肉体の天使
畑に関して、
「アナタがやりたいならやれば。」と、言っていた旦那が、
通しの土曜明け、日曜の朝に、
「痩せたら体力が落ちた。こりゃ畑仕事だ。」と、言うので 、
善は急げ、思い立ったが吉日、何はともあれ気の変わらぬ内に・・・
と、言う事で、朝食後道具を抱えてトゥロノヴォの畑へ。
長靴履いて、道具を担ぎ、ベンチを担ぎ・・・更に赤子まで抱いて、
まったくもって謎者キャラバンな我ら。
一足遅れて出てきたヴックは、
「なんだまったく整地されていないじゃないか!
こういうのは電話一本、トラクターに来て貰ってやるんだよ!人間の作業じゃないね!はっはっは~」
と冗談を飛ばしながらiPod 農夫。
イヤフォンからはフルヴォリュームの開墾BGM(何を聞いているのかは尋ねず。)
で足並み揃えて開墾。
賑やかな我らの騒ぎを聞きつけてか、ひょっこりミレーナ登場。
あ。
この並びだとは聞いていたけど・・・・真隣とはね!
そういや、この笹。そうか、庭に笹が沢山生えているって言ってたな。
反対に向って二軒隣はロザンナ宅だし、
嗚呼、またもやリュブリャナ・コミュニティの小ささたるや。
消えも隠れも出来ませぬ。
さて、
自生しているレモンバームと種々のミントを痛めぬ様に気をつけながら、
雑草を抜いて土壌をひっくり返す。
幸いフワフワの土壌。
ミミズが沢山現れては、慌ててまた土に潜ってゆく。
去年のマリアンツァの畑よりずっとフワフワ。
柔らかい。
お子達も軍手をはめて、それなりにお手伝いスタイル。
スコップで掘ったり、コプリヴァ(いらくさ)を摘んだり。
その内、空腹のサイレンが鳴って、
塩おにぎりを頬張る。
頬張る。
大人の分は無く、空腹と戦いながら、3時間弱。
予定の半分が開墾出来たところで、本日の畑仕事終了。
丁度いい具合に空模様も怪しくなり、雨がポツポツ。
帰路に着いた頃には本格的に降り始めた。
お腹空かして帰った我らは続いてランチの仕込み開始。
まずは湯を上げて摘んできたコプリヴァのニョッキに取り掛かる。
そして、4時を回る頃ありついたランチ・・・。
ワイルド・アスパラガス、アーティチョーク、キノコ・・・
の、今や定番とも言えるサンデーランチ。
我が家からは、鶏がらの中華風スープにマグロのポキ(パクチーに生姜山盛り)、
マンゴ・オレンジソルベ、と、結局そこまで食べ進めなかったコプリヴァ・ニョッキ。
ワインは珍しくカリフォルニアはソノマのジファンデル。
おー、こりゃここいらのワインとは随分風合いが違う事で・・・。
まったく飲み慣れないワインは妙に効くぅぅぅ・・・。
どうやら畑仕事が旦那は腰にきてるらしく、イレーナも少々お疲れ気味だと、
ヴックはいつもの休日通り「あぁ、もう寝よう、寝よう」の、繰り返し、
私だけ働いてなかったのか?全然疲れを感じない・・・。
それともこれって、もしや、翌日になって節々が・・・ってパターン???
こうご期待でありんす。
ま、何はともあれ、今日は身体を動かし、身体に優しく摂取、
ウィットに富んだ会話も可笑しく楽しく、
そりゃもう文殊!文殊!
