日本へのフライト ずっと苦しんだKIKI | KIKIとウインドサーフィンとハワイ移住のブログ

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ウインドサーファーとして夢見ていたハワイでの長期滞在
KIKIの誕生で思わぬきっかけが舞い降りてきました
米国の教育を受けさせることを心に決め、ハワイ移住
家族、仕事、療育・・乗り越えなくてはならない障壁は
多くその試行錯誤を綴っていきます

 

大荷物を抱えて空港まで行く方法

 

少し前までは、

パパがホノルルに戻るまで、

ホノルルマラソンまで、

パパの誕生日まで、

をカウントダウンしていたKIKI。

日本旅行のカウントダウンに一番、気持ちが入っているように見えます。

 

それもとうとう”0”

出発当日になりました。

 

 

 

 

 

 

いつも日本出張は空港までは、ママがドロップオフしてくれるので不安はありません。

それにでかけるのはKIKIがスクールでお勉強している時間帯なので、

後列シートは倒してしまい、広いカーゴスペースが利用できます。

いっぱい運びたくても、ヒコーキは最大でも4つまでのスーツケースと段ボールが上限。

それくらいならクルマに積み込んでも余裕。

 

ところが、今回は3人とおおきなスーツケースと段ボールが7つ。

チェックインしないキャリーバッグや、バックパックや、もぱんぱん。

 

こんなに、空港まで運べるの?

素朴な疑問で、ここ数日ちょっとざわざわした気持ち。

 

UBERの小型車が来れば、どうにも乗る訳もなく、

頼みの綱が、UBERのXLです。

ドライバーを含めて7人乗り以上のフルサイズSUVが来るはずだから、

うまくすれば押し込めるかな。

ダメなら、パパだけ別のUBERを追加します。

 

滑り込んできたのはホンダのPILOT。

日本では販売されていないホンダの大型SUVで、大きなカーゴルーム付きです。

というほど、簡単でもなく、

コンドミニアムのコンサージュとUBERのドライバー、

山のような荷物を、あーでもないこーでもない、

とパズルみたいに、はめ込むのに大汗。

最後はKIKIとママの間のシートにも、バッグが押し込まれて、

やっとドアが閉まりました。

 

 

 

 

 

 

ちなみに通常のUBERなら、ワードヴィレッジから空港までは20ドル前後。

UBER XL、今回は35ドル強、でした。

出発前のココロの引っかかりが消えて、

KIKIとママと家族で楽しむ日本旅行に、もうかげりはなさそうです。

 

 

出国ではやっぱりあれこれ

 

大荷物でも3人分のチェックインの上限個数は、11個。

どうひっくり返っても、大丈夫です。

トラブルになりそうもないはず、と思っていたのに、

JALのお嬢さん、

 

「複数の段ボールを重ねて一つにまとめている場合、セキュリティ検査でバラバラにされてしまう可能性が高いんです」

「おまけにバラバラにされるともとに戻してくれません」

 

びっくり。

内容物が漏れ出して来かねません。

結局、合体させた段ボールは、バラバラにして、

チェックインした荷物は8個。

上限以内だったから、問題ないけど、一人の上限数なら超えかねず、

あやうく手荷物超過料金発生、という事態です。

 

 

 

 

 

 

出国手続きで気にかかることがもう一つ。

5年間、すごく役にたってくれた、事前チェック審査済みのTSA Preカード。

長蛇の列をしり目に、

いつもすいすいセキュリティエリアを通過させてくれました。

それも今月の誕生日で有効期限切れ。

3か月ほど前に更新手続き、そしてプログラム更新料納付、まですませたのに、

ホームページに通知されるはずのインタビューのアポイント開始は音沙汰なし。

間に合わないかなあ、の願いも空しく、

失効・・

 

KIKIとママは、今年から登録したからばりばりの現役。

ということは、パパだけ一般のレーン行きかな。

は杞憂で済み、

印刷して持ってきた、

「更新申請をしていれば、すべての特典が有効です」

という”Trusted Traveller Program”ホームページの小さな注意書きを見せるまでもなく、

ボーディングパスにちゃんとTSA Preという印字をしてくれて、

無事有効扱いです。

 

