先日、届いた通販雑誌「通販生活」に掲載されていた
落合恵子さんと小泉純一郎元首相の対談記事を読みました。
通販生活については → こちら
(今回の表紙の言葉にはえっ?!と驚かされたのですが、
ページをめくってみて、あー…としてやられた感…こういう風刺センスもうん、好きですね)
さて、本題です。
対談の話題は、総理大臣を務めていた当時、
原発の3大スローガン「安全、安い、クリーン」をそのまま信じていた小泉さんが
原発ゼロに転じた、その「転」に関して。
落合恵子さんが
「小泉さん語録には、『人生には3つの坂がある。上り坂、下り坂とまさかだ』という言葉が
ありますが、小泉さんご自身が「まさか」の人生を歩んでいらっしゃる」
というように振ったときの小泉さんの言葉が以下です。
「ときどき、いったい俺は何をやっているんだろう?と思うことがある」
「なぜなのか、説明がつかない」
「想定外」
「議員を37年もやって総理大臣もやってのんびりしようかと思っていたのに、
何かに突き動かされているかのように動いている」
(今、もう手元に雑誌がないので、以下は記憶で書いています。
一言一句正確ではないと思いますが、ご了承ください)
☆ ★ ☆
…私自身にも「いったい私はどうしてこうしているのだろう?」と思うことが度々あるのです。
具体的に言うと、大切にしていたはずの家族と
なぜ離れたのだろう?ということです。
どうにも説明できない。
だから、説明なんぞしないようにしてきたのですが、
説明できないことを「説明できない」と言葉にできる小泉さんの表現力って、清々しいです。
…政治家としての小泉さんが成してきたことには、
一人の日本人として、いろいろに想うことはあるのですが、
小泉さんは、表現力が豊かであるゆえに、想っていることがわかりやすい、
よく伝わるという限りない魅力があるなぁと思います。
そして、そんな小泉さんに
「変わり得る才能がおありになる」、と作家落合恵子さんの言葉。
変わる、変えるって怖い。
それを超えてゆく変容って、確かに能力であり、チカラなのですよね。
いろいろにはっとさせられた対談でした。
つづく