人生のヒトコマは瞬時に過ぎ、
笑顔溢れる赤子でござんす。
はぁ、お休みなさい。
外は又もや大粒の雪。明日はプランターに種をうめませう。
雪の中スイスイ
泳いできました。ブレッド湖で。
と、言っても湖でではないですよ。モチロン。
行って来たのはホテル・ゴルフ のプール。
プレイグループの企画。
リュブリャナは結構な雪。
美しいほどに大粒の雪。
北方面のハイウェイに乗っても雪。
娘が自分で責任持って管理する、と、言って自分のバッグに入れた
浮き輪を家に忘れたりしたもんで(虫の居所の悪かった私に怒られ)、
少々遅れ気味のスタート。
ビュンと走って、我が家から45分ぐらいですかね。
ブレッド到着。
娘は道中ふて寝。
入場料、私に子供二人と赤子3時間、で、14ユーロ。
事前に料金表を見ていた金額より随分安かったのですが、まぁよしとしましょう。
全面ガラス張り。雪、雪、雪!の中で水着。
外プールもあって、
ヒヤーさむっ!凍えそうでしょ。
でも実際は慣れちゃえば結構大丈夫。
背後にはブレッド湖と雪のモヤの中にお城。
天気が好ければ、こんな風に
眺めも好く、
初スイミング。
腕の浮き袋が巨大すぎますか?
フワフワ浮いてご満悦でしたよ。
外へ出たら早速雪遊び・・・。
折角身体がホカホカしてるのにー。
ま、仕方ないか、冬の間、殆ど雪なんて降らなかったし。
少し遊ばせましょ。
やはりイタリア人の多いブレッドでした。
(あとはチェコ人かな。)
スキー!
ご存知スペースシャトル?
どっちでしょ?
では、
正真正銘コンコルドですね。
エール・フランスですし。
一番上はブラン&エネルギア。
旧ソ連のロケット。
スペースシャトルに似てますか?
二度打ち上げられて、一回は無人で軌道投入、帰還に成功したそうです。
スペースシャトルに似てるという事で、
スペースシャトルスキー なんて呼ばれていたそうで・・・。
ソ連崩壊後どうなったのでしょう。
では、次はコンコルド似の機体。
こちらも同じく旧ソ連の Tu144(ツポレフ144)、コンコルド同様の超音速輸送機。
やはり見た目が似ている事から コンコルドスキー などと呼ばれていたそうです。
ただ機首にカナード翼というものがついていますね。
Tu-144 Landing にランディング時の映像がありますが、
ピョンピョン、と跳ねながらのランディングはヒヤヒヤもん。
(旧ソ連崩壊後の米国ボーイング社による試験飛行にて)
おもしろいねぇ。
ファーストフード
イレーナと畑の道具を買いに。
久々にバウハウス、ブレゾヴィッツァの植木センターを梯子。
タイミング的に昼食を食べ逃し、戻ると4時前。
何時間ウロウロしてたんだ私ら・・・?
一つ一つ要不要、質を吟味していたからね。
でもそれが大事。
最近の私は慌てモード炸裂で買い物する事がしばしばだから、
一つ一つゆっくり見てどれを自分の物にするか考えるのはなにやら新鮮。
空腹極まり無く、帰宅。
手を洗って、即大鍋にニンニク、ポール、玉葱、ミニトマト、タイム、を炒め、
モザイク魚17匹投入。
白ワイン、ケーパー。トマトコンサンドレとサフランも。
上がりに生姜ちょっととオリーヴオイル。
天にパクチー。
15分で出来上がりのファーストフード。
イレーナにもお届け。
あちらからはおばさん作のポティッツァが。
本日土曜は雪だか雨だか。霙か?
予報どおりで畑仕事には出かけられないけど、
プランター発芽予定の種だけでも蒔いておくかな。
土曜は旦那が夜中まで通しだと言うのに、
この天気だと店は客足絶えず、忙殺されるんだろうなぁ・・・。
晴れろよ晴れろ~!
ほんとにせめて晴れてくれ・・・。
17匹の魚モザイク
シャナが魚料理を作ってくれる、って言ってたんだけど、
「なんだか疲れてるから来週でいい?」との事で、
シャナランチは延期にして魚市場で魚を物色。
実は魚が買いたいのに、魚料理を作ってくれる、ってんで
ちょっと困ってたんですね。
アンドレイは私の顔を見るや、
「ゾバーッテッツ!?」っと、声を掛けてきたけど、
笑って素通り。
今日は何か違うものの気分で、
初めてごちゃまぜ小魚達を購入。
一キロ。5.8ユーロ也。
今までは彼らの”活き”と私の”活き”がうまくシンクロしなくて、
彼らが元気な時は私の”小さい魚をこちょこちょ洗う気”が無かったり、
逆だったり。
それが、初めて息が合ったのですよ、本日。
( ”いき” だらけ)
ワシャワシャ水洗いに30分。
鱗はずして、ワタ抜いて・・・。
17匹のモザイク。
振り塩。
一番キャラ立ちしてるのは、まとう鯛君、ですよね。やっぱ。
彼ったら15cmぐらいなのに、ちゃんとおっさん顔してるもんね。
そ、そして、前から疑問に思っていた事があるのですが、
魚って死ぬまで育ち続けるのですか?