 

 

 

 

 

出国は、平穏。

出だしは好調、このまま行きますように。

 

 

KIKIにとってラウンジゴハンは特別

 

時々しか空港に来ないKIKI、

楽しみにしている一つは、ラウンジゴハン、です。

ゴハンのことばかりおしゃべりしているKIKI、

ラウンジで何を食べたのか、も呆れるほどよく覚えていて、

独り言ちたりします。

羽田空港や成田空港のファーストクラスラウンジとは比べ物にならないけど、

ホノルルのサクララウンジでのゴハンにもご執心。

すぐにずーっと思い続けていたメニューをお願いします。

 

チキンカレー、それに香港風焼きそば、

炭水化物を並べて、ぱくぱく。

KIKIにとっては満ち足りた時間で、

オメメがハートです。

 

いつもいつも早めのチェックインは、KIKIのこのラウンジゴハンのためで、

ゴハンが終わるとKIKIは日本まで絶食。

飲み物もわずかなお水で過ごします。

たかがラウンジゴハン、

だけど、KIKIにとっては、長いヒコーキの時間を生き延びる糧です。

 

 

 

 

 

 

軽く10時間以上の絶食も、

KIKIもこれが最善と分かっています。

ヒコーキの旅は、エアーシック(ヒコーキ酔い)との闘い。

まるでへいちゃらのフライトもあったり、

長時間の機内で次第に調子を崩すフライトもあったり、

少しづつ乗り越えてきているようにも見えるけど、まだ一進一退。

 

秋休み、ジージの四十九日の帰りの便は、

わずかな兆しだけど、

かつてのように大混乱になる気配はなく、

そろそろ耐性もでてきたのかな、と期待させます。

 

以前は、キャビンの真ん中の席にKIKIを挟んで三人並び、

何があってもそれ以外の乗客に累が及ばないように、

がっちりガード体制、だったけど、

ここ数年は、KIKIもビジネスクラス利用を解禁。

 

 

 

 

 

 

通路を挟む隣にママ、

KIKIの声が(時に、咽始める音)すぐ聞こえるように直前にパパ、

でKIKIを守ります。

 

 

これで万全、のKIKIのエアーシック対策

 

キャビンに入って、いきなりダウンすることもあったKIKI、

苺フレーバーのマスクに、

トラベルミンに、

そして

絶食に、

がエアーシック対策。

 

KIKIもちょっとづつ自信をつけ始めています。

 

 

 

 

 

 

ハワイも大好きで、

日本も大好きなKIKI。

ヒコーキさえ克服すれば、もっと気軽に行き来できるけど、

様子を見ながらちょっとづつ、です。

 

雨季のハワイらしい、ちょっと冴えない空模様。

雲が蔓延っている空も、ところどころ明るい青の欠片が透けます。

その空に向かって、

ぐいーん飛行機

 

KIKIのチャレンジ開始です。

 

 

 

 

 

 

何も食べず、何も飲まず、

それに、眠気を誘うトラベルミンも吞んだKIKI。

上空に上がれば、

ゆっくり寝てしまうのが最良の過ごし方。

KIKIもそれを知っています。

 

 

長く苦しんだKIKI

 

ところが、

そんなシナリオが崩れました。

KIKIファミリーのすぐ前のシートには、ママと赤ちゃんのシート。

離陸してほどなくから、

赤ちゃんの機嫌は次第に怪しくなって、

わあわあ大泣き

やがて、ギャン泣き。

 

 

 

 

 

 

さもありなむ、と用意したイヤマフさえ、

ギャン泣きの前に歯が立たず、

寝ててほしいなあ、という願いも空しく、

KIKIとうとう目を覚ましました。

 

こうなったら、別の作戦。

 

「キッズのムービー見ようか」

 

