美術館ってなんだろう?
今回のブログは自分でも結論が出ていない&熟考できていない、最近の関心ごとです。
もし何か読んで思うところがあればぜひコメントか、メッセージください!
※今回も酒飲んでないですあしからず!笑
美術に興味のある方、またはそうでない方へ。
まず初めにひとつ美術館をご紹介。
長野県上田市にある美術館、無言館。
ここは戦没画学生の遺作や遺品を集めた美術館です。
いわゆるゴッホ!ピカソ!フェルメール!といった
有名どころの画家の作品はひとつもありません。
戦時中、美術を学んでいた画学生達が戦争に駆り出され、
そして戦場で命を落とし、遺作となってしまった作品を展示しています。
美術館の詳細はこの程度にしておきますが、
この美術館の創設者である窪島さんの著書を読んで今回考えたことは
美術館ってなんだろう?
ということ。
そもそも、この窪島さんという方は、
無言館の他に「信濃デッサン館」という美術館を経営されていて、
自身が若い頃からコツコツと画商で買い集めた作品を展示している。
その美術館は、まさしく美術館。
一方、無言館は言うなれば無名、というか、有名になれなかった
そんな作家の作品を展示している。
絵に対する情熱が最も激しく、精神的にも技術的にも成長するはずの青春時代を、野蛮で残酷な軍隊に押し込まれていた。絵を描けないどころか、生死の権さえ握られていた。うらみは大きい。私は生き残ったが、絵を描きたいと思いながら、戦場で死んだ若者たちは一層浮かばれない。『浜田智明聞書 人と時代を見つめて』(西日本新聞社、1996)
決してこれは、画学生に限ったことではなく、
戦時中、誰しもが何かしらの未練を残して戦場へ向かったはず。
だけどやっぱり美術かじっていた身からすると、
とりわけ画学生の未練に共感をしてしまう。
そしてまた同じ問いに返ってくるのですが、
美術館ってなんだろう?
価値ある作品を見るためにお金を出す人がいて、
お金を払ってでも観に行きたいと思わせるような作品を集めるところ?
だとしたら、無言館は美術館ではなく、
戦没者、とりわけ画学生のための慰霊施設なのか?
無言館創設者である窪島さんも周囲の関係者から、
いくら戦没画学生が描いた絵だといっても、
絵は絵として評価しなければならない、という意見があったそう。
無言館は、美術館なのか。
はたまた戦没者慰霊施設なのか。
この秋、コロナの状況次第ですが訪れる予定の無言館。
行けば自分なりの結論が出せるのだろうか…。
おわり
興味ある方はぜひ↓
ももんちゅ@横須賀在住✳︎飲酒…のmy Pick