だって、こんな15cm程のホウボウも卵を抱えていましたよ。
って事はこんなに小さくても、成魚、って事ですよね?
ホウボウは50cm以上にもなるし・・・。
他の魚も小さいのに卵があることしばしば、ですよ。
そうだ、きっと死ぬまで育ち続けるのだ!
さぁ、疑問が解決したところで (ほんとか?)、
今宵は17匹をブイヤベース風にグツグツといきませう。
トッピングは久々に市場で出会ったパクチーを山盛りで。
明後日は雪の予報
幼稚園の近くの花屋さん。
八重桜の鉢植えが可憐に花を咲かせて並びました。
鉢に植わって2mちょっと。120ユーロ也。
結構なお値段ではないですか。
ここを去る際に記念植樹しようかな、と思ったり。
でも、ここの中庭ではちょっと陽射しが足りないか。
ゴリシュカ・ブルダの桜たちが気になるのだけど、
どなたか知りませんか、開花情報??
今年は旦那に見せてあげたいのです。
さて、
近頃キッチン脇の窓近くに鳩の気配がすると思ったら、
こんな所で巣作り。
鳩避けが立っているというのに!
むしろそれを利用してるのか??
健気に一本ずつ蔦や木の枝を加えては
せっせとホームスィートホームを作成中ですが、
やっぱり退けた方がいいかな、お互いの為にも。
そうそう、エヴァのレンタル畑を落札!致しました。
(競争相手なんていませんでしたけどね・・・)
秋の最終収穫まで300ユーロ也!
悪くないですよね。如何でしょう。
で、一応250㎡の半分ぐらいというのがディール。
きっとこれでも結構な仕事量になりますよ、開墾が。
イレーナも参加する事になって、
二人して早速明日から手入れを開始、と意気込んでいるのだけど、
エヴァはやはり事前に地質調査をした方が良くないか?と。
うーむ。そうね、まぁね。おっしゃる通りかもねぇ。
とは思えど、地質が悪かったら?って、例えば汚染が酷いとか?
そうしたらやめた方がいいんじゃない?って事かしら。
・・・。
ま、でもやる気になっているのだし、隣も隣も隣も・・・ずっと畑ですし。
(我が家から徒歩5分なんだけど、とっても田舎。)
それにここで地質調査なんか頼んでみたところで、
きっと返事の来るのは来年だか再来年だか・・・。
と、言う事で意気込みどおり、永田農法でいきませう!
あ、そう言えば、地質調査より、
こうなったらクロップ(ダニ)の予防接種をしておいた方がいいのか・・・。
毎冬悩むのだけど踏み切らず。暖冬続きだとクロップの数も多そうだし。
うーむ、こちらはちと心配。
そう、今宵は寝付けぬと思えば、プレ満月ですね。
赤子も寝が浅い様子。
世の中も寝付けてないですね。賑やか。
こちら、タンポポともやしの炒め物。
いつもならタンポポは生で茹でじゃが芋とゆで卵ですが、
てんこ盛りだったのが、炒めたらこんなに縮んじゃいました!
苦味と風味が凝縮されて美味。
お子達もモリモリとお召し上がりになったとさ。
場数を踏んで
隣のお客様。
午後5時ご来訪だと言うのに、4時50分に東京の母から国際電話。
それも、内容が・・・
「ソーシャルセラピーって日本語にどう訳せばいい?」
と、
「メッセンジャーのサインインが出来ないのだけどどうしてかな?」
と。
それってわざわざ国際電話を掛けて聞く事なんでしょうか?