嬉しいそうな表情のKIKIに、

これはこれでいいかな、

と微かな望みに賭けます。

 

その効果も30分ほど。

 

「こほっ」

 

ママもパパもシートに駆け寄ります。

 

寝ることができなかったKIKI、

今回はひどく苦しいフライトになりました。

 

8時間半の大半は、エチケット袋を抱えたまま。

吐きたくても、何も出てくるものはなく、

ただただ苦しそうに咽る時間が続きます。

 

ここ数年、経験したことがないような苦しみようで、

オメメから涙もこぼれます。

KIKIの背中をさずってあげることくらいで、どうしてあげることもできず滅入ります。

 

苦しい悪心で咽せ、

疲れ果ててちょっととろりとする瞬間もあるけど、

ギャン泣きにまた目が覚め、

の繰り返し。

 

 

 

 

 

 

降り立ってなお続く不調

 

まどろむこともなく、ずっと苦しんだKIKI、

窓に顔を向けると

もう房総半島や、三浦半島、それにうっすら浮かぶ富士山が目に入ります。

 

「ほらKIKI もう日本についたよ」

 

へろへろだけどKIKIやっぱり嬉しそう。

 

「もうちょっとだよ」

 

頷いてくれるけど、まだエチケット袋に顔を埋めっぱなしです。

 

 

 

 

 

 

KIKIならずとも、

 

「あとちょっと」

 

呟いてしまいます

苦しむKIKIを気遣うCAさんにも

 

「あと15分よ くるしいね ごめんね」

 

着陸までの時間、長く長く感じます。

そして、

どすん。

KIKI、やっと解放されます。

 

 

 


 

 

入国自体はスムーズでも、

試練は空港宅配の待ち時間。

あまりの大荷物で、迎えに来てくれたアンクルのクルマにも載せきれないので、

段ボール類はすべて宅配で送り出します。

その受付前には、すごい行列。

スーツケースに詰めた荷物を、段ボールに入れ替えて・・

なんて作業で出遅れてしまったら、すでにずらり。

列はどんどん伸びます。

 

地面に足がついて、やっと人心地がついたかな、と思ったKIKI、

この空港宅配の間も、エチケット袋を手放せず、

おまけに10時間以上の絶食で、よろよろし始めます。

 

「おいすにすわりたい」

 

何度も何度もKIKIに懇願されたけど、

一つ一つ片づけないと前進できません。

 

そんなこんなで、アンクルのクルマに転がり込んだのは、

降機してから1時間20分。

ママがあわててコンビニで買い物もとめたおにぎりをおいしそうに食べ始めたKIKI、

それもつかの間、

あまりに疲れたせいなのか、

またエチケット袋に顔を埋めてしまいます。

 

 

 

 

 

 

年末迫る金曜日の夕方の東京の道は、どこも渋滞。

この日は、どこもかしこも時間がかかって、

KIKIの足を引っ張ります。

 

 

13時間かかった回復宣言

 

不思議なのは、

目黒のオウチに着いて、荷解きを手伝っていたKIKI、

みるみる生気が戻ります。

 

「わたしげんきになった」

 

KIKI回復宣言。

ヒコーキを降りてそれなりに時間が経ったせい?

それとも気の置けない旧宅にもどってリラックスしたせい?

どちらにしても、KIKIはやっと笑顔、

ホノルルでヒコーキに乗り込んでから、ざっと13時間続いた、

エアーシックの桎梏。

やっとその痛苦の手を緩めてくれました。

 

久々、”かずや”の支那そばをすすりだしたKIKI、

もう悪心の表情はすっかりありません。

それにいきなり食欲も復活でぱくぱく。

無心に食べているKIKI。

長く苦しかっただろうし、

それにおなかだってペコペコだよね。

KIKI答えるでもなく、ちょっとパパをみて、また食べだします。

 

「苦しかったね でも頑張った」

 

パパの呟きは、KIKIには聞こえなかったかもしれません。

どうせKIKIにとっては、もう昔のお話しです。

 

 

 

 

 

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