が一苦労。
中国ベンダーは、返品の理由を執拗に説明させ、写真を送れだの、取り扱いが悪いからだの、
なかなか応じようとしません。
せめてアメリカ国内からの発送、というのが救い。
とどかないよ、とまたまたチャットを始めます。
amazonのホームページより
これがその返事。
「届かないのは、ただ配達が遅れているだけだと思うけど、返金します
ただ封筒がとどいたら、必ず受取拒否、ってメモして返送の投函してください
信じてますからね
郵便だからトラッキング番号もないし、郵便屋さんがなくしちゃったか、
ただ遅れているだけかもしれないけど、仕方ありません
零細のお店で、利益も少ないけど、あなたを信じて返金します」
なんてメッセージ。
たしかにお店としては発送したのに、
ＵＳＰＳ（郵便公社）の不始末で、返金、
なんて事態なら可哀そう。
涙が出ます。
逞しくないと暮らせないアメリカ
支払いをしても、モノが来ない、とか
たった一年で、洗濯機が壊れる、とか
ある日水漏れでお部屋がびしょびしょになる、とか、
アメリカ暮らしではあるある。
そこからがハワイ暮らしの処世技術。
黙っていれば、一方に被害を受けてしまうので、
カスタマーセンターなり、
管理会社なり、
に押し返し始めます。
そんなこんなで、
パパは英語の練習を兼ねて、バトルに勤しみます。
片や、
KIKIは清々と毎日スイミングの練習。
この日、コーチメグミのご子息、アレン君がスイミングチームを卒業、
という節目でした。
アレン君もエアーシックですごく苦しんできたと聞いていたけど、
今や、なんとも頼もしく逞しいスイマー。
なにしろアメリカでの生活はタフ。
KIKIもいずれ、もっと逞しく成長してくれるかな。
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