縞状鉄鉱床とおばあちゃん | あなたと飲む水は、プレミアムモルツの味がする。

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トランプのダウトをしたら、ターンが回ってくるたびに誰かに「ダウト!」と言われる系女子です。よろしくお願いします。

46億年前から地球の奥底で少しずつ少しずつ作られてきた縞状鉄鉱床を、地球上の歴史初心者の我々が使い果たそうとしている。

 
 
そう考えると、身の回りに溢れすぎている鉄鉱石を原料としているさまざまな物体がやたらと目につくようになる。
 
 
 
 
 
 
それは、私の祖母が亡くなった時にふと感じたあの感覚に似ているような気がする。
 
 
私が生まれた時、既に両方の祖父は亡くなっていたので、おじいちゃんという存在が未だにわからない時がある。
そんな私にとって、お正月やお盆は「おばあちゃんの家」に行くイベントでもあった。
 
私が大学生のとき、父方の祖母が亡くなった。
 
私は祖母の生きてきた時間を感じるための作品を作った。
 
 
さらにその数年後、母方の祖母が亡くなった。
 
子供や孫に囲まれて静かに亡くなった祖母は、きっと幸せだったと思う。
 
 
 
2人のお葬式にはもちろん参列したが、私はこのどちらにも妙な感覚を覚えていた。
 
そしてその妙な感覚の正体を(不謹慎かもしれないけど)2回目にしてようやく突き止めた。
 
 
 
私にとって祖母は、自分が生まれた時から祖母が亡くなるまでの二十数年間ずっと存在してた。
当たり前かもしれない。
 
しかし、祖母にとっての私は、七十代の途中から亡くなるまでの二十数年間しか存在していないのだ。
 
 
わたしの人生の全てを知っているひとの
人生の1/4もわたしは生きていない。
 
 
祖母のお葬式には、わたしの知らない祖母の親戚、知り合い、友人がいて、その会話の中にはたしかに、わたしの知らない祖母がいた。
 
 
この時、なんだかわたしは救われたのである。
それ以外の言葉で、あの気持ちをなんと言っていいかわからない。
 
 
 
というのが、縞状鉄鉱床に似ていると思う感覚でした。
 
 
自分でも、よくわからない。
 
 
 
おわり