お天気が安定し始めたかなと思いだした途端に、
空模様があやしくなってきます。
西の空は、青空は少数派。
水平線近くにも、ばったり厚い雲が横たわっています。
少し空が赤みを帯びる頃、もうお日様が隠れます。
いつ姿を消してしまったのか分からないうちに薄暮になってしまい、
ウェディングフォト隊のカメラマンもためいき。
幸運にも週末の一日、
期待通りのハワイらしいサンセットが広がりました。
この光景、みんな見られたかなあ。
金曜日は、”Ｔｅａｃｈｅｒ Ｗａｉｖｅｒ Ｄａｙ”
週末をはさんで、月曜日は、”Ｋｕｈｉｏ Ｄａｙ”
昨日も含めるとこの週末、KIKIは４連休。
公立学校以外のお友だちでも三連休。
いっぱい遊べます。
連休と言ってもKIKIは、毎日スイミングの練習。
プリンスクヒオデイの午前中は、ぽっかり予定が空きました。
「ひさしぶりにナゴルスキーゴルスコースでラウンドしようか」
KIKIとママは、エイセイコーチのレッスンを重ねてきたから、
きっと腕前が上がっているし、
KIKIパパは、やっとテニス肘の激痛が収まっています。
いつものようにママが用意したおにぎりランチパックをお供に、
フォートシャフター基地のゲートをくぐります。
着く直前になって、ママがぽつり。
「あ もしかして月曜日って、休場かも」
当たり
でした。
いたた・・
ランチとゴルフバッグはそのままに、
急遽、目的地変更。
パリハイウェイをカネオヘ湾の突き当りまで進むと、
きれいな海を望めるベイビューゴルフコース。
「予約していないから、
ドライビングレンジで練習だね」
開場は朝１０時、
ちょっと待ちます。
ほぼ一番乗りで、練習開始。
ボール代は、大きなバスケットいっぱい（たぶん８０球くらい？）で２０ドル。
実は、ショートホール（パー６０）が多いゴルフコースでラウンドしても、
プッシュカートでとことこゴルフなら１８ホールで２０ドル（週日のカマアイナ料金）。
ＴＯＰＴＲＡＣＥＲの自動スコアシステムの導入のせいか、ちょっと高いかな。
エイセイコーチに指導されているKIKI、
テイクバックは、相変わらず打席の後ろに座っているパパに、
ご挨拶できるくらい、カラダもお顔もぐるりと回り過ぎだけど、
すごかったアウトサイドインのスイングは、ちょっと修正されています。
空振りはほとんどなくなり、
時々快音。
９番アイアンで７０ヤードちょっと、
７番アイアンで９０ヤードくらい、
です。
ウッドはユーティリティー５番で練習。
フリマで、ブリヂストンのツアーステージジュニアのクラブセットを手に入れて喜んでいたら、
初めて使った日に、ヘッドがぽろり。
見た目は使えそうでも、どうやらシャフトを折ってしまったシロモノ。
それを接着剤でとめてあったみたい。
ヘッドが飛んで行って誰かに当たったらタイヘン。
フリマの怖さです。
仕方なく、ウッドはドライバーもユーティリティーもぴかぴかのおニュー。
すっかりユーティリティも使いこなせるようになったKIKI、
左にものすごく引っかけるのはご愛嬌で、
当たれば、１１７ヤード。
安定してくれば、きっともっと飛びます。
ドライバーは、飛んだり飛ばなかったり。
レッスンでは、１６０ヤード飛ばして、コーチをびっくりさせました。
この日は、
ユーティリティーと変わらない飛距離で、
不満そうだったKIKI。
かちん
こちん
良い音が響きだします。
ＴＯＰＴＲＡＣＥＲがとらえたボールの軌道がモニターに映って、
KIKI、にっこり。
１３０ヤードでした。
ベイビューゴルフコースのドライビングレンジ、
２階建てで、もちろんちゃんと屋根付き。
お日様がじりじりっせいいっぱい暑くしても、
日陰ならハワイは快適。
日本のゴルフ練習場と違うのは、
ティーアップするためのティーが備わっていないこと。
ティーは貸してくれるレンジもあるけど、基本は個人が持ち込みます。
２階の打席には、後方にぱらぱらとベンチがあるから、
練習でオナカがすいたら、
座ってランチ。
１階打席には、ベンチがなく、
ランチは、ミニゴルフ場のテラスに移動です。
大きなおにぎり
２つをぺろりと食べて、
ママの分まで虎視眈々。
いつも横取りを狙うKIKI。
今回は、３個用意してもらいました。
毎日、腹ペコのお嬢さん。
お年頃なのに、底なしに食べても全然気にしません。
それも毎日、食べる以上にスイミングで消費しているがゆえ。
カロリー制限だの、
糖質制限だの、
無縁だし、
それこそ、ガス欠で倒れてしまいます。
おなかいっぱい、それにちょっと疲れたKIKIは、
帰りの車の中では、うとうと。
オウチに着いても、ふらふら、
そのうち、ばったり。
珍しくナップです。
ママに起こしてもらって、
必至にベッドを抜け出したKIKI。
寝ぼけながら、お着替え。
午後からはスイミングのプライベイトレッスンです。
起き抜けでスイミング、はすごいかも。
プライベイトレッスンは、
泳ぎ込みのように、カラダを追い込む練習とは違って、
技術を習います。
コーチの指導にきりっとフォーカスします。
「レースで、ファーストプレイス（一等賞）とりたーい」
KIKIはのんびり屋だし、それに争いごとはきらいな女の子なのに、
スポーツになると、違う人格です。
ぼんやり思っているだけでは実現しないから、
メグミコーチも真剣。
まだちょっと眠いKIKI、
「つかれたあ」
なんて弱音を吐いても、
練習は続きます。
ＩＭ（個人メドレー）種目でがんばるKIKI、
各ストロークの切り替えになるターンは、タイム短縮に大切。
KIKIにとっては、かなり難関。
ブレストストロークでは片手タッチは、失格だけど、
ターンは、片手を大きく振り上げてストリームラインに入ります。
両手？ 片手？
KIKIは大混乱。
ターンのあとのストリームラインはさらに重要で、
深く潜って、ドルフィンキックして速度を稼ぎます。
分かっているけど、
いろいろいっぺんにアタマが処理できません。
KIKI、ベソをかきだします。
ドルフィンキックは、バタフライのエンジン。
KIKIは膝が曲がり、
水を効率よく押し下げていません。
ＩＭでは、バタフライで他の選手にくらいついて行かないと、
いくら後半のフリースタイルで追い上げようとしても差がつき過ぎます。
メグミコーチがKIKIに覚えてもらいたいのは、
速く泳ぐバタフライ。
KIKIが辛そうにしても、
「KIKIはできるよ」
手加減する代わりにチア。
それこそ、１００回繰り返します。
フリースタイルも、ブレストストロークも、フリップターンも、
そうしてKIKIは覚えてきました。
何キロもおよぐカラダは、
スペシャルオリンピックスのヘッドコーチデニスや、ステファニーコーチ、
それに公園プールのケイココーチが、
厳しい練習メニューで作ってくれます。
コーチたちがよってたかって、鍛えてくれたKIKI
気がつけば、出場種目がＩＭになりました。
この週末、公園プールのプログラムも大詰めになって、
土曜日には、オアフ全島大会。
先日の東オアフ島大会（スイムミート）では、
ＩＭは２位、
バタフライは４位、
と結果を出したKIKI。
もうちょっと上に、という欲があります。
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