母ーっ!!
(私もこういう母になりつつあるのだろうか・・・)
さて、最後のリゾットの仕上げをしながら
「そういうのはネットを見るとヒントがあるよ・・・」と、言いつつ
結局私がサーフすることに。
(ソーシャルセラピーはソーシャルセラピーそのまんまでいいんじゃない?っすかね。)
いやっ、まさかの展開ですよね・・・。
10分前に国際電話に遮られるなんてこれっぽっちも思いませなんだ。
しかし、得てしてこういうもんなんでしょう!
気を取り直して、
アミューズ。
アスパラとフヌイユのリゾットに
ホタテのミ・キュイ、肝のビヤン・キュイ、かえしのジュレに生姜の絞り汁。
ユハ(スープ)。
鶏とドライトマトのブロード。
味付けは塩とかえし。
具は タピオカ、グリーンピース、椎茸のアッシェ、ドライトマト、
白髪ネギ、サフラン。に、天はドライズッキーニ。
パンはローズマリーと胡麻の2バージョン。
メイン、
鯛。
マンゴのソースとグリーンピースのソース。
アスパラのヴィネグレット和え。ドライトマト。
蕪のスプラウト。
鯛に梃子摺り戦闘体制で写真無し。
デセールはイチゴと紅茶のソルベ。
トロトロチョコ入りの蒸しパン。
(見た目がひどかったけどトロトロチョコインはどうにか・・・)
と、イチゴのチョココート。
と、品数は控え目。
今回は反省点多し。
まず鯛。
鮮度は良かった。
しかし、鱗だらけになるのが嫌だなぁ、
なんてズボラな思いを起こし、魚屋に水洗いを頼んだのがいけなかった。
折角のお鯛さんの身、ぐずぐずに・・・。
嗚呼、哀れ。
そして、フィレにしてからゆうあん地に漬けておいたのだけど、
これとフライパンでポワレという火入れとの両立がうまくいかず。
思ったような仕上がりにするにはやっぱりグリエかロティールか、
(いつもならこうやっていたのに、最近フライパンの方が使い慣れていたお陰で、
完全に誤った判断をしてしまった)
骨でブロードを取っておいてポシェするのが面白かったかも。
それに、これだけの人数一斉に出すとなれば、どうみても今回の選択は
考慮に欠け、安易な判断故の失敗。
途中で投げ出して、「ごめんなさい。メインでません」と、平謝りしたい気持ちに襲われた・・・。
しかし、そういう訳には行かず、気を取り直す。
幸い、火入れ前に皿の盛り付けは済ませてあったので、
皿上のその他には落胆と動揺が現れなくて好かった。
一応、お客は満足で、
息子さんは今回の体験で「大きくなったら料理人になる!」と、言いっぱなしだったそう。
うーん、今考えればなんて冷静さに欠けた判断だったのだろう、
と、思うけど、単純なところでこそ大きな間違えってし得るものだと言うことが良く分った。
なんだか、野球試合か何かの後の反省会記録の様だ。
100%青写真通りになんていきっこないのさ!
途中経過
さて、昼が周った。
今日はイレーナがお子達を迎えに行ってくれるそうで、
ゆったり下拵え。
アスパラ下茹で、白髪ネギ、タピオカ、鶏ブロード、ドライ野菜&フルーツ、
他、種々野菜のアッシェなど終了。
後は魚を捌いて塩、帆立貝の掃除・・・。
偶然旦那が白ワイン、ドライトマト、ケーパーのソースを作っておいてくれたので、
これをベースに流用してマンゴのソースに。
グリーンピースはブロードとEVオリーヴオイルで伸ばしエマルジョンさせて
同様ソースに。
イチゴと紅茶のソルベも仕込み終了。
しかしながら、とろとろチョコレートをどう蒸しパンに忍び込ませるかが懸案であります。
後はチョコのテンパリング&イチゴコーティングの作業。
そして、開宴二時間前にパンの仕込み。
さてさて、ティータイムを切り上げて再開、といきましょう。









