一時国者、免税品お買い物のルール
三が日の最後、
朝から中目黒で日本旅行最後のお買い物です。
いつものドン・キホーテ本店で、まとめ買い。
日用品だの、調味料だの、
KIKIの大好きなチョコスティックパンだの、
と、買うものはふだんのおつかいと変わりません。
それでもいっぱい買えば、消費税免税の恩恵は助かります。
その免税のお買い物、
ドン・キホーテに行くたびにすったもんだ。
担当者によって言うことが違って、
最近は、
「賞味期限の短いものはダメ」
「要冷蔵品はダメ」
「パンはダメ」
「チーズはダメ」
かなりのお買い物カゴのお品物がダメだしされます。
困ってしまい、今回は観光庁に直接聞いておきました。
観光庁ホームページより
賞味期限だの、
要冷蔵品だの、
は関係なく、
事業用や、販売用や、いわゆる仕入れのつもりでお買い物した場合はダメ。
果物やお饅頭も対象になっているのに、
日持ちがしないから、
なんて理由でも、対象外と言われることはありません。
と、
もやもやはさっぱり。
でも、またあーだこーだ。
ドン・キホーテのお兄さん、よく分からないモノサシで除外です、
と始まります。
仕方なく、さもありなむと、
印刷して持ってきた観光庁と国税庁のホームページの免税対象範囲のページを見てもらいます。
やっと一件落着。
アメリカでは担当者の我見でお客が振り回されるのは、よく見かける風景だけど、
日本もこんなところが似てきた？
チョコスティックパンもいっぱい詰め込んで、
３つのスーツケースがちょうどいっぱい。
ホノルルからは８個も抱えてきたから、帰りはずいぶん身軽です。
それにスーツケースの一つは、
書類とプラモデルキットだけ。
一人で出張してきている時は、持ちきれない荷物になるのに、
三人一緒で、荷物がコンパクトになるって、
不思議なことになっています。
ヒコーキ衝突の余波で欠航
晴れ晴れとしたお正月気分も一緒にホノルルに持ち帰るつもりだったのに、
日本は元旦から大変な困難が続きます。
冬空で、雨も落ちてきて、
被害に追い打ちをかけるようで、お天気も恨めしくなります。
その心配に輪をかけたのが、
ヒコーキ同士の衝突、という信じられないような事故。
死傷者が出てしまったのは痛恨です。
JALのホームページより
大きな被害に見舞われた能登地方、
その災害の支援のために飛ぶはずだった海上保安庁の隊員たちが事故でなくなり、
ヒコーキ事故のために、各空港から移動できなくなった方々が溢れ、
と悪い循環を目のあたりにして、
いつもヒコーキで移動しているKIKIファミリーは身がすくみます。
それに去年の夏休みは、その北陸地方で旅行を楽しみました。
元旦から厳し過ぎる試練が続き、
すっかりお正月気分どころではなくなっています。
災禍を免れて幸運だよね、
と喜びきれません。
どこか遠くのこと、とぼんやりしている場合ではなくなりました。
スイミングのコーチから、テキスト。
「ＡＮＡのホノルル行き、キャンセルになっちゃった」
うわわ、
いきなり自分事になってきた。
少なくともＪＡＬから何の通知も着ていません。
飛びますように、と
運行状況を調べてみると出発便に”特記事項”なし。
能登の大地震、ヒコーキ事故、
と機材繰りが大変なことになっている中、なんとかホノルルに帰れそうです。
JAL特別対応の案内
一歩間違えれば、もっと多くの方々が巻き込まれたかもしれない今回の事故。
ショックを受けた方もいっぱいいるはずです。
それに、
これからの旅行を楽しみにしていた方々の中には、
震災に、
ヒコーキ事故に、
各地の空港の混乱に、
で、うきうき気分なんてどこへやら、
という方だっています。
日を改めたいと思った方が多かったのか、
ＪＡＬのホームページには、
この特殊な時期ならでは配慮が案内されています。
JALのホームページより
キャンセルも、
日程変更も
今回は手数料がかかりません。
（１月２日までに発券されている航空券で、３月３１日までが対象）
毎年毎年、
春を迎える前にも大きな災禍が襲うこの国でも、
今年はさらに過酷なお正月になりました。
どうやらホノルル行きのヒコーキは飛んでくれそう、
と分かったKIKIファミリーは、
オウチの中の後片付けモード。
食材も残せないので、
使い切るか、冷凍するか、ホノルルに持ち帰るか、
ママがくりくりアタマを巡らせて、
ほぼ何もありません。
一人でおつかい、リベンジ編
いつもは麦茶ばかり飲んでいるKIKI、
こんな時に限って、
「ミルクのみたい」
「うーん、じゃ、お買い物行けるかな」
「ひとりでいく！」
なんて言い出します。
数年前の”一人でおつかい”は、お店の帰りに逆方向に歩き出し、
セブンイレブンのお姉さんから、ヘルプ！の電話がかかってきました。
もうずいぶん大きくなったKIKI、
電話だけ渡して、ママもパパも追跡は止めます。
お店に着いた頃、
電話してあげよう、と待ち構えていたら、
ツルルルル
なんと、KIKIから先にかけてきました。
あれ、 いったいどうやってスクリーンロック外したんだろう？
もちろんパスワードは教えていません。
「わたし ライト・ディレクションにあるいているから、ドアの外でまっててね」
本当に大丈夫かなあ、
「KIKI いま何が見えてる？」
お話ししながら、大通りに向かって急ぎます。
その曲がり角に、
ばったりKIKIの姿。
本当にちゃんとオウチに向かってきています。
”一人でおつかい”、今回は大成功。
なにしろ、KIKIは今年はハイスクーラーになります。
年の初めはあまりにいろいろ起こってしまったけど、
またちょっと成長したKIKIと、
被災した方々に心を寄せながら、穏やかなホノルルに戻ります。
みなさまにとっても、この先は幸多い一年になりますように。
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