抗体検査キットで陽性になってしまい、
症状も出ているパパはセカンドベッドルームに隔離。
ママが隔離生活の準備に奔走している間、
ガンガンのアタマをガマンしながら、
ＰＣＰ（主治医）にメールします。
Ｓｔｒａｕｂ病院のワードビレッジクリニックのポータルサイトから連絡すると、
スタッフから、こんな返信。
ＰＣＰは来週まで来院しません
緊急の様子ですよね
間が悪いこと。
ＥＲに駆け込め？ ９１１(救急車)を呼べ？
なんて避けたい選択です。
誰か代わりに対応してくれるドクターはいますか
カバーリングドクター（主治医に代わる医師）に転送しておきます
しばらくすると、着信。
タン先生はてきぱき。
症状が出たのはいつ？
どんな症状ですか？
かなり長電話になった結果は、
抗ウイルス剤、パクスロビッドの処方の対象となります。
至急処方するので、薬局に届けてもらってください
夕方、お薬が届きました。
タン先生の指示で、隔離はさらに３日。
お薬は５日間、朝晩服用します。
もちろん出かけるのは陰性になってからのつもり、だけど、
５日間の隔離、症状がないこと、さらに一週間のマスク着用は指示されているけど
検査すること、という指示はありません。
この抗ウイルス薬、
バイデン大統領が服用したものと同じ。
クスリの飲み合わせ（インターワーキング）の制限が多く、
服用を中止できない持病があると処方の機会を失います。
それに、
リバウンド。
バイデン大統領も、一旦陰性になった後に、再陽性になっています。
そうした説明を縷々してもらって、
服用開始。
効きますように。
困ったのは、KIKIのお世話。
ママが検査で陽性になってしまい、ママもKIKIから離れます。
KIKIはマスターベッドルームとデン(書斎)で過ごし、
ママはリビングルームの窓際に陣取ります。
KIKIとパパにベッドルームを占領されちゃったママは、
ソファーで就寝。
代わってあげたくても、症状がでているパパを放牧できません。
幸い無症状のママ、寝込むことはなく、
KIKIをベッドルームに閉じ込めて、マスクと手袋で身を固めて、おさんどん。
用意ができると、KIKIは一人テーブルについてお食事。
身の回りのことは一人でするのよ
KIKI、泣いてばかりいられません。
ｉＰａｄのテレビ電話からのママの声が頼り。
何から何まで一人で頑張ります。
バスルームに行く合い間に見えたKIKI、
せいいっぱいの笑顔を返してくれたけど、
不安な気持ちでいっぱい。
ママにも、パパにも、近づけないし、
お話もｉＰａｄのテレビ電話越し。
去年は、ママが濃厚接触者になってベッドルームに隔離、
折悪しく、パパは日本に出張中。
一人オウチにポツンとしてしまったKIKI、
わあわあ泣いて過ごしました。
またしてもの自宅隔離、
うつしてはいけないから仕方ないけど、
KIKIは絶望です。
かつては、友だちの友だちにぽつりぽつり感染、と伝わり、
それでもここ2年近く、あまり身近なケースに出会いませんでした。
今年に入って、様相が一変。
身近な友人たち、それにお仕事での関係者にも続々感染が始まり、
まさに外堀が埋まっていく気持ち。
スクールでも、新規感染者の情報展開はやめてしまい、
陽性になったとしても無症状になれば登校しています。
どこか遠くにあるウイルス禍ではなく、
ウイルス禍のど真ん中でくらしています。
それにしてもどこでうつっちゃったんだろう。
毎日恒例になっているビーチパークのお散歩。
マスク姿はほとんど見かけず、
自分自身も人混み以外付けません。
エアロゾル感染ともなると濃厚接触ならずとも、うつるからちょっとお手上げ。
４回のワクチン接種も、変異株がどんどん出没して、
ストライクゾーンから遠ざかります。
服用を始めて一夜明けた体調、
ものすごい頭痛はひとまず収まりました。
お熱はまだ３７度あたりをうろうろ。
初日にはほとんどなかった咳が、たまにこほこほ。
やっとお仕事も再開。
ぼーっとしたアタマで、溜まったメールもぽつりぽつり返し始めます。
週末のバーベキュー、楽しみにしていたのになあ、
なんて余計なことを考え始めます。
ただただ、早くKIKIと遊んであげたい、
だから早く治そう。
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