１０月も押し詰まって寒くなってきた日本、
秋最後の節季”霜降”を過ぎて、次はもう立冬。
出張先の北関東は、もう紅葉かな。
３週間足らずの日本出張で、二回目の国内出張。
いつもの通りの一泊二日の弾丸出張。
企業内のマネジメントセミナーのファシリテーションで、持ち場は１時間半ほど。
そのあとは放免されます。
かつてのような、セミナー後の大宴会、なんて時代はもう過ぎて、
ウイルス禍がトドメを刺しました。
お宿には源泉かけ流しの温泉があって、
おいしいお食事も楽しみ。
古民家を７棟も移築したお宿は、ロビーも風雅な趣き。
どの観光ホテルも競って設えた大仰なアトリウムとは違って、
その空間からいろいろな物語が聞こえてきそうです。
ポンコツのカラダに温泉はありがたいし、
快適なベッドも助かったけど、
なにより目を見張ったのは、
お釜で炊かれた新米。
ご飯粒が水晶石みたいにきらきら、
立って並んでいます。
仲居さん、ちょっと居住まいを直し背筋を伸ばし、
このお米は、天皇皇后両陛下への献上米なんです
コシヒカリです
武尊（ほたか）山の裾野だけで育てられていまして
”雪ほたか”と申します
広くは流通しておりません
誇らしげに予めの説明を披露してくれます。
へえ～
ホノルルで頂いているお米は、昭和天皇への献上米にも用いられた
コシヒカリ”いすみ米”。
十分おいしいお米を頂いているけど、
それは気になります。
朝食を頂いて、早速向かったのは、
お宿にほど近い
道の駅です。
”道の駅”、
今や全国どこにでもあり、
玉石混淆、その数 １１９８か所。
訪れた”川場田園プラザ”は、知る人ぞ知るという名所。
なんと「じゃらん 全国道の駅グランプリ２０２２」で、一位！
年間２００万人が訪れる、というオバケ道の駅。
ちなみに立地している川場村の人口は３１００人です。
道の駅、のイメージを破壊する広大な敷地に、
ファーマーズマーケットを中心としたお店や飲食店が点在します。
子どもたちが喜ぶプレイゾーンも広く、
ブルーベリー公園が併設されます。
どうやら、この”道の駅”のシグネチャーは、
酪農製品と地ビールみたい。
じっくり見る機会は、KIKIとママとまた訪れる時として、
あのお米はあるのかな。
これだあ
”全国米・食味分析鑑定コンクール 連続金賞受賞”
の金色のワッペンもまぶしい”雪ほたか”。
今年の新米も出始めました。
お値段は、
２Kg １６８０円
５Kg ４３００円
流通量が少なく入手は難しいのですが、
川場村のふるさと納税の返礼品になっています。
ざっと、ほかのコシヒカリの２倍近い高級品。
でも、もう試食も済ませて、
おいしさは経験済み。
ホノルルの女子たち、きっと羨ましがります。
プラザ内のお店は多彩。
カフェ、ソーセージレストラン、ピザ工房、生そば屋、地ビールレストラン、
それに、おしゃれなチーズ・ヨーグルト屋さん、
ぐるりひやかして回るだけでも、すぐ数時間たち、
休憩で立ち寄る、という”道の駅”のあり様とずいぶん違います。
東京のオシャレな街にあってもおかしくないでしょ、
と胸を張るこのプラザ。
残念なのは、ファーマーズマーケットなどの主だったお店で、
クレジットカードはおろか、
キャッシュレス、交通系カードも使えず、
現金のみ
現金を持ち歩かない海外からの来客は来そうにありません。
不覚にも、KIKIパパのお財布の中にあったお札もたった３０００円。
お米２Ｋｇを買うのがやっと。
おつりは、おいしそうなぴかぴかのリンゴ、になりました。
おかげで、
希少な”雪ほたか”、そのありがたみにいや増すことになりました。
白いゴハン🍚をこよなく愛する女子たちは、
きっと喜びます。
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