桑
オーストリアはフェルデンに行って来た。
バーデン在住の友人から、フェルデンのオパパ宅へ行くので、
久しぶりに遊びましょう、とのお誘い。
通常1時間ちょっとの道、渋滞で2時間以上かかってしまった。
オパパ宅ではBBQ、旦那はハンモックで昼寝、その後湖で泳いだ。
すっかり海で泳ぎ慣れていたら、淡水は甘い。そして、浮かない!
可愛子ポリー。マスターのオパパそっくり。
翌日昼前に散歩。
のんびりした森沿いのサイクリングロード。
旦那が茂みに桑を発見。
子供三人、摘んでは食べ、摘んでは食べ、
幾ら採れたかはっきり分からないけど、
ざる一杯分ぐらいにはなったかな。
時々渋い実もあって、でも、しっかりとした甘味。
その後、ボスからの電話で帰ることに。
折角子供たちも楽しそうにしてるのに・・・仕方ない。
今朝、体重を計った旦那が、+4kg だと報告してくれた。
そんな気がしてなくも無かったのだけど。どうやって痩せさせるんだか。
バルコン
フランスへ行く夢を観た。
咄嗟にフランス語を話そうとすると、
口を付いて出るのは何故かスロベニア語で、
汗をかきかき、必死に頭は回転していた。
でも、そのスロベニア語だって出鱈目。
はっと、目を覚まし、
慌てて枕元のスロベニア語会話集を数ページ読んでいた。
これも咄嗟。そのうち、手首がしびれて、そのまま寝入れた。
は、疲れた。私のスロベニア語コンプレックスときたら・・・
そんななら、もっとちゃんと勉強すればいいのに。
さて、そう、バルコン。
私がリュブリャナの街をあちらこちらへと子連れで歩く際、
一番気にかかってるもの。
バルコニー。
これは、うちから50mぐらいの近所。
今夏登場。
淵の赤、白、ピンク、ってゼラニウムはいただけないけど・・・
気持ち良いに違いない。あがってみたい。
こちらも近所。
リュブリャニッツァ川沿い。
植物は見えないけど、白いパラソルに白樺が
ゆらゆら風にそよいで爽やか。
こちら、ポテンシャル高し!
なんと言っても建物好し!
同じくリュブリャニッツァ川沿いだし。
でも、誰も手入れしてない様子で、いつも通り過ぎる度に、
あれこれ想像・・・
半分、竹林。
半分、ローズマリー&ラベンダーのハーブ園作りたし。
キッチンもあるといい。
これはセンター。ロメオのテラス席上。
生活臭プンプンで、やっぱり定番赤ゼラニウム。
時々大きなおばちゃんが寝巻き風スタイルで座っています。
こちら、友人宅、バルコニーに面した窓。
夕方五時ぐらいに柔らかな日差しが注ぎます。
お花摘んじゃダメよ。
ちなみに、この友人宅ではランチに
レバー(また!)のベネチアーナを頂きました。
あぁお腹いっぱい。
友人宅からの帰路、自転車で息子が草むらへ転倒。
通りがかりの人が手を差し伸べ、起こしてくれた。
その男性、フランスナンバーの車に乗るところだったし、
フランス語で話していたのが聞こえていたので、
一応、"merci beaucoup"って礼を言ったら、
"あれ?"って顔して、ガイドブックを開いて、道を尋ねてきた。
さて、この一瞬にして、私は昨日の夢へと引き戻されたのは
言うまでもありません。
そんな私に構わず鼻歌で離れていく息子。
この冷や汗は夢の中だけにしておいて・・・
飛び入り
ふと、ボウジャのお母さんに電話をしたら、
「明日庭でピクニックだから来ません?」て。
ずーずーしい私は、二つ返事で「お邪魔でなけりゃ・・・」。
ってことで、昼から急遽参加することに。
何も決めてなかったので、何作って行けるかなぁ、
と、また冷蔵庫と相談。
バナナが茶色くなりかけてるし、卵も沢山ある、よし、
じゃぁまずはバナナケーキ。
マシーン類不備の為、卵はホイッパーで共立て。
すると、子供たちも「ケーキ作る~!」と、もうしつこーい!
なので、交代ばんこでホイップしてもらって、
丁重にお礼を言って、オーブンへ。
焼き上がり。型からはずすや否や、娘が
「ウンチ~!」と、足踏みしてる。相変わらずタイミング好し。
さて、トイレから戻ってみると、バナナケーキが崩壊。
息子の可愛い悪の手が・・・ケーキの屋根がひっぺがされてる。
さて、こんな運びでバナナケーキは持って行けないことに。
なので、同時に仕込んであったパンをバゲット型に焼いて、
トマトソースと、ズッキーニのカナッペにすることに。
あ、そうそう、この間ボウジャ、
牛蒡の入った煮物をたいそう喜んで食べてたなぁ、と思い出し、
昨日母が密輸してきた牛蒡と昨日の蒸し鶏でご飯を炊いた。
と、いうことで、ボウジャのお庭のでの飛び入りピクニックには
簡単カナッペに炊き込みご飯を持参。
このプレゼンテーションは即興でした。
ピクニックの本ゲストはボウジャのお父さんの同僚ファミリー。
舞台美術の監督さんとその奥さんの舞台女優さん、
そのお子様たち3名。
みんなお母さんそっくり、なんとも麗しい一家。
カナッペも、炊き込みご飯団子も、
本番のお肉焼き焼きBBQ前に監督さんが次から次へと
口へ放り込んでいらっしゃいました。
お子様たちは海苔に興味津々。
アルゲーだよ、と言うと香りをかいでいやぁーな顔してた。
そうそう、私のスロベニア語、ここのところ進歩%ダウン。
この席でも一通り挨拶して、お約束の
"ところで、スロベニア語は分かるの?”って質問にも、
ニヤニヤしながら "うーん、ツーリスト・スロヴェニア語ね”、
って応えると、やたらみんなウケたけど、
そんなところで笑い取って満足してる場合じゃないって。
でも、みな、本とにジョークだと思ったらしく、
ずっとその後も会話は100%スロベニア語で、
助け舟を出してくれるのはボウジャのお母さんのみでありました。
頑張るのだ。
3歳になりたての愛くるしいボウジャは、
スロ・日本語バイリングァル。かっこいい。
島!
起きると、小雨だった。
でも、もう行く気満々(旦那曰く)だった私は、肉を焼き、
サンドウィッチを作って最後の荷造り。
ハイウェイに乗ると雲の合間から青空がかろうじて見えてる。
今回も運を天に任せ、勢いだけで飛び出た。
道中ポストイナ辺りから雨が・・・セジャーナ越えて峠に差し掛かると
土砂降り。雨水で路面が見えない・・・まるで川。
でも、この付近は雨がちだから・・・と、希望を捨てず進んだ。
コズィナから南下すると(気持ちよくて車を流すにはいい道)、
徐々に前方の空が明るくなって来た。
国境を越える。
リエカ方面からオパティーヤなどの小さな昔ながらの観光地
(オーストリア帝国時代の避寒地だったそう)の村を通り過ぎ、
ブレストヴァのフェリー乗り場へ。
思ったより車の列が長い。
前も後ろもイタリアナンバー。
(そうだ、イタリア全体が、クロアチアへ"カット&ペースト”、正に)
チラホラとスロベニア、クロアチアナンバーも。
2艘目のフェリーに乗ることが出来、無事ツレスへ渡る。
おお夏!
と、いう程ではないけど、気温は5、6度は違う。
もしかして泳げるかも・・・と、あまり期待してなかっただけに喜び倍増。
ツレスの街
また宿などとっていなかったので、何処で泊まろうか・・・
と思いながら、VALUNへ。
小さな海沿いの村。
一応前日の下調べでは、ここの村に空室は無い様子で、
やっぱりどこも満室。
様子は大体分かった。
ひとまずは腹ごしらえ&メインイベントの食事に行くことに。
VALUNから山を上がって、細いクネクネとした石垣の道を
進むと、LUBENICEが見えてきた。
去年偶然たどり着いたような記憶がする。
この小さく古いLUBENICEの村も、
随分観光化が進んではいるけど、それでもまだまだ素朴。
うっすらと鱗雲。
廃村のようだけど、数人住人有り。
気持ちの好い外席に座りました。
手前、ラムのグーラッシュとニョッキ。
その奥、ラムレバーのソテー。
サラダに、肉の盛り合わせ。
やはりレバー好きな私は、またレバーを推します。
しかも、このレバー、火の通り加減が丁度私好み。
ハウスワインの赤(クロアチアでは赤とは言わず、゛黒゛ワイン)
と旦那は妙に気に入ってるKARLOVACKOという
クロアチアビールを頂きました。
お腹満足、子供たちも他の子たちと走り回って大はしゃぎ。
村を散歩をし、その後は宿を取りに南下、
海沿いの小さな村に泊まりました。
翌日はこのホテルの海に臨むテラスで爽やかな朝食。
パン、チーズ、ハム、ヨーグルトにニセモノジュース、・・・と、
内容は特筆する程でもなかったけど、
なんとも眺めが素晴らしく、ツバメが鳴いててすがすがしい。
昼過ぎまで隣村のZGLAV(かな?)で泳いで、
夏を二日取り戻し、のんびりしながら、
道中のサンドウィッチをまた仕込み、
KRK島を巡って帰路に付きました。
素晴らしや、島!
昔から島好きだったけど、やっぱ、島だねー、
島サイコー!と、一人再認しておりました。
さて、今日いよいよインターネットの不具合と
T2の話をしに、ボスのオフィスへ行ったら、
"T2は、半年待ちよ。私はもう諦めてるわ・・・"
と、その場のスタッフ。
"でも、このご時世そんな接続の悪いのなんて
インターネットとは言えないわ!”
と、即ボスのお母さんはT2に電話してくれた。
電話を切るなり、
"スーパー!簡単だわ。今までのヴォリヤサービスを
彼らが止めて、T2に切り替えてくれるって。
そのままのケーブルでOKよ!”、と言って、
HPの契約登録フォームに記入すると、
"OK!これで、彼らからの連絡を待つだけよ!すぐだわ。”
と、とても明るいけど、その"すぐ”って・・・
私はやはり少々懐疑的だ。
VINICA
あら、すっかり忘れてました。
ドゥブロヴニクで何軒か外食をしたのだけど、
その中でちょっとステキなところがあったのです。
ドゥブロヴニク市街から空港へ南下、
そこから更に15kmぐらい南下。
友人が去年ヴェスナに連れて行ってもらって、
面白いところだから、絶対行かなきゃ、と、最後の晩に招待してくれた。
道中の自然が雄大。スロベニアとは違った乾燥した山というか
巨大な岩にまばらに高い木が生えていて、なんとも不思議な景観。
こんな山の麓に流れるLJUTA川に浮かぶ、
VINICA という家族経営風な、郷土料理屋。
川に浮かんでる席。私たちは川に浮かぶ、橋の下の特等席でした。
牧草を山積みにしたトラックが頭上で立ち往生。
プロシュットやらチーズやら、
特に変わった品が並んだ訳ではないのだけど、
ちょっと珍しい食感のものがあったり、
それぞれホームメイド、オリジナルで美味。
そしてラム!
これがまた山盛り。
このラムの特徴は調理法で、
鉄の蓋。2つか3つか並んでいます。
こんな伝統的なオーブンで大きな鉄の蓋、
(ベル)の下で蒸し焼きにされています。
これを食べるには前もって要予約です。
何時間もゆっくり火を通すのですね。
あと、これ。
さて何でしょう。
レストランの入り口に置いてあった岩。
触ってみると、ヒンヤリ。
中を覗いたら水が張ってあって、スイカが浮かんでいました。
大きな岩をくりぬいた樽状のもので、
昔オリーブを圧搾した装置だそうです。
食事はオードブル、サラダ、ラム、とシンプルでしたが、
自家製のワインが、また、特別だったのを憶えています。
食事の前にこの辺りの清流沿いを散歩して、
(また、クレソンをツマミ食いのうちの子達)
夕涼みをした後の食事は、
ドゥブロヴニクバケーションを締めくくるのに、
この上ない、うってつけのイベントでした。
雨が続いて
ドゥブロヴニクからリュブリャナへ戻って以来雨続き。寒いし。
子供にも長袖重ね着、レインジャケットばっちり着込ませてます。
ここが寒い分、ヨーロッパの西の方では暑いようですね。
夕方の雨はすがすがしくて、気持ちよい。
余裕をもって、雨音を楽しんだり出来るのだけど、
雨音で目を覚ます、というのはいただけない。
それでも朝から元気いっぱいの子供たちは、
まずエネルギー消費第一弾に長風呂。
その後、紙で工作。
画用紙に色々野菜の絵を描いて切り取ってあげたら、
鍋に入れて、"ゴミ箱スープ” だって。ひどい。
そうしてる間に、娘はボウルとホイッパー二セット持ってきて、
「ケーキ、ケーキ」と、せがんでる。
待ってね、お昼ご飯食べてからね、って言い聞かせて、
朝仕込んであった生地(連日ピザか・・・)を広げて、
簡単ピザに。
今回はブロッコリ。娘はブロッコリばかりつまんだ。
まぁ、子供たちはすごく気に入ってるようで、
好く食べるので、いいか。
昼が終わって、いざケーキ作り。
と思ったけど、そんなに材料が揃ってない。
冷蔵庫のものだけで作れそうなケーキねぇ・・・
ヨーグルトと白桃。
珍しく、生クリームもあるし、
これはお二方にホイップしてもらって、ゼラで寄せるか。
見た目は好くないけど、食べるの本人達だから、まぁいい。
その後、大使館に用事があったので、車で出向いて、
ついでにmaxi へ寄ったらダイコンが。
おお、大きい。
根っこが上向いて置かれてるのにはなんか違和感あり。
スロベニアに来てからお目に掛かったダイコンで最大級かも。
欲張って三本欲しかったけど、そんなに買ってもね、・・・
我慢して一本だけ買いました。
夕食前の"つまみ”に塩もみ、洗って、塩コブ、醤油で和えたら、
ポリポリと、子供たちがほぼ食べました。
大好物なんですねー。相変わらず渋いです。
これは、半月にして、できるだけうすーくスライスすると
ポリポリ感のなかに、弾力も出て、歯ごたえ良し。
辛味の利いたダイコン、ああ、やっぱり三本買えばよかった。
夕方、少し雨もおとなしくなったので、
外で長靴履いて、二人で、でんでん虫(巨大で可愛くない)つまんだり、
水溜りでぱちゃぱちゃしておおはしゃぎ。
土曜はあいにく大雨。
市場へ出向いたけどEKOエリアで足止め。
ここで、大きく実のかっちりした味の濃いトマト
と、これまた、しっかりと苦くてツンとした、ルッコラ購入。
虫が喰っていて、ただの雑草みたい。
そして、夕食には久しぶりに餃子を作った。
ポロ葱を使うと葱ボリュームが簡単にUPして
作り易く、我が家好みの味に。
本日、日曜。
あれ、やっと青空が見えた。
と、思ったら家族全員昼寝中。
明日、明後日と旦那の連休なので、
ツレス島のあるレストランに連れて行ってあげよう
(って言っても運転は旦那だが、)と、思ってるのだけど、
この辺り一帯天気も芳しくなけりゃ、気温も低めみたいんだんだよな。
しかも、アドリア海、最近クラゲが大繁殖だとか・・・
でも二日間でいいのでお天道様頑張っておくれ。
本当は今夏、ソチャ川で泳ごう! とたくらんでいたのだけど、
この気候だともうそのチャンスはないかなぁ。
ピザの腕も幾らか上がりました、塞翁が馬
さて、ネット状況が不調。
リュブリャナでネットの一番最強ソリューションはT2って
サービスらしいけど、多分2ヶ月待ち。
あーもーぉ~。
昨日はゴスティルナ・ポッド・ロジュニコムで
肉の盛り合わせを食べたのだけど、
一口しだけ食べたて、それだけで終わってしまい、
妙に触発されてしまったレバーを入手しに、昼過ぎ、肉屋へ出向いた。
肉屋は私の顔を見るなり、又、ニヤリ。
いつの間にやら、すっかり“いい客”になってしまったか・・・
そんなに肉っ喰いじゃないのだけど、買うときはドカンと買うから、
印象深いのだろう。
レバーを頼む。
羊のもあるけど・・・って言われ、じゃぁ羊のレバー二個、
ってお願いしたら、袋に三個入れられた。えーっ、そんなに食べないよ。
次にひき肉。餃子が食べたいのでね。
1kg、って言ったのだけど、全部持って行ってよ、1.2kgぐらいだから・・・
と、のこと。まぁ、いいか。
これは、まぁぁその通り、1.5kg弱ぐらいで済んだ。
家へ戻ると直ぐレバーをスライス、牛乳に浸す。
子供たちにはピザにすることに。
夕食にピザってのもね・・・ま、バランス考えりゃ、いいか。
500gの小麦粉分の生地の残りはパンに。
ピザの上にはトマトソース、アスパラ、トマト、モッツァレラ。
生地はカンツォーネみたいに膨らんだ。
オーブンの上段の上方の上方の変なところに
バッドを引っ掛けてしまい、出せなくなっちゃったので、
コゲコゲだろうと、諦めたのだけど、これが、意外と大丈夫そう。
むしろこの事件が功を奏したのか、生地はカリッと仕上がっている。
焼き具合も丁度。
息子が大喜びで半分ぐらい頬張った。
「お母さん、有難う!」(面白い子達)って、モリモリ食べた。
これは、思いの他大成功。
レバーは牛乳から上げて、洗って油炒め。
パセリとニンニクのソースで。
レバーは新鮮でブリブリしていた。
それでも、羊の香りは結構強烈かな。
パセリとニンニクが負けてた。生の葱が相性好し。
ピザ生地の残りでねじりパンにした。
初めてねじりパンを焼いてみたけど、
これが意外とカリ、フワ、モチ、となった。
撮るほどのもんじゃなくて、
慌てて激写したので、田村の布巾にのってます。
なんと言うミスマッチでしょう。
予測できないことだらけの一日でした。
冬に備えて
全く料理とは関係の無い話なんだけど、
植木屋へ行って来た。
友人がこの夏、庭の手入れに精を出している。
その彼女に付き合って先日閉店直前の、
Brezovicaにある植木屋へ滑り込んだ。
昼寝を始めた娘を、友人の旦那に預け、
友人と女二人でこっそり抜け出した。
うちはアパートだし、ベランダはあまり陽も当たらないので
欲しいような大きな植木を買うのは我慢している。
庭が欲しいなぁ、と引っ越してきた時からずっと言っているのだけど、
一度落着いちゃったら、立地好し、緑も多いし、お城も見えるし、
川沿いだし、買い物も楽だし・・・
なーんて理由でここにすっかり腰を据えてしまっている。
さて、友人は藤など何鉢か購入。
一緒に庭に植えた。
その後二日間、あれやこれや、と考えた挙句、
心を決めて、私もこの素朴な夫婦の営む、商売っ気の全く無い
同じ植木屋へ行った。
ご主人は次から次へと私が足を止める度に
「それはオーストリア原種で耐寒しない・・・
そっちはここまで切れば大丈夫」、
ってな風に異常に熱心に細かく説明してくれた。
なんだけど、限られたスペースしかないので、
一番合理性を考えて(たかが植木を買うのに変だけど)、
ラベンダーにした。
日当たりのよい窓辺に置くことに。
冬は同じ窓辺の内側に入れればいい。
ベランダには大きめのアイビーを買った。
夏はベランダ目の前の大きな木の緑がきれいだけど、
冬は落葉してなんとも殺風景なもんで。
冬、葉を落とさず、耐寒性のある広葉植物、
って結局アイビーぐらいかな、というのが結論。
そう、この親切な植木屋に通い詰めれば
きっと植木博士になれると思う。
なんせとても丁寧に細かく教えてくれる。
しかし、我が家にはもう植物スペースが無い!残念。
植木博士に近づくべく、通い詰めてみたいけど、
買う目的も無く行ったりしたらやっぱり失礼かな。
ちなみにBrezovica付近には何軒か大きい植木屋があるけど、
友人曰く、この店が一番態度も値段も良心的だそう。
ヴェスナの庭で
輝くトルコブルーのアドリア海に浮かぶ中世の古都。
"Pearl of Adiratic Sea"
豊かな自然に、美味しいワイン、シーフード。
燦燦と降り注ぐ太陽に、世界各国からやってくる豪華客船・・・
ドゥブロヴニクのキャッチコピーって、こんな感じかしら。
確かに観光客で溢れ、あっちにもこっちにも
土産屋が軒を連ね、毎夜海沿いではライブミュージックが。
それだけを見ると、確かに早い復興なのかも知れない。
けれど、当時、ドゥブロヴニクを去ったまま戻らない人、
あまりにもの惨事を目の当たりにしてしまい、
そのトラウマから立ち直れない人・・・
そういった人がまだまだ沢山いるのが現状だそう。
だって、あの炎上からまだたったの15年しかたっていないのだもの。
そんな中、ドゥブロヴニクで気丈に暮らしている一家がいた。
今回ドゥブロヴニクへ招待してくれた友人の古くからの友人、
ヴェスナの一家。
彼女の家はドゥブロヴニク城壁から少し離れた、グルッジュ湾
(豪華客船が毎日出入りしている大きな港)に面した、歴史ある建物。
しかし、この辺りの戦火もおとなしくはなかったのだろう、
建物にはまだ弾痕が残っていた。
ヴェスナの部屋からの眺め。グルッジュ湾。
湾に面しうっそうと生い茂った森。
この建物に覆いかぶさるような大きな木の茂った庭。
私たちがドゥブロブニクへ到着すると、
“三日後にその庭でのパーティに招待されている”、
と、友人が知らせてくれた。
実はそれが、ただの招待ではなく・・・
息子の19歳の誕生日パーティなので、
祝いに寿司をちょっとでいいから作って欲しい、
との、ヴェスナからの依頼付き。
“どう?やってもらえるかな・・・?”と、友人。
旅行などする機会の無いヴェスナ一家にとって、
“日本人がやって来る。しかも、料理人!?”ってのは
二度とないチャンスだったのだろう。
あいにく、そういう準備はしていなかったので、
二つ返事で・・・という訳にはいかなかったのだけど、
包丁セットと海苔ぐらいは持って行っていたので、
やってみることにした。
当日、調べてあった市場の魚入荷の時間に間に合うべく、
6時起床、子連れで仕入れに湾を渡って出かけた。
鯵、鱸、コチ、小烏賊。
リュブリャナの市場と品揃えは大差ない。
海が近いだけあって鮮度は幾らかはいいのだけど。
おとさん頑張れ!鯵の骨抜き中。2kgも買ってしまったんだよ。
夕方、そのうっそうとした森の庭に設営されたテーブルに
ヴェスナの作ったサラダなどが並ぶ、。
旦那も寿司の準備をして、三々五々集まって来る
ヴェスナの友人たちが揃うのを待っていた。
既に辺りは薄暗くなり、予定より2時間程遅れての幕開け。
小さな電燈のもと、細巻きを巻いて、握りを握る旦那。
バースディボーイも興味深そうに見入っている。
使用した米も酢も現地のもの。
なかなか思うような味、食感は出し辛かったけど、
不思議な和食&寿司体験をプレゼントすることが出来た。
勿論その場でも皆大いに楽しみ感謝してくれていたのだけど、
心を打たれた話はリュブリャナに戻ってきてから私の耳に届いた。
私たちがドゥブロヴニクを去った日、
ヴェスナがお礼を言いに私の友人の所を訪ねてきたそう。
その時の彼女の話。
「あのパーティは本当に意味の深いものだったの。
昔に息子が幼少の頃、何かのコミック誌を見ていたら
大きなテーブルで大勢の人が食事をしてるシーンがあったのね。
それを見た息子は、
“沢山の人が、こんなに料理いっぱいの食卓を囲んでいるよ。
みんなで食べてるよ。”
って、言った時の事を思い出したわ。
その頃は何も満足に食べられなかったのよ。
だから、この間はあんなにもテーブルに山盛りの料理がのって、
本当に、本当に嬉しかったの。」
深く心に傷を負った人々の生活と進む観光化。
観光化によって日々不便になり行く日常生活。
それでも、てっとり早い金銭的復興は観光化なのだろう。
そのアンバランスの陰陽ははっきりとしていた。
戦争なんてものに何の意味があるのか分からないけど、
今この瞬間にも、世界の何処かで
人の命を奪うだけではなく、人の心をずたずたに傷つけ、
後々の生活までも崩壊させてしまう様なことを、
同じ人間がしているのだと思うとなんともやりきれない。
実は初めて・・・
気付けば8月も一週間が過ぎた。
リュブリャナは妙な秋っぽい天気に突入してて、
過ごし易いといやそうなんけど、なんとも物足りない気がする。
それに、9月になれば息子の幼稚園通いも再開する。
4月半ばから1月半編入で入園させたけど、
息子は結局最後まで進んで登園する事はなく、嫌々通っていた。
私にとっても嫌がる息子を騙し騙し連れて行くのは負担で、
10数年前毎朝大学へ通う気も足取りも重かった自分の、あの、
同じ気持ちが彷彿させられてしまうのだな。
幼稚園は実際行けば楽しいのだけど。
でも、朝がばたばたと忙しくなるのは事実。
ま、慣れればなんてこと無いだろう。
大した事じゃない。なんて、小さなことで悩んでるのか・・・
ふぅー。
と、自分をなだめて、今日の小言は終わりにしましょう。
(このことが気になり始めて眠れないのです・・・)
さて、今日は実は初めて自分で作ったものの話。
何度も食べたことはあったのだけど、
作ろうと思ったことが無かったもの。
ポレンタ。
元々北イタリアの食べ物だそうな。
コーンの粉が原材料で、結構どんな料理(主に肉料理)
にも付け合せで付いている。
決して誰からも熱く語られることの無い品で、
どちらかと言うと、“ただお腹をいっぱいにする為に”
皿にのっている脇役なものかも知れない。
“えーまたポレンタァ・・・” とか、 “ポレンタはいらないわ”
ってセリフはしょっちゅう耳にする。
うちへは確か、去年私が寝込んでしまった時、
友人がランチを作りに来てくれ、その際彼等がうちのキッチンに
ポレンタを残していったのが初お目見え。
暫く誰にも手を付けられることなく、
封の切られたポレンタが粉類に紛れて鎮座していた。
それが、いつだったか、私がパンを焼こうと思ったら、粉不足、そこへ
粉の代わりに、えーい、とポレンタを混ぜたのが初使用。
450gで250円ぐらいかな。もっと小さいのと、そして5kgパックもあるそう。
思いの他面白く、風味があって、それ以来パン作りの為に常備。
でも、それ止まりだった、ポレンタのイメージ。
それが、なんとも一昨日友人が作ってくれたランチの、
その一皿の脇役ポレンタが驚くほど美味しかった・・・
なので、早速マネッコ。
手前のトマトソースののってるのがポレンタ。
まずはポレンタの作り方。
ポレンタに対して3倍、4倍の水を鍋に沸かす。
沸騰したら、塩、オリーブオイルちょっと入れてポレンタを
加え、混ぜるだけ。
すると、そのままポレンタがふやけて全体が一体になって固まる。
これを再度フライパンで焼いたり、オーブンに入れたりすると、
周りがカリッと香ばしくなる。
初めてだったので緊張しながらも、あまりの簡単さにビックリ。
今回の秘密はローズマリー。
葉を小さく刻んだものを加えると、ただお腹を膨らませるだけの固形物
(失礼!)に、キャラクターが。
そして、トマトの美味しい季節。
あいにく、我が家にはサンマルツァーノが無かったのだけど、
それでも大きく熟れたトマトで作ったトマトソースは絶品。
(昨日はサンマルツァーノだったので更に美味しかった・・・)
メインはヒレニクで、ルッコラに最近子供たちに大人気の
シンプルコールスロー
(刻みキャベツに塩、酢、EVオリーブオイルのみ)、
蒸し野菜で彩り好いサンデーランチと、相成りました。
はぁ~・・・さて、寝るかな